2022年7月18日月曜日

OM-1の野鳥写真、AF設定の再考

 OM-1のファームウェアVer.1.2がリリースされたので野鳥撮影で試してみました。

撮影機材および設定


不思議な現象

自宅で撮影設定の見直し中に、不思議なことが起きた。OM WorkspaceからロードしたC1〜4のISO感度がオート上限のまま固定されてしまったり、設定変更した値がすぐ反映されなかったりしました。工場リセットも視野に入れたが、C1〜4を切替えているうちに直りました。


撮影序盤

Ver.1.1では問題なかった鳥の被写体検出AFのロックオン状態が外れやすい印象を受けました。というより、C-AF追従感度+2が更に俊敏になって前景に引っ張られやすくなったのでしょうか。C-AF追従感度を+2から-2まで切替えてみたり。AFターゲットモード表示を粗くしたり細かくしたり。C-AF中央優先を外したりC-AF+TRを使用してみたりした。結局のところ、AI被写体認識AFの謎は解けず。従来のC-AFとAFターゲット表示On2の組み合わせは相変わらず優秀ってことが分かりました。





OM-1 の「七不思議」の1つは後日解明。「もっと粘る」モードも考えました。


EE-1改、死亡

そもそも狙っている鳥が川の上を高速移動するツバメで、上手に撮れたことがない。一体、どうやって撮ればいいのか。道端のコスモスを眺めながら悩んでいるうちに、なんと夏の強烈な日差しの影響か「新品のSDカード」が読み取り不可となり突然死んだ。その後に「EE-1改」のメタルパテ部分がポロっと取れてしまった(;・∀・)恐るべし太陽...




AFリミッターOn

EE-1の両眼視は使用不可になった。何度も諦めて帰ろうと思ったが、ツバメ達は30〜60分間隔で水を飲みにやってくる。暇つぶしに遠くのガードレール越しの車をどうすれば追いかけながら撮影できるかを考えているうちに「C-AF追従感度+2のまま川をAFリミッターで範囲指定してしまえばいい」ことを思いついた。早速、プリセットMFで手前と奥の川岸を測定後にAFリミッターを設定したところ、、、

撮れました(∩´∀`)∩ワーイ


(参考)OM WorkspaceのAIノイズリダクション:標準

 
撮影中盤は微妙に被写体ぶれするツバメ写真を量産していたが、AFリミッターと共に最後の最後でシャッタースピードが1段足りないことに気がついた。しかし贅沢なもので、撮れたら撮れたで川の波の模様やツバメの翼のバランスが良い写真というのは僅か数枚で、まだまだ修行が足りません。しばらく♥連写で十分かも。

この栗毛の多いまんまるとしたツバメは夏鳥の「イワツバメ」のようだ。この時期は幼鳥が独り立ちする季節のようで、ふらふらと不安定な飛び方をする者もいたが、いつの間にかみんな上手に飛べるようになっていた。
 
そういえば冒頭のカモは見た目は立派な大人なのに、母鳥にくっついて一列に並んで歩いていて初々しかったし、2番目の写真もムクドリの群れの中の一羽です。他と羽の色が違うので注目していたが、幼鳥だったのか。なるほど。
 
 

OM-1の熱対策

OM SYSTEM OM-1は、カメラボディ全体で熱を拡散する方式を採用しています。「設計初期段階から熱解析をすることで、厳しい条件の撮影に耐えられる最適解のボディサイズおよび内部構造になっている」とのこと。本日は猛暑日で長時間の撮影でしたが、OM-1とプログレードのコバルトは無事完走することができました👍



写真家x開発者クロストーク」より





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