OM-1の残りの空きスロットをSUNEASTの「ULTIMATE PRO 128GB」で埋めてみました。
主な仕様
- ビデオスピードクラス:V90
- 最大読込速度:300MB/s
- 最大書込速度:290MB/s
- セル方式:pSLC方式
- 記憶容量:128GB
- 動作温度:-25℃ ~ 85℃
- 外径寸法:24 × 32 × 2.1 mm
- 質 量:2g
外観は、こんな感じ |
基本情報
- 製品名:SUNEAST ULTIMATE PRO 128GB
- 希望小売価格:オープン価格、初値17,380円
- 保証期間:5年
今回も128GBをチョイス |
pSLC方式とは
SDカードの記録方式は、大きく分けてSLC、pSLC(疑似SLC)、MLCの3つがある。pSLCは、「MLC方式のまま容量の半分をキャッシュ化することでSLCの性能に近づけることができる技術」とのこと。耐久性とコストパフォーマンスに優れた特長を持つため、ドライブレコーダーやバックアップの分野で注目されています。
- SLC方式(耐久6〜10万回):サンディスク Extreme PRO、プログレードデジタル コバルト、ソニーTOUGHシリーズ
- pSLC方式(耐久2〜3万回):SUNEAST ULTIMATE PRO
- MLC方式(耐久3000〜1万回)
入れ忘れ防止
容量的にはOM-1用に購入したプログレードデジタルの「コバルト128GB(過去記事)」1枚だけで、特に困っていませんでした。しかし、先月にうっかりSDカードの「入れ忘れ」をしたことがあり、もしものときの為に残りのスロットを埋めておくことにしました。ということで、SUNEASTの「ULTIMATE PRO 128GB」をポチり。
COBALT 128GBとの比較
以下の前提条件で連写速度を測定してみました。
前提条件
- OM-1+M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
- ♥連写SH2
- LSF+RAW
- 比較手順
- シャッター長押し
- 左上のカウント[0]でシャッターを離す
- 左上のカウント[90]が消えるまでの時間を記録
測定結果
OM-1のSDカードスロット設定毎に測定した結果、「ULTIMATE PRO 128GB」と「COBALT 128GB」の書込み速度に差はありませんでした。参考として、E-M1 Mark IIから使用しているSanDisk Extreme PRO 32GB(R300MB/s)の結果も同じでした。小数点以下は、測定者のシャッターを離すタイミングやストップウォッチ停止の誤差があります。
記録設定 |
メーカー |
タイム |
標準 |
SUNEAST |
31.93秒 |
標準 |
PROGRADE |
31.36秒 |
標準 |
SanDisk |
31.53秒 |
自動切替 |
SUNEAST |
31.66秒 |
自動切替 |
PROGRADE |
31.40秒 |
振り分け |
(1)PROGRADE[RAW] (2)SUNEAST[LSF] |
31.30秒 |
振り分け |
(1)SUNEAST[RAW] (2)PROGRADE[LSF] |
31.76秒※ |
振り分け |
(1)SUNEAST[LSF] (2)PROGRADE[RAW] |
31.66秒 |
同一書込 |
(1)PROGRADE (2)SUNEAST |
31.85秒 |
同一書込 |
(1)SUNEAST (2)PROGRADE |
31.23秒 |
※振り分けでスロット2がPROGRADEのときに、[LSF]の書込み完了が59秒、44秒と遅延が発生するケースがありました。PROGRADEのカード初期化を行い、その後は正常に戻りました。
試写
いきなり読み取り不可になり突然死しました。テスト撮影では好調だっただけにビックリです。PCでも読み取りする事ができなくなり、サポートに見てもらったところ初期不良とのこと。交換または返品の選択ができました。
(おまけ)OM-1の供給不足は解消
これまで納期2ヶ月だった「OM SYSTEM OM-1」は、2022年7月から納期2週間に改善されました。海外ではOM-1が入手できないという不満コメントをよく目にしたので、これで落ち着くとよいですね。一説には「OM SYSTEM OM-5の初期ロットの量産が落ち着いたのではないか」という話があります。