9/12、ミラーレス一眼カメラ用交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO」のお届け遅延のお詫びが掲載されました。
噂
- 「50-200mm F2.8 PROは40-150mm F2.8 PROの後継ではありません」「今のところテレコンバーターのホワイトバージョンの計画はありません」(9/10、
Gizmomo freaks) - 「300mm f/4 PROとの比較: 300mmは画質がわずかに優れ、焦点距離も長いですが、開放F値は小さいです。しかし、50-200mmははるかに汎用性が高く、1.4倍テレコンバーターとの組み合わせで非常に優れた性能を発揮するため(最大560mm相当)、300mmを維持するかどうかは難しい判断になるでしょう」
- 「40-150mm f/2.8との比較: この比較はさらに難しいです。サイズ、重量、価格を除けば、ほぼすべての点で50-200mmは旧レンズを上回っています。これらは重要な要素です!しかし、50-200mmははるかに多くの機能を備え、より高速で信頼性も高いです。50-200mmのオートフォーカス、近接撮影、そしてデュアルシンクロ手ぶれ補正の改良は、その価値を十分に感じます」(9/10、Megapixel Road)
- 「本製品につきましては、大変多くのお客さまにご予約をいただいており、一部のお客さまには発売日以降、製品のお届けまでお時間をいただく場合がございます。製品をお待ちいただいているお客さまをはじめ、関係者の皆さまに大変なご迷惑をお掛けいたしますこと、深くお詫び申し上げます」(9/12、インフォメーション)
主な仕様
- レンズ構成:13群21枚
- 防滴処理:防塵防滴機構
- 手ぶれ補正:搭載
- 最短撮影距離:0.78m
- フィルター径:77mm
- 最大径x全長:Ø91.4 x 225.8mm
- 質量:1,075g (三脚座、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフードを除く)
基本情報
- 製品名: M.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8 IS PRO
- 希望小売価格: オープン価格、初値413,820円
- 発売日: 2025年9月27日(土)
外観
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新旧MTFチャート比較
- 旧50-200mm SWD(上段):
- 赤線の高周波(60本/mm)は中心から周辺に向かって急激に低下。端で50%以下まで落ち込む。テレ端(200mm F3.5)はさらに周辺の低下が顕著で、解像が甘くなる傾向。青線の低周波(20本/mm)は周辺光量や収差の影響でややコントラストが低下する。サジタル(実線)とメリジオナル(破線)の差が大きいため、周辺で差が大きく、像の流れ・コマ収差・アスティグマティズムの影響が出やすい。
- 新50-200mm F2.8 IS PRO(下段):
- 赤線の高周波(60本/mm)は中心から周辺まで比較的フラットに高い値を維持しており、周辺でも70%前後を確保。特に200mmでは旧型よりも明らかに安定。青線の低周波(20本/mm)はほぼ全域で90%近く維持。フラットで全体的に抜けのよい、クリアな画質を得られる。新型は点像再現性が高く、星景や夜景など点光源でも崩れにくい。サジタル(実線)とメリジオナル(破線)が近く、周辺でも差が少ない。点像再現性が高く、星景や夜景など点光源でも崩れにくい。AF追従、細部描写、建築などでも新型が有利。
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上段:旧フォーサーズレンズ 下段:新製品、マイクロフォーサーズ |
新旧背景ボケ比較
M.40-150mm F2.8 PROは2014年設計で、当時としてはズーム全域のシャープネス重視。球面収差や非点収差を「解像側に最適化」しているため、背景ボケが硬く出やすい。1.4xや2.0xテレコンを入れると、レンズ自体の収差(特に非点収差・倍率色収差)が増幅される。これによりボケ縁が強調され、二線ボケ(アウトラインが二重に見える)が出やすい。そのため、枝や草の輪郭が二重線気味になり、ざわついた印象になる問題があります。新型は、先ほどのMTFチャートでも見た通り、サジタル/メリジオナルの差が小さく、球面収差のバランスを現代的に最適化した特徴があり、ボケが素直で二線ボケは出にくい設計です。もし「鳥を主に撮る」なら、新50-200mm F2.8 IS PROのほうが向いています。逆に「動体・スポーツや飛行機」なら40-150mm F2.8 PROのキレの良さが活きます。
以下、海外フォーラムの興味深いコメントを集めてみました。
- 「この噂の良いところは、室内で35mm判100-400mmをF2.8で撮影できる点です。ソニー100-400mm F4.5-5.6だと屋内スポーツには遅すぎる。そこで 70-200mm F2.8mmに切り替えましたが、短すぎるためAPS-Cモードで撮影する必要があります。α1だと20MPで300mmまで撮影できますが、これは価格も重量もはるかに安いm4/3よりも画質は劣ります。100-400mmの焦点距離があれば、私が撮影するほぼすべての屋内イベントをカバーできるだけでなく、野生動物(小型で動きの速い鳥)を撮影する150-400mmの素晴らしい相棒になるでしょう」
- 「(これで40-150mm F2.8と200mm F2.8の両方のレンズが使えるようになりますというコメントに)私は40-150mm F2.8を2本使っているので、1本を50-200mm F2.8に交換します。そうすれば、PL 200mm F2.8の問題点(固定焦点距離、OMボディだと防塵ゴムが合わない、シンクロ手ぶれ補正がない、フレームレートが25fpsに制限されている)が解決します。スポーツと野生動物を撮影するこのゲームシステムに最適な追加機能です」
- 「(コンサートの写真撮影で50mmは狭すぎるという意見に)そうですね、そのようなイベント作業では、1つのボディに L.25-50mm を装備し、もう1つのボディに 75mm F1.8 を装備すると便利です。m4/3は、結婚式、劇場、企業の役員会議室での撮影に最適です」
- 「コンサートはOM-1+ 40-150mm F2.8をメインカメラとして使います。次に腰に下げた S5IIに16-28mm
F2.8を装着して撮影します。その後、全身や胴体部分の構図をもう少し明確にするため、S5II を 50mm F1.8 または 35mm
F1.8に交換することが多いです。
OM-1に45mm F1.2 や 75mm F1.8を装着して、変化をつけたり、より幻想的なショットを撮ったりすることもあります。私が撮影するメイン会場は照明設備が素晴らしいので、よほど変わったことをしない限りは大抵大丈夫です。もう1つの会場は全体的に光が少なく、天井も低いので、本当に運任せです」
更新履歴
- 「長らくお待たせしていましたレンズロードマップにある中望遠ズームレンズも年内の発売に向けて準備を進めています」(1/6、新年のご挨拶と2025年の展望)
- 「OM SYSTEM は最新のレンズロードマップを皆さんと共有できてとても嬉しいです。中望遠ズームレンズ(期待されていたもの)も含まれており、 「50-200mm PRO」の予告もあります 😏 」(3/1、Instagram※現在は削除)
25/3/2、CP+2025で噂の中望遠ズームレンズの拡大画像が公開されました。
「いまこの製品は試作の最終段階にきておりまして、着実に仕上がっております。そう遠くない間に皆様にお知らせすることができるのではないかと思います」(3/2、CP+2025) - 鏡胴はOMのM.150-400mm F4.5と同じ白色塗装で、PROレンズの最上位クラスに位置付けられる。前玉はかなりの大口径で、F2.8通しを示唆する設計に見えます。もしF2.8–3.5のような可変F値ズームなら、この鏡筒はやや太すぎて構造的に過剰な印象を受けます。
- 25/6/9、M.50-200mm F2.8 IS PRO(仮)の専用ページを作成しました。
- 「OM Digitalの新製品発表イベントが近々開催されるという噂を耳にしました。どうやら、何人かの「インフルエンサー」がテスト用の機材を受け取ったようです」 (8/21、43Rumors)
- 「信頼できる情報筋から聞いた話では、これは100%間違いなく50-200mm F2.8だそうです。もしそれが本当なら、OM SYSTEMのまったく新しいプロジェクトに期待できます」(8/22、theItN)
- 8/29、OM SYSTEMの新しい望遠ズーム「ED 50-200mm F2.8 IS PRO」の製品画像と発表日に関する情報が噂されています。
- 「近日発売予定のM.ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm f/2.8 IS PROの初リーク画像、9月10日に発表予定!」(8/29、43Rumors)
- よくあるスケジュールとしては、発表が6月末〜9月初旬(写真イベントや新製品ラッシュ時期)、発売が8月〜10月ごろでしょうか。最新の噂と照らし合わせると、発表は「今秋(9月頃)」、発売は「9月〜10月」と言えるかもしれません。 →2025年9月10日(水)15:00発表
- 最初の製品画像です。スイッチ類が大きく見えるのでかなりコンパクトではないかと海外のOMファンは噂しています。
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- 9/10、OM SYSTEMの新しい望遠ズーム「ED 50-200mm F2.8 IS PRO」が正式発表されました。