2024年2月24日土曜日

噂: LUMIX ポケットカメラ MFTの発売までXX日

パナソニックは、いつでもコンデジサイズのマイクロフォーサーズカメラを作れるみたいです。

  • 「(GMみたいな小さいカメラはもう作れないですよねという質問に)いえ、ご要望があれば作れますよ」(2/23、CP+2024 LUMIXブースにて)
  • ライカは、LX100 II のライカ版として知られる D-Lux 7 (Typ 3952) の新しいバージョン (Type 3952A) を登録しました」(3/17、E8M_8888

 

2/23、LUMIXのブースにて、まぁ驚きすぎてひっくり返るかと思いました。マイクロフォーサーズのカメラがどんどん大きくなっているので、コンデジサイズの開発・量産は店じまいしたのかと諦めていました。ご要望があればとありますが、LUMIXのXアカウントには、GM後継機のリクエストがよく届いているように見えます。やはりスマートフォンの普及によって企画が通らないというのが本音でしょうか。

GRIIIやX100は今も好調のようですが、パナソニックの開発陣には声が届かない。なぜだ。 

みんな、GRくらいのコンデジサイズのMFTカメラを、ポケットに入れて持ち歩きたくないのだろうか。

 

小型ゆえの強み

LUMIXブースでは、日頃から不思議だった20mm F1.7、12-32、35-100mmなどの小さいのによく写るレンズについて理由を教えてもらいました。

これまでは「プラ外装がなあ。伸びるのも格好悪い」なんて思っていたので、ちょっと上から目線だったかもしれません。ごめんなさい。ということは、OMの9-18mmや17mm F2.8も同じ話ってことだ。



GRシリーズを調べてみると、その全群繰り出し方式を採用していた。強い。この方式は、フォーカスに必要な機構をレンズ内に組み込むので、レンズ全体のサイズや質量を抑えることができる。しかも、小さい方がレンズを確実に固定できるので精度を出しやすい。だから20mm F1.7、12-32、35-100mm、9-18mm、17mm F2.8どのレンズも小さいのに評判がいいんだ。

ただし、AFが遅い欠点がある。レンズ全群を駆動させる必要があるので、高速化はとても難しいとのこと。なのでGRのようにF5.6〜F8に絞ってパンフォーカスでスナップをバシバシ撮るのが正解のようです。

パナソニックは、MFTでポケットカメラを発売しないだろうか。更に薄型にした14mmと20mm のパンケーキレンズとセットでどうでしょう。Z世代の”Y2K”の流行は今も続いているので、機運は高まっている?かもしれません。


 

 

ロゴ問題

これまで発売されているカメラの中で、カメラボディから”4K”などのスペック情報を排除して、会社名、機種名などをできるだけ目立たないように工夫されているものが存在します。リコーGR、富士X100、シグマfp、そしてパナソニックGMといった、どちらかというと質感にこだわった硬派なカメラです。

積極的な発言をしない人達は、わざわざカメラの細かい仕様まで企業アンケートやメールで意見を言うことはありません。GMの後継機を出して欲しいなあ。。頑張ってくださいね、くらいは遠慮して言うかもしれませんが。

「要望があれば作りますよ」というパナソニック開発陣の回答は頼もしい限りですが、サイレントマジョリティの声を見逃してしまっているのかもしれません。

そんな理由で買ってもらえるの?と思うかもしれません。でも、そんなものですよ。これまでも営業部門からの要求だったり、組み立ての現場で作業者が間違えてしまうなどの理由からボディがロゴだらけになる事情はあるんでしょうけど。

一般消費者としては、デザインが気に入らなければ買わなければいいだけです。

商品ラインナップを持っているところは、小型カメラは下位モデルと位置付けられて上位機に遠慮してしまうところがある。特にマイクロフォーサーズ陣営は顕著です。この10年、明らかに見劣りするようにデザインして作ってますものね。ああ勿体ない。

 

シリーズ化できない問題

こういった硬派なカメラは、唯一無二の機能が備わることが多いです。GMのサイズ、PEN-Fのモノクロプロファイルなど。そして、ゆっくりと時間をかけて熱狂的なファンが生まれる。私もその一人です。

だから、後継機種が出ないことも共通点としてあります。営業部門からはGMは失敗。PEN-Fはトラウマ級の販売実績なんて声が聞こえてきます。

そして、ユーザーも「ああ、あのとき買えばよかった」と後悔します。今更このスペックであの金額は出せないと。わかります、その気持ち。

これはX100シリーズを参考にした方がよいだろうと、富士フイルムブースにお邪魔しました。



鳥認識AFが付いておりまして、値段が2倍になったことで「えっ、それならOM-1IIやG9IIの方が」と正直思ってしまいましたが、それ以外は大変魅力的なカメラでした。

ダイヤルのギミックであったり、OVF-EVFを切り替えられる仕組みなど他社にはない唯一無二の機能があります。 


ロゴがFUJI(富士山)なのもよい





ボディ正面にロゴが少なすぎるのも寂しいかなと少し思いましたが、レンズとボディのデザインが統一されていて流石です。そうか、レンズ交換式は、こういったところが苦手かもしれません。




出てくる写真は、とっても高精細で綺麗でした。これは隙がありません。40MPで瞬間を切り取ったあと、後でトリミングする楽しみが増えました。首に掛けて「さあ、街へ出かけよう!」となるカメラです。

外国のお客様が、目をキラキラさせながらガラスの中の歴代のX100シリーズをスマホで撮影されていました。そういえばモデルさんも外国人です。

昔、ベルギーの人にX100を自慢げに見せてもらった事がありました。これ、いいだろう〜みたいな。いいよね、X100。当時、日本人として嬉しく思いました。



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