2012年11月10日土曜日 更新:

20mm F1.7購入レポート。OM-Dとの相性問題を考える

OM-Dの購入から約半年が過ぎたが、遂にマイクロフォーサーズの神レンズをポチってしまった。17mm F1.8の年内発売の噂の影響なのか、価格下落が著しいPanasonicの20mm F1.7である。ただ、AFが遅いとか、オリンパスボディでは色収差が補正されないといった相性問題をよく聞くので、二の足を踏んでいた。そもそも、フォーサーズのレンズ資産が購入を遅らせた一番の原因だが、値ごろ感のある価格帯になっている今、購入欲が再燃した形だ。

主な仕様

  • レンズ構成:5群7枚
  • 最短撮影距離:0.2m
  • 最大撮影倍率:0.25倍
  • フィルター径:46mm
  • 最大径x全長:Ø63x25.5mm
  • 質量:87g

基本情報

  • 製品名:マイクロフォーサーズシステム用交換レンズ「H-H020」
  • 希望小売価格:55,000円(税込)
  • 発売日:2009年9月18日(金)
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外観

 
OM-D E-M5 + LUMIX G 20mm F1.7
 
 
 
 

試写

実際にE-M5に付けて使ってみた感想は、人物撮影も風景写真もシャープに撮れる印象。 開放の写りは、フォーサーズの50mm F2.0マクロに通じるものがある。

お子様ラーメン

AモードでF8~11に絞った写真も、隅々まではっきり写っていて好感触。オリンパスの画像処理エンジンとの相性も良いと思う。
 
20mm F1.7は絞っても良し
 
キリンシティ 新宿




フレアとゴースト

唯一気になったのが逆光でのフレアやゴーストで、口コミの情報だとこのレンズの逆光耐性は強いらしい。しかし、大きなゴーストがでた・・

画面中央に大きなゴースト

購入前はAFの速度を心配していたが、子供達の撮影ではあまり気にならなかった。キットレンズと比べると確かに遅いが、MMF-3経由のコントラストAF対応のフォーサーズレンズと同等かと。

 

色収差

色収差については、今日1日の写真を等倍にしてあら捜ししてみたが分からず。。周辺に色の滲みが出るということなので、見つけた時はRAW現像で修正しようと思う。OM-D E-M5との相性はまずまず。フリーズやAFの問題は、OM-Dの最新ファームウェアで改善された可能性もある。

マイクロフォーサーズの明るい単焦点レンズを体験できたので、物欲がフツフツと沸いてきている。いよいよフォーサーズ資産を整理すべき時期に来たのかもしれない。オリンパスの銀レンズ四部作は、しばらくその色のままでいてくれた方がお財布には優しいかも。