最新の OI.Share(v1.4)では 、アプリに登録できるカメラの台数が、従来の1台から10台に増えました。
GPSロガー機能(位置情報付与)
OMカメラのリモコンや写真転送がメインのアプリですが、GPSロガー機能を使用することができます。iPhoneに搭載されているGPS精度の目安は以下の記事を参照してください。
GPSの技術仕様
日中やベランダなど北極星が見えないときの極軸合わせを効率アップするiOSアプリ「PS Align Pro」を使用してみました。
事前準備
OI.Shareアプリの初回起動時に、以下の項目をすべて「許可」します。GPSログを記録する前に一度点検しておくと安心です。
- 設定>プライバシーとセキュリティ>位置情報サービス
- OI.Share>このアプリの使用中、正確な位置情報: ON
- モーションとフィットネス>フィットネストラッキング: ON、OI.Share: ON
GPSロガー設定(初回のみ)
- OI.Share アプリをタップ
- 右上の歯車をタップ
- 位置情報付与をタップ
- 地図のタイプ:航空写真
- 標高/水深グリッド:50mm(デフォルト)
- ログ記録中の通知>通知しない
- 完了をタップ
省電力モード設定
- iPhone の設定>プライバシーとセキュリティ>位置情報サービスへ移動します
- システムサービス>製品の品質向上(iPhone解析、位置情報の精度を改善、経路と交通情報、”マップ”の改善)をすべてOFFにする
- コントロールセンターを開く
- 何も無いところを長押し
- 「コントロールを追加」をタップ
- 「省電力モード」 「ダークモード」「機内モード」をタップ
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横一列に並べると設定漏れを減らせます。更に集中モード(睡眠: 通知OFF)オンと明るさを最小にすれば完璧です |
下図は、iPhone16を使って「省電力モード + OI.Shareの位置情報付与 ON」にした状態で、机の上で8時間放置した時のバッテリーレベルの推移です。バッテリーの消費はわずか 13%(91% → 78%)、1時間あたりの消費は 約1.625% でした。単純計算すると約61時間半まで記録できる可能性があります。
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※後日、実際に登山をした時のバッテリーレベルの推移を掲載します。 |
登山/トレーニング開始時
- コントロールセンターの「機内モード」「省電力モード」 「ダークモード」「集中モード(睡眠)」をタップ
- OI.Share アプリをタップ
- 「位置情報付与」をON
- 「位置情報付与」をOFF
- 「停止して保存」が表示される>キャンセルをタップ
手順4で何も表示されない場合は、GPSロガー機能が正しく動作していません。我が家の場合は、事前準備を点検しましたが改善せず。OI.Shareの歯車メニューからカメラの登録を一旦削除したところ問題が改善されました。
登山/トレーニング終了時
- 「位置情報付与」をOFF
- 「停止して保存」をタップ
- 情報の編集が表示されるので、ログ1をタップ
- 登山/トレーニングの内容に更新して「完了」をタップ
(機種限定機能)撮影しながら位置情報を追加
スマートフォンで「位置情報付与」をONにしたあと、対応機種でBluetooth接続すると、撮影しながら同時に位置情報が付与される。カメラを接続するときは「機内モード」をOFFにします。
- 対応機種:OM-1 Mark II、OM-1、OM-3、OM-5 Mark II、OM-5
更新履歴
- 2013/12/27、 「OM-D E-M1の内蔵Wi-Fi仕様とOLYMPUS Image Shareで出来ること」の記事公開
- OM-D E−M1に搭載されている内蔵Wi-Fi仕様と無償のOI.Shareアプリが何気に凄いと思うのでご紹介します。
- OM-D E-M1の内蔵Wi-Fi仕様:
- 対応規格: IEEE802.11b/g/n
- 接続方式: Infrastructure
- セキュリティ: WPA Personal
- SSID:E-M1-P-製造番号(固定)
- パスフレーズ:8桁(固定)セットアップメニュー/Wi-Fi設定/プライベート接続パスワード設定に入り、録画ボタンで自動生成できる。ここで、自分の好きな数字が出るまで繰り返す。
- Wi-Fi接続手順:
- カスタムメニュー/K.その他/タッチパネル設定:ON
- 画面左上の[Wi-Fi]マークをタッチ
- スマートフォンのWi-FiをON
- (初回のみ)スマートフォンのWi-Fi設定でSSID:E-M1-P-”製造番号”をタッチ
- (初回のみ)パスフレーズを入力。チェックマークが付けば接続完了
- スマートフォン専用アプリ「OLYMPUS Image Share(OI.Share)」 を起動する。他のWi-Fiに接続中の場合はNo.4の操作で切り替えが必要。PC/Macから接続する場合はブラウザのアドレス欄に以下のURLを入力する
URL:http://oishare/DCIM/
- OLYMPUS Image Shareで出来ること(ver.2.1.1)
- リモコン
- 撮影モード(P/A/S/M/iAUTO)の切り替え
- シャッタースピード、絞り値、露出補正の変更
- ライブバルブ、ライブタイム撮影 (撮影モードManualでシャッタータッチで選択)
- タッチシャッター、タッチフォーカス
- 単写、連写H、連写Lの切り替え
- タイマーシャッター (^^♪ オススメ!
- 画面左右反転
- タイマー音声(設定手順は、OI.Shareアプリのホーム画面右上の歯車アイコンタッチ→リモコン/タイマー音声でC1に録音後、リモコンのタイマーシャッター選択/音声マークをタッチして音声オフ→オン→C1に切り替える。我が家では子供達の声で「はい、チーズ」を設定してます。)
- 写真加工
- カメラロールの写真にアートフィルターを設定
- 手書きサイン、写真サイン、テキストサインの挿入
- OM-D、Olympus PEN、E-System、STYLUSマークの挿入 (^^♪ オススメ!
- フォトストーリー 加工(フォトストーリーで撮影した写真のみ)
- 位置情報付与
- GPSロガー機能!(^^♪ オススメ!
- 撮影した写真に位置情報を付与できる
- 以上です。カメラの内蔵Wi-Fiは一度経験してしまうと手放せない機能の1つだと思います。今後発売されるデジタル一眼カメラにWi-Fiが搭載されるのは、当たり前になるでしょうね。