2025年9月16日火曜日 更新:

iOS26: OI.ShareのGPSロガー機能を有効にする

8/29、OI.Shareアプリに10台までカメラを登録できるようになりました。

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最新の OI.Share(v1.4)では 、アプリに登録できるカメラの台数が、従来の1台から10台に増えました。  

GPSロガー機能(位置情報付与) 

OMカメラのリモコンや写真転送がメインのアプリですが、GPSロガー機能を使用することができます。iPhoneに搭載されているGPS精度の目安は以下の記事を参照してください。
 

 
事前準備 
 
OI.Shareアプリの初回起動時に、以下の項目をすべて「許可」します。GPSログを記録する前に一度点検しておくと安心です。 
  • 設定>プライバシーとセキュリティ>位置情報サービス
  • OI.Share>このアプリの使用中、正確な位置情報: ON
  • モーションとフィットネス>フィットネストラッキング: ON、OI.Share: ON

 

GPSロガー設定(初回のみ) 

  1. OI.Share アプリをタップ
  2. 右上の歯車をタップ
  3. 位置情報付与をタップ
  4. 地図のタイプ:航空写真
  5. 標高/水深グリッド:50mm(デフォルト)
  6. ログ記録中の通知>通知しない 
  7. 完了をタップ 

省電力モード設定

  1. iPhone の設定>プライバシーとセキュリティ>位置情報サービスへ移動します
  2. システムサービス>製品の品質向上(iPhone解析、位置情報の精度を改善、経路と交通情報、”マップ”の改善)をすべてOFFにする   
  3. コントロールセンターを開く
  4. 何も無いところを長押し
  5. 「コントロールを追加」をタップ 
  6. 「省電力モード」 「ダークモード」「機内モード」をタップ
横一列に並べると設定漏れを減らせます。更に集中モード(睡眠: 通知OFF)オンと明るさを最小にすれば完璧です

 

下図は、iPhone15の「省電力モード 」とOI.Shareの「位置情報付与 」をONにした状態で、机の上で8時間放置した時のバッテリーレベルの推移です。バッテリーの消費はわずか 13%(91% → 78%)、1時間あたりの消費は 約1.625% でした。単純計算するとバッテリー100%のとき、約2日半(61時間半)の足跡を記録できることになります


 
    

登山/トレーニング開始時 

  1. コントロールセンターの「機内モード」「省電力モード」 「ダークモード」「集中モード(睡眠)」をタップ
  2. OI.Share アプリをタップ
  3. 「位置情報付与」をON
  4. 「位置情報付与」をOFF
  5. 「停止して保存」が表示される>キャンセルをタップ

手順4で何も表示されない場合は、GPSロガー機能が正しく動作していません。我が家の場合は、事前準備を点検しましたが改善せず。OI.Shareの歯車メニューからカメラの登録を一旦削除したところ問題が改善されました。 
 

登山/トレーニング終了時 

  1. 「位置情報付与」をOFF
  2. 「停止して保存」をタップ
  3. 情報の編集が表示されるので、ログ1をタップ
  4. 登山/トレーニングの内容に更新して「完了」をタップ 


(機種限定機能)撮影しながら位置情報を追加

スマートフォンでOI.Shareの「位置情報付与」をONにしたあとに対応機種で撮影すると、写真に位置情報が付与される。OI.Shareに初めてカメラを登録するときは「機内モード」をOFFにします。  
  • 対応機種:OM-1 Mark II、OM-1、OM-3、OM-5 Mark II、OM-5 
 
  

ログの共有 

作成したログは、Google Earth Proに取り込むことができます。(これが最高に面白いです) 
  1. 「位置情報付与」をタップ 
  2. ・・・をタップ
  3. 「ログの共有」をタップ
  4. AirDropでMacにファイル転送します。 
  • 日付.log:標準的な 位置情報(NMEA準拠)
  • 日付.sns:補助センサーデータ(OMDS独自フォーマット)

 

ツアーの準備をする 

  1. Google Earth Pro(パソコン用)を開く
  2. ファイル>開く>ダウンロード>OI.Shareのlogファイルを開く
  3. 「KMLトラックを作成」、「標高を地面の高度に合わせる」を選択してOK
  4. Google Earth Pro>設定をクリック
  5. ツアータブで以下を入力してOKします
  • カメラの傾斜角度:45
  • カメラ高度:2500〜5000
  • 速度:300〜500
  • 速度(リアルタイムの倍速):100〜300
  • キーフレームの間隔:3秒 
 

ツアーを再生する(おすすめ!) 

  1. 左のツリーから場所>Tracks>⬆️「名前なし」を選びます 
  2. 右クリックして「高度プロファイルを表示」をクリック
  3. 右下の「ツアーを再生」アイコンをクリック  

テレビのマラソン中継のコース紹介のように、一日の様子を100〜300倍速で振り返ることができます。OI.Shareで1日中記録しておけば、足跡だけでなく、移動速度や休憩時間まで確認できます。「高度プロファイル」にカーソルを合わせると地図上に赤の⬇️がでます。画面の外に赤矢印があるときは、「高度プロファイル」のグラフ上でクリックすると、自動で画面が切り替わります。
 
 

GPX出力 

OI.Share(Ver.1.4.1)上では、「最高移動速度」がおかしくなることがちょくちょくある。これは、省電力や軽量化のために全てのNMEA文を使わずに数秒ごとにサンプリングしている可能性があります。サンプリング間隔が長いと、ちょっとした測位ジャンプが「猛ダッシュ」に見えてしまいます。また、Garmin Connect の「トレーニングと計画」に直接インポートできません。これらの課題は、NMEAログファイルをGPXに変換するスクリプトを作ることで解決できます。

要件:
  • Tkinterを使ったGUIアプリケーション
  • OM Digital SolutionsカメラのNMEAログ形式に対応
  • タイムスタンプを自動検出して時間範囲を表示
  • 開始・終了時刻を編集可能にして、変更時は_trim.gpxとして保存
  • GPS時刻(UTC)を正しくGPXに保存(閲覧アプリ側で自動変換される)
  • 速度フィルタ機能(フィルタなし/徒歩10km/電車100kmなど)
  • GPSの異常値(瞬間移動)を除去- NMEAの座標形式(度分)を10進数に変換
  • タイムゾーン処理(JSTで表示、UTCで保存)
  • Haversine式で2点間距離を計算して速度判定
 
 

更新履歴

  • 2013/12/27、 「OM-D E-M1の内蔵Wi-Fi仕様とOLYMPUS Image Shareで出来ること」の記事公開
  • OM-D E−M1に搭載されている内蔵Wi-Fi仕様と無償のOI.Shareアプリが何気に凄いと思うのでご紹介します。 




  • OM-D E-M1の内蔵Wi-Fi仕様: 
  • 対応規格: IEEE802.11b/g/n
  • 接続方式: Infrastructure
  • セキュリティ: WPA Personal
  • SSID:E-M1-P-製造番号(固定)
  • パスフレーズ:8桁(固定)セットアップメニュー/Wi-Fi設定/プライベート接続パスワード設定に入り、録画ボタンで自動生成できる。ここで、自分の好きな数字が出るまで繰り返す。
  • Wi-Fi接続手順: 
  1. カスタムメニュー/K.その他/タッチパネル設定:ON
  2. 画面左上の[Wi-Fi]マークをタッチ
  3. スマートフォンのWi-FiをON
  4. (初回のみ)スマートフォンのWi-Fi設定でSSID:E-M1-P-”製造番号”をタッチ
  5. (初回のみ)パスフレーズを入力。チェックマークが付けば接続完了
  6. スマートフォン専用アプリ「OLYMPUS Image Share(OI.Share)」 を起動する。他のWi-Fiに接続中の場合はNo.4の操作で切り替えが必要。PC/Macから接続する場合はブラウザのアドレス欄に以下のURLを入力する

    URL:http://oishare/DCIM/

  • OLYMPUS Image Shareで出来ること(ver.2.1.1)
  • リモコン
  • 撮影モード(P/A/S/M/iAUTO)の切り替え
  • シャッタースピード、絞り値、露出補正の変更
  • ライブバルブ、ライブタイム撮影 (撮影モードManualでシャッタータッチで選択)
  • タッチシャッター、タッチフォーカス
  • 単写、連写H、連写Lの切り替え
  • タイマーシャッター (^^♪ オススメ!
  • 画面左右反転
  • タイマー音声(設定手順は、OI.Shareアプリのホーム画面右上の歯車アイコンタッチ→リモコン/タイマー音声でC1に録音後、リモコンのタイマーシャッター選択/音声マークをタッチして音声オフ→オン→C1に切り替える。我が家では子供達の声で「はい、チーズ」を設定してます。)
  • 写真加工
  • カメラロールの写真にアートフィルターを設定
  • 手書きサイン、写真サイン、テキストサインの挿入
  • OM-D、Olympus PEN、E-System、STYLUSマークの挿入 (^^♪ オススメ!
  • フォトストーリー 加工(フォトストーリーで撮影した写真のみ)
  • 位置情報付与
  • GPSロガー機能!(^^♪ オススメ!
  • 撮影した写真に位置情報を付与できる
  • 以上です。カメラの内蔵Wi-Fiは一度経験してしまうと手放せない機能の1つだと思います。今後発売されるデジタル一眼カメラにWi-Fiが搭載されるのは、当たり前になるでしょうね。
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