2022年2月22日火曜日 更新:

LUMIX GH6の噂

2022年2月22日(火)、パナソニックはマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「DC-GH6」を正式発表しました。



ニュース

  • GH6のセンサーは我々が使っていると誰もが思っているメーカー製ではない」(22/10/9、Peta Pixel
  • メーカー指定価格が適用されて一部店舗を除き価格が263,340円に値上げ」(22/11/4)
  • 静止画の暗所がちょっとだけ苦手?撮像センサーはTPSCo製?(23/1/10、43デジカメ*ラボ
  • GH7がまもなく登場するのか大幅値下げ中(23/10/7〜)
  • パナソニックは、中国の国家無線検査センター(SRRC)に未発表のカメラ「P2303A(5.1Ghz)」を登録しました。(23/10/17、CameraBeta
     
 

主な仕様

       :進化
       GH5と同じ
    後継機:
    • 有効画素数:2,521万画素 Live MOSセンサー
    • ISO感度(静止画)ISO 50〜25,600
    • ダイナミックレンジ13+ストップ (DRB-ON時)
    • 手ぶれ補正7.5段 ボディ内センサーシフト式 5軸手ぶれ補正
    • ファインダー368万ドット OLEDファインダー
    • 液  晶3.0型 約184万ドット チルトフリーアングル液晶
    • シャッターメカ 1/8000〜60秒、電子 1/32000〜60秒 AF測距点:315点
    • 連  写メカ 約8コマ/秒(AFC)、電子 約7コマ/秒(AFC)
    • 動  画5.7K60p、4K120p 10bit、Apple ProRes 422 HQ
    • 記録媒体CFexpressカード x1、SDメモリーカード UHS-II x1
    • 電  源7.2V 1860mAh(DMW-BLF19)
    • 外形寸法:138.4 × 100.3 × 99.6mm
    • 質  量823g(SD、バッテリー含む)

    • LUMIX初の5.7K60p、4K120p 10bit、Apple ProRes 422 HQ対応
    • S1Hより2倍の高速演算処理
    • 1億画素の手持ちハイレゾモード搭載(合成時間約14秒100M≒50M)
    • ボディ内フォーカスリミッター搭載
    • ファインダーとモニターの同時表示が可能
    • ジョイスティックが8方向に対応
    • 4K/6Kフォト非搭載、理由はFW新設計のため旧機種から移植するのが困難だったとのこと
    • SSWF非搭載


    基本情報

    • 製品名:LUMIX DC-GH6
    • 希望小売価格:オープン価格、初値263,340円(税込)
    • 発売日:2022年3月25日(金)、2022年2月22日(火) 10時より予約販売開始
    • 予約特典:2万円キャッシュバック&CFexpress(128GB)プレゼント(Panasonic) 

     


    外観

    重量級のフルサイズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DC-S1H」の機能や性能強化してギュッとコンパクトになりました。公式にはスチル・動画を両立したGH5シリーズとは別の新モデルとのこと。

    • パナソニック「LUMIX DC-S1H」(2019年9月、1,052g)
    • ソニー「ILME-FX3」(2021年2月、630g)
    • キヤノン「EOS R5 C」(2022年3月、680g)
    • パナソニック「LUMIX GH6」(2022年3月、739g)


    冷却ファン内蔵のカメラといえばGH5Sの化身「DC-BGH1」(2020年11月、545g)もあります。


     



    専用カメラケージ

    サードパーティからは、米Zacuto(ザクート)から専用カメラケージが発売しています。

    Online Shop

     

    SmallRigからは専用カメラケージや専用サンフィードが発売されます。
     
    専用サンフィードの寸法は縦60mm x 横80mm x 奥行き68mm

     


    銀一×GRAMAS 液晶保護フィルム

    4/7、坂本ラヂヲはPanasonic LUMIX GH6用 液晶保護ガラス「GRAMAS(グラマス)Extra Camera Glass」を発売しました。




    G9M2, GH5SM2, GX7M4はいつ?

    パナソニックの法人向けシネマカメラのVARICAMチームと、個人向けのLUMIXチームが一丸となって開発した「GH5」から、G9PRO/GH5S/GX7 Mark IIIまでの怒涛の新製品ラッシュは多くのファンの心を掴みました。口コミではこのラインナップの後継機の登場を望む声が多数あります。

    • 2017 GH5
    • 2018 GH5S, G9PRO, GX7 Mark III, 「Lマウントアライアンス」発表
    • 2019 S1R, S1, S1H
    • 2020 S5, BGH1, G100(VLOGCAM)
    • 2021 GH5M2, BS1H
    • 2022 GH6, G99D, Sシリーズ?

    パナソニックの津村氏は「フォーサーズの日」記念ライブでMFTをもっと盛り上げていく作戦がある」とコメントしています。今後、OM SYSTEM OM-1やPEN E-P7に対抗するG9PRO/GX7 Mark IIIの後継機、または唯一無二のGH5Sの後継機が登場するのか注目です。



    MFTもフルフル

    パナソニックは「FFとMFTを両立する」と何度も発信していますが、CP+2022でもMFTをフルでラインナップすると宣言しました。(CP+2022

    動画のGH6とスチルのOM-1の関係性は、キヤノンのEOS R5とR6に重なって見えました。パナソニックはLマウントに移行すると予想されていたが、マイクロフォーサーズ陣営にとって必要不可欠なメーカーだと再認識しました。


    Gシリーズの次の一手は何を出すのか。コンシューマー向けのEOS Kissに対抗するために、OMDSであればPENシリーズがあります。このままMFTマウント内でカニバリゼーションしない方針だとすると、、、ソニーのVLOGCAMに対抗する「G100M2」でしょうか。

    イメージを作ってみました。G100のペンタ部をカットしてポップアップ式EVFを追加。モノクロームを基調としたLUMIXの新しいマイクロフォーサーズカメラ「G100M2」

    DC-G100M2予想イメージ
    (;・∀・)これにノクチクロン付けて撮りたい...

     

     

    実際に見てきました♪(22/4/17)

    グリップはしっかり握れるタイプ。OM-D E-M1 Mark IIは常時L型プレートを装着しているので重いとは思わず。ニョキッとしたモードダイヤルとドライブモードダイヤルが印象的です。噂のチルトフリーアングル液晶は慣れれば便利そうだが突き出た内蔵ファンに戸惑いがち。奥行きがあるので鞄の出し入れで苦労するかも。ファインダーの歪みなし。ジョイスティックは斜めに動くようになったが加速する仕様で調整は不可。シャッター音は好み。ダイヤル類はOM-1と違って緩めです。手持ちハイレゾモードの生成時間を測定したところ、複雑な計算処理をしているためか100M/50Mどちらもシャッターを切ってから約14秒でした。

    本体の中身はこちら



    更新履歴

    • 2018年6月5日、GH6の噂が登場(Personal View
      • パナソニックはGH6に8Kを追加したいと考えている
      • GH6はクラウド機能を備えた最初のカメラになる
      • GHのラインナップはGH6、GH6V(8K無し)、GH6X(GH5S/G9PRO統合モデル)となる
      • 2019年秋に発表されて2020年春にリリースされる

    • 2019年1月10日、パナソニック津賀社長インタビュー「ハード志向からの脱却を」(日本経済新聞
    • 2019年4月10日、シャープ(広島県福山)は4/3型33MPセンサーおよびグローバルシャッターCMOSセンサーを準備中とAV Watchの取材に回答。その後、シャープの小型8Kビデオカメラ「8C-B30A」は発売未定
    • 2019年9月15日、パナソニックは有機CMOSセンサーの東京オリンピック以降のLUMIX実装を示唆 
    • 2019年9月27日、ソニー熊本県菊池郡)は4/3型 47MP 8K30pの仕様をフライング公開(現在は削除)
    • 2020年1月、米国のインタビューで「まもなく8Kの準備は整うが、すぐにリリースしない」とコメントしました。(DPReview
    • 2020年9月3日、CineDのインタビューで山根氏は「ここだけの話・・」と前置きした上で、GH5後継機について言及しました。
      放送・シネマ業界は、4K/8Kの高画質映像とGoPro/DJI Osmoのような臨場感のある映像を併用する番組や作品作りが主流です。パナソニックは、フルサイズのSシリーズとマイクロフォーサーズのGシリーズで、ビデオカメラとスチルカメラの融合を目指す。
    • 2020年9月14日(月)、山根氏はSシリーズとGシリーズの両輪で行く方針を改めて発表しました。(YouTube
    • 2020年10月21日(水)、噂によると「GH6は主にVloggerを対象とせずハイエンドなものになる。そして、いくつかの優れたアップグレードが予定されているため、非常に時間がかかっている」とのこと。(43Rumors
    • 2020年11月4日(水)、ソニーが2021年初頭に量産を開始するMFTセンサーがあるようです。GH6に搭載されるセンサーなのかは不明(43Rumors
    • 2020年11月19日(木)、新シリーズのMFTシネマカメラ「DC-BGH1」を発売
    • 2021年2月25日(木)、CP+2021「上級エンジニアによるパネルディスカッション」の中で、パナソニックの宇野氏はGH5の後継機種の検討は確実に進めている。また、それに合わせた画期的な新ズームレンズや新単焦点レンズを検討しているのでご期待ください」とコメントしました。
    • 2021年3月1日(月)、DC-GH5が生産終了リストに入りました。
    • 2021年3月25日(木)、DC-GH5が生産終了リストから現行品に復活しました。
    • 2021年3月25日(木)、パナソニックはスペインの記者会見の場で「DC-GH5の後継機種を2021年中に発表する」とコメントしました(43Rumors) 
    • 2021年4月2日(金)、パナソニック津村氏はフルサイズとMFTの2本立てについてLマウントも単独ではなく基本技術は共通している」、「MFTをもっと盛り上げていく作戦がある」とコメント 「フォーサーズの日」記念ライブ)
    • 2021年5月10日(月)、DC-GH5 Mark IIの噂が登場しました。
    • 2021年5月25日(火)、GH6の開発発表およびGH5IIを正式発表しました。

      DC-GH6の主な仕様

      • 新型の撮像センサー&画像処理エンジンを搭載
      • 2021年内を目処に製品化予定
      • 北米での価格は約2,500ドルを予定
      • 4:2:2 10 bit Cinema4K 60pの動画記録に対応(時間無制限)
      • 10 bit 4K120pのハイフレームレート(HFR)、バリアブルフレームレート(VFR)記録に対応
      • 10 bit 5.7K60pの高解像動画記録に対応
      • and more...



      DC-GH5IIの主な仕様

      • 4/3型Live MOS センサー 2033万画素
      • 防塵対応:センサーシフト方式
      • 防滴処理:防塵防滴仕様
      • ファインダー:有機EL
      • 手ブレ補正:撮像素子シフト方式、5軸補正
      • シャッター:メカ1/8,000〜60秒、電子1/16,000秒〜60秒
      • 連写撮影:メカ約9コマ(AFC)、電子約7コマ(AFC)
      • モニター:3.0型 約184万ドット
      • カードスロット:UHS-II x2
      • インターフェース:USB給電・充電対応
      • 電源:7.2V 2200mAh(型名DMW-BLK22、DC-S5と同じバッテリー)
      • 質量:727g

    • 2021年5月25日(火)、LUMIX G9 Pro/GH5Sのファームウェアアップデートサービスを発表。2021年6月9日(水)に正式リリースされました。
    • 2021年5月28日、ソニーは次世代センサー(4/3型 20MP BSIセンサー)の仕様を公開
    • 2021年6月3日(木)、LUMIXの事業撤退を改めて否定しました。
    • 2021年10月26日、パナソニックはクラウド型映像コンテンツ制作ソリューション「KAIROS(ケイロス)クラウドサービス」を来春より開始すると発表しました。(ニュースリリース)  
    • 2021年10月27日パナソニックは、有機CMOSセンサー TPSCo(富山県魚津)製 Super35 35MPセンサーの実用化に向けて開発をさらに加速させたいとコメント(MONOist
    • 2021年10月7日(木)、LUMIX BS1Hを12月16日(木)に発売すると発表しました。
    • 2021年10月27日(水)、GH6について センサーとエンジン共に新開発し、4:2:2 10bit Cinema4K60pの動画記録に対応、推奨動作温度内において動画記録時間無制限を実現の予定。技術者達が全身全霊を注ぎ開発中」とのこと。(LUMIX20周年記念サイト
    • 2021年11月4日(木)、Gシリーズのファームウェアアップデートをリリース。BGH1、GH5SのBlackmagic RAW記録対応とフォーカスリングのリニア方式対応、BGH1のPCからのパワーズーム対応など。
    • 2021年11月12日(金)、ロシアの認証機関にDC-GH6、2つのレンズキット(DC-GH6M、DC-GH6L)、充電器(DVLC1005Z)、ACアダプター(VSK0815K)が登録されました。 
    • 2021年11月24日(水)、Sシリーズのレンズロードマップを更新しました。
    • 2022年2月22日(火)、パナソニックはマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「GH6」を正式発表しました。(プレスリリース

    • スチルの観点で見たときにDRBの挙動などに改善の余地がある様子です。(CP+2022)
      発売まであと1ヶ月ありますし、多くのフィードバックが集まっている事でしょう。公式には以下の機能が順次更新される予定です。

      • ATOMOS NINJA V+へのCinema4K 120p動画RAWデータ出力対応
      • ProRes 422 HQ / ProRes 422の対応モード追加(C4K/FHD)
      • 4K120p動画撮影時の4K120p HDMI映像出力対応
      • USBケーブル経由のSSD記録対応