オリンパスのPROレンズを装着したときに安心して操作できる「LUMIX GM1」専用のハンドグリップを作成してみました。
用意したもの
- キヤノン EOS M2用ハンドグリップ|Amazon
- 張り革シート ドットタイプ|Amazon
- ゴムシート 3x100x100mm|Amazon
これまでLUMIX GM1にオリンパスのPROレンズを装着するときは、純正のハンドグリップ「DMW-HGR1-S」やサンウェイフォトの「PPL-GM」を使用していました。これらのハンドグリップは「バッテリー交換ができない」のと、「三脚ねじ穴が無くなってPeak Designのスタンダードプレートが装着できない」のが不満でした。
GM1は、スパナのモニター輝度を3番にすると、恐ろしく電池が長持ちします。だから出先で電池交換は滅多に無いので諦めがつくのですが、 Peak DesignのキャプチャーV3に装着できないのが不便です。
ネットを探してみると、mukカメラサービスさんの「グリップ付きL型プレート」が理想形でした。残念ながら販売終了品で、似たような製品を探し続けていたらキヤノン EOS M2の互換品にたどり着きました。EOS M2は販売終了しているので、このハンドグリップが市場から消えるのも時間の問題でしょうか。
作り方
- 3mmのゴムシートを「10x47mm」と「10x17mm」にカット
- 張り革シートを「18x52mm」にカット
- カットしたゴムと張り革に両面テープを貼る ※ずれないよう出来るだけ薄いものが望ましい
- 下図グリップ部の2箇所にゴムを貼り付ける
- 下図カメラ底面に張り革を貼り付ける
- 5mmのタップまたはドリルで張り革に穴を開ければ完成です!
ゴム2つと張り革を付けると、「純正品?」と思えるほどにGM1にフィットして操作性が向上しました。張り革は、GM1のマウント部がプレートに干渉しないように貼ったのですが、なんとGM1の脚がロックされて、装着後のガタツキが無くなるメリットもありました。
アルカスイス互換、張り革は植毛紙でもOK |
ハンドグリップを装着したままSDカード/バッテリーの交換が可能 |
装着例1:GM1 + M.ZUIKO 17mm F1.2 |
装着例2:GM1S + M.ZUIKO 40-150mm F2.8 |
注)ハンドグリップ装着中は、LUMIX GM1の外部接続端子カバー(マイクロHDMI端子、AV OUT/DIGITAL端子)を開けることができなくなります。
純正のハンドグリップはどうする?
「純正のハンドグリップは三脚ねじ穴がない!」とぶーぶー不満を口にしていたが、PROグリップ完成後に「そっか。純正ハンドグリップとPeak Designのスタンダードプレートを重ねたあとに”長めの1/4インチ固定ネジ”で止めればいいじゃん」と気づきました。(;・∀・)アラッ
アルカスイス化もこのやり方で上手くできました。
実際に使ってみました♪
作成した「GM1専用PROグリップ」を実際に山で使ってみました。
LUMIX GM1 + M.ZUIKO 17mm F1.2 at 1/400s F4 ISO200 0EV |
2021年9月30日をもって緊急事態宣言が全都道府県で解除。久しぶりに登山復帰です。現地までは電車で移動したが、移動中にマスクをしていない人は皆無でした。全員が密を避けて行動していて、これが感染者数が激減した理由だろうかと思ったり。
LUMIX GM1の設定は全自動モード。レンズは単焦点のM.ZUIKO 17mm F1.2のみです。
LUMIX GM1 + M.ZUIKO 17mm F1.2 at 1/250s F1.8 ISO200 0EV |
PROグリップがあると・・
速写性に定評のあるGM1だが、PROグリップが備わったことで安心感が倍増。写真に関しては、自然とウエストレベルの写真が増える印象です。ああ、やっぱり写真って楽しい。
LUMIX GM1 + M.ZUIKO 17mm F1.2 at 1/60s F1.2 ISO250 0EV |
LUMIX GM1 + M.ZUIKO 17mm F1.2 at 1/125s F1.2 ISO200 -0.33EV |
LUMIX GM1 + M.ZUIKO 17mm F1.2 at 1/125s F1.4 ISO200 0EV |
LUMIX GM1 + M.ZUIKO 17mm F1.2 at 1/100s F1.2 ISO200 -0.33EV |
LUMIX GM1 + M.ZUIKO 17mm F1.2 at 1/400s F2.2 ISO200 0EV |
光に合わせて瞬時に解析してF値が自動で変わっている。GM1のiA(インテリジェントオート)モードは、なんて賢いのだろう。LUMIX LEICAの大口径レンズでも楽しいのかもしれん。
マスキングテープ
懸念事項としては、登山の後半に手汗でグリップが滑りやすくなった。とりあえず耐水性のあるカモ井のマスキングテープ(ココア)を貼ってみた。これでしばらく様子見しよう。
グリップ部分は、ねじ2つで止まっているだけなので交換可能です。木製グリップにするともっとかっこよくなるかも?
(;・∀・)握りごこちも良くなった |
雨が降ったらカメラは即終了だったが、最後まで晴れで良かった。
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LUMIX GM1用木製グリップの作成 夏休みを利用してパナソニックGM1用の木製グリップを作成してみました。
更新履歴
- 2021-05-12:DMC-GM1と大山に行ってきました(GMを山で使ってみる)
- 2021-05-29:8mm と 15mm を使わなくなった理由(PROレンズを使い始める)
- 2021-07-31:LUMIX DMC-GM1Sの電源が入りません(-.-;) その2(ゴミ問題を解決)
- 2021-08-03:全自動に乾杯!((;_;)完敗)(PROレンズと全自動の相性の良さについに気づく)
- 2021-08-15:LUMIX GM1専用PROグリップの作成
- 2021-10-12:LUMIX GM1専用PROグリップを実践投入
- 2022-08-17:LUMIX GM1用木製グリップの作成