2025年7月8日火曜日 更新:

LUMIX DMC-GM1用アルミプレート作成♪

LUMIX DMC-GM1をDC-S9のように縦吊りしたり、リコーGRのフィンガーストラップにも対応できるアルミプレートを作成中です。


主な仕様

  • 素材:6061アルミニウム
  • 表面仕上げ:ビードブラスト+アルマイト処理(黒・マット仕上げ)
  • 外形寸法98.42 × 22 × 7.05mm
  • 質量:16.7g 



基本情報

  • 製品名:GM1-LPLATE
  • 価 格:4,779円
  • 納 期:11日

パナソニックの純正品プレート「DMW-HGR1」の定価は9,450円。DMM.makeのアルミニウム(SLM方式)の見積りは12,486円でした。特殊な部品のため、高額になるのは仕方がないとDMM.makeへ発注する方向で進めていました。その後、海外のCNC加工サービス「JLCCNC」の存在を知り、試しにオンライン見積をしたら驚愕の4,779円!!Design Automationの進化によりこの価格を実現しているのでしょうか。

  • 6/30:モデル作成
  • 7/8:3D提出、3D承認
  • 7/10:商品発送
  • 7/16:商品到着 

 

モデリング 

6/30、GM1用のハンドグリップ「DMW-HGR1-S」をベースにモデリングを開始しました。AIのアドバイスによると、アルミニウム素材は触れる角RはR0.5〜1.0mmで手当たり良く。機能部はRなしにすると仕上がりがワンランク上がるとのこと。しかし、実際にJLCCNCエンジニアの3Dモデルレビューを受けたところ、切削工具の物理的な制約により部品の角や尖った角度は板厚/10以上のRが必要であり、できればすべてR1にして欲しいとのこと。また、両端の曲線形状はSTLデータを元に直線で作っていたが、これでは作れないとごめんなさいされました。曲線をスプラインで作り直して、7/8になんとか承認を得られました。料金は先払いでしたが、初回登録特典の特別クーポンを適用したところ、なんと上記価格からさらに$20値引きされました。



モデル上面と底面の外周に面取りまたはRをつけず不安が残るが、ビードブラスト+アルマイト処理により実用上は問題ないレベルの安全性になるらしく、追加工の依頼はせずこのままにしました。さて、どうなるでしょうか。 

 

生産進捗

7/9夜、websiteで進捗ページを発見。価格を抑えるために一番遅い納期でよいと伝えたが、すでに進捗は64.29%, 7/10朝に78.57%, 7/10夕方に100%生産完了となりました。配送センターへ発送準備が完了。到着予定日は、2025年7月19日とのこと。 

  1. データ処理:2025-07-08 17:00:06
  2. プログラミング:2025-07-08 20:17:48
  3. ブランク:2025-07-08 23:17:27
  4. 3軸CNC加工:2025-07-09 00:34:39
  5. 自動処理:2025-07-09 06:25:47
  6. 自動処理:2025-07-09 06:25:58
  7. 自動処理:2025-07-09 06:26:09
  8. CNC二次加工:2025-07-09 13:48:40
  9. 後処理 - 研磨:2025-07-09 15:03:01
  10. 機械加工検査:2025-07-10 04:21:54
  11. サンドブラスト加工:2025-07-10 04:33:39
  12. 表面仕上げ:2025-07-10 13:58:55
  13. 品質管理:2025-07-10 14:26:53
  14. パッケージ:2025-07-10 15:36:25

 

外観

7/16、予定より早く商品が到着。

おお〜、3Dモデルそのままだ

 

 

ストラップを取り付けるために突き出した部分が、、、すこし後悔。面一にして、ボディと一体感があるデザインの方がよかったかも。そしてマットではなく光沢を選択すべきだったか。アルミなので、気に入らないところは手を加えたり塗装したりして微調整していくことにする。心配していた削り出しエッジや電池カバーの開閉は問題なしでホッと一安心という感じです。 

 

L型プレート

貫通穴に1/4インチねじ切りタップx2個、4.2mmの横穴にM5x0.8のスパイラルタップを施し、所有するL型プレートの縦位置用パーツを付けてみる。これならGM1/GM5との組み合わせで違和感がなくなる。電池穴の部分は板厚が薄くて(1.3mm)一見脆そうだが、ねじ切りタップの作業時に結構な負荷をかけたが一切歪むことはなく、十分に強度はあります。耐荷重は縦吊りで約2〜3kg、落下で1.5kg未満といったところでしょうか。 

ここからブラック塗装(光沢)をして、滑り止めを貼り付けて完成としました。(7/19)

う〜ん、満足(笑)


  

試写 

実際にGM1にプレートを装着して撮影してみると、様々なメリットが見つかった。カメラ底面部の保護はもちろん、25mm F1.4など少し大きめのレンズを付けたときに、鏡胴がキャプチャーV3にぶつかるトラブルが解消する。一番のメリットはプレート端の三脚ねじ穴で、これがあるとミニ三脚を直接装着できるだけでなく、様々なカメラアクセサリーを拡張できる。


純正のプレートに一番欲しかったのは、この三脚ねじ穴の機能だったのか。。。早速、こちらの手順に従って、SUNWAYFOTO PPL-GMの左右に穴を開けてみました。PPL-GMの外形はGM5にぴったりなので、プレートを新規に作る手間が省けてよかった。


 

関連記事 

© 43デジカメ*ラボ — https://456dslr.blogspot.com/