2021年7月31日土曜日

LUMIX DMC-GM1Sの電源が入りません(-.-;) その2

まさか、こんな結末が待っていようとは・・


 

新たな問題発覚

2020年5月に、自分の不注意でGM1Sブルーを壊してしまいました。GM1Sブラウンのジャンク品と合体して、なんとか復活。今日まで普通に使ってきました。しかし、このGM1Sブラウンのジャンク品。問題箇所は液晶モニターだけではなかった。

ん?画面左上に
ゴミがァァァーー!!\(^o^)/オワタ

 

デジタルカメラの構造上、汚れは上下左右が反転した位置に存在する。 画面の左上にゴミが写る場合、実際の汚れはカメラ正面の左下にあります。撮像センサー上にあるガラスを無水エタノールとシルボン紙で念入りに何度も掃除したが、、、どうしても消えませんでした。(そんなことある?)



マザーボードの交換を決意!

幸いなことに、GM1Sブルーは道具箱に大切にしまってある。問題箇所はマザーボード(張本人)だと分かっているので、GM1Sブラウンから正常なマザーボードを移植できれば、このゴミ問題を早期解決できる。
 
 
前回は匙を投げてしまったけれど、今回ついに分解する方法を見つけた。なんと、背面左下のはんだ4箇所を溶かして、フラッシュBOXとマザーボードを切り離す必要があった。 

こうして、GM1Sブルーが約1年ぶりに完全体となって復活した!
 
うおおおおお〜!(懐かしい

 
 
 

(おまけ)消えないゴミの原因

部品取り用に購入したGM1Sブラウンのジャンク品は、ほとんどの部品を移植して役目を終えるときが近づいている。もう躊躇うこともないので、消えないゴミの原因を調べてみました。
 
GM1SのマザーボードとフラッシュBOXを外すと、撮像センサーを分解できるようになる。撮像センサーの上には、3枚のガラスが重なっていることが判明しました。1枚目は、撮像センサーのすぐ上にある0.7mmのセンサーカバーガラス。2枚目は、3mmのOLPFを含む光学フィルター。3枚目はSSWFでした。
 
 
画面左上の消えないゴミは、1枚目のセンサーカバーガラスに付いていた。3枚目のガラスを磨いても磨いても、汚れが落ちない訳です。こんな奥まったところに一体どうやって?真相は藪の中です。
 
GM1Sの撮像センサーには「VEP52100」と書いてありました。これはDMC-G7のセンサーに書いてあるものと一緒だ。口コミではパナソニックセンサーと言われていて、パナソニックによるとDMC-G7はローパスフィルターと画像処理エンジンが異なる仕様となっている。
 
撮像センサーを分解したことで、GM1/GM1Sはシャッター幕にもゴミが溜まりやすいということに気づいた。撮影した写真にゴミが出たり消えたりする場合は、以下のメンテナンスをするとよい。
 

シャッター幕のゴミ取り手順

  1. カメラの電源を切る
  2. カメラを逆さにして三脚ねじ穴の周辺をコンコンと叩く
  3. シャッター幕が閉じてしまったら電源をON/OFFする
  4. ゴミが出てきたら撮像センサーを下に向けてブロアーなどでゴミをカメラの外に出す
  5. ゴミが出なくなるまで1に戻る