2024年2月23日金曜日

噂: OM-1のメジャーファームウェアアップデートリリースまでXX日

2/21、OMDSはOM-1 Mark IIの一部機能をOM-1に移植すると発表しました。

お知らせ

OMDSはOM-1にファームアップを提供する計画と発表しました。

  • OM-1に対する新しいファームウェアの公開を今年の秋頃に予定しています。 以下の項目のアップデートを計画しています
    • AF性能:S-AF と C-AF のオールターゲット時に、主要被写体をより捉えやすくする等の一部のAF 性能の最適化
    • 操作性: 撮影時のゴミ箱ボタンでのメニュー操作に対応し、右手でのメニュー操作を可能にする操作性の向上
  • 詳細の内容は変更となる場合があります」とのこと。

うーむ、AWB改善MENUタッチの仕様を同じにしていただけないとOM-1 Mark IとMark IIを併用する人が混乱しそうです。


提供時期

  • 2024年秋頃


新旧比較表

もしもM.150-600mm/M.300mm/M.150-400mmを購入してくれるユーザーが一人でも増えたら、OMDSはとっても嬉しいはずです。そういう事なら喜んで旧機種にもアップデートを提供してくれるでしょう。



 

新機能一覧とFW2.0候補

以下、OM-1 Mark IIの新機能をざっと書き出してみました。私の予想は赤字にしました。

ハードウェアのカスタマイズは有償。他社の優れたスチル機能はしっかり追いかける。喉から手が出るバッファメモリや新機能の数々は一切サポート無し。もしかしたらAI被写体認識AFの不具合箇所を一部改善?? でもなあ、このまま何もないかも。 →2/21、OMDSよりOM-1のファームアップ計画がアナウンスされました!!

 

オーナーズケアプラス/外観カスタマイズサービス(有償)

  • バッファメモリ拡張サービス
  • 前後ダイヤルの交換

OM-1 Mark II 目玉機能
  • ライブGND(萩原史郎氏考案、OM Workspaceで提供?
  • 人物のAl被写体認識
  • 8.5段のボディ内手ぶれ補正
  • 手前に枝かぶりしてもより粘るアルゴリズム  →2024年秋頃にファームアップ提供される候補に!!
  • 複数の被写体検出の選択 
  • スーパーコンパネから検出被写体を選択
  • 手持ち/三脚ハイレゾショットの14ビットRAW対応
  • SH2に秒間12.5コマと16.7コマ追加
  • ライブND128追加

他社対策

  • AWB改善
  • ゴミ箱ボタンが「MENUの呼出/戻る」を併用できる →2024年秋頃にファームアップ提供される候補に!!
  • MENUタブのタッチ操作可能
  • C-AF+TRロックオン
  • C-AF+TRターゲットエリア指定
  • UVC対応

 
ライブGNDを開発したOMDS濱田さんによると、2倍に拡張したメモリを最大限に利用して開発したため、ライブGNDはOM-1に搭載することはできないとのことです。星景写真が趣味でナイトビューを開発したとのことですが、ライブGNDを光害対策としても活用できるように作りましたね?

今後発売されるであろうOM-5 Mark IIにも搭載できないように聞こえますが、OM-1 Mark IIユーザーからの評判が良ければ、もしかしたら機能を制限したものが5シリーズに搭載されるかもしれません。

CP+2024 開発者クロストークより


OM-1 Mark IIに搭載された人物AIと鳥AIは、マスク姿の人やクチバシが見えない状態の鳥でも逃さないといった追尾AFの強みがあります。欧米向けのファームアップ計画の発表によると、こういったMark IIの優れたAF性能の一部はMark I に提供されるが、Mark IIには及ばないとのこと。残念😢


新AIアルゴリズムの設計手法

被写体検出は、AFを合わせる技術、追尾する技術などにそれぞれ分割して、各技術ごとに最適化をしたあと、ふたたび1つにパッケージングして、今回のMark II用という形で提供している。

  1. OM-1:2022 v1.5 バージョン
  2. OM-1 Mark II:2024 v1.0  バージョン

今回の発表ではオールターゲットとあるので、C-AF+TRの暴れるAFの不具合修正かと思いきやS-AFも含まれています。また、良く読むと”等”と書いてあります。
 
Mark IIの新ファームに不具合が見つかるかもしれないし、改善点がユーザーからフィードバックされるかもしれません。そういった対応が落ち着いたら、安定した一部のアルゴリズムのみがMark I に移植されるのでしょうか。


関連記事

これはE-M1X発売→E-M1 Mark II Ver.3.0と同じ流れを感じます。だって、当時E-M1Xのアルゴリズムって凄え!!となって感謝の気持ちが芽生えましたから。で、サンヨンを買ってしまった。

 

更新履歴

  • 24/2/8、Camera Betaは、OM-1 Mark IIの一部機能をOM-1に移植するという噂を入手しました。(スクショ
  • おそらく、2024年3月発売予定のM.150-600mmレンズ対応ファームアップは必ず来るでしょう。
  • 24/2/10、欧米のフォーラムでは、長年のユーザーから今回のやり方に失望したという意見もありますが、OMDSは欧米向けのサイトに
  • At OM SYSTEM, we're committed to keeping the technology in your camera on the cutting edge. We offer regular, robust firmware updates to protect your investment. After all, we know you're always shooting for perfection. We are too.

    OM SYSTEMは、お客様のカメラを常に最新鋭の技術で保つことに尽力しています。私たちは定期的にお客様の投資を守るために堅牢なファームウェアアップデートを提供します。私達はお客様が常に完璧なショットを目指していることを理解しており、私たちも同じ気持ちです
    」と、明記しているのにも関わらず、OMDS担当者が今後OM-1のファームアップの計画はないと回答した事にご立腹な方が多い印象です。



  • 2/11、OM-1 Mark IIに対応させた最新のOM Workspace(Mac版)はクラッシュを続けていて使い物になりません。私だけの問題かと思ったら、mu-43.comでも報告されていました。
  • 「ライブGND」は、Luminar AIの「ローカルマスキング」やSILKYPIXの「部分補正ツール」で撮影後にRAW現像することができます。もしかしたら既存ユーザー向けにOM Workspaceで「部分補正ツール」機能が提供されるかもしれません。ですので、このクラッシュをなんとか2/23の発売日までに解決して欲しいところです。  →2/20、Mac版OM Workspace v2.3.1でクラッシュする不具合が改善されました!!
  • OM-1 Mark IIが発売されると、FW担当者は非常に忙しくなります。旧機種のFWは簡単には出てこない。仕事量が2倍になってしまうし、OLYMPUS OM-1と名付けた事が今回の騒動につながっていると分かったので、もう余計な事はしないでしょう。いまさら会社の方針は変えられる訳がないですし。

    やはり、この噂はまぼろしでしょうか。

    ♪───O(≧∇≦)O────♪キター