2024年8月31日土曜日 更新:

OM-1 Ver.1.7 新ファームウェアテスト

OM-1の新ファームウェアVer.1.7がリリースされたので、台風の合間の晴れ間を狙ってお出かけしてきました。

Ver.1.7更新

いつものようにOM-1をMacにストレージ接続したあと、OM Workspace経由でアップデートしました。言語設定と日時がリセットされたのと、C1〜C2がF5.6に変わっていました。

 

削除ボタンでMENU呼び出し

新機能の1つである「削除ボタンをMENUボタンにする機能」を事前に有効にしておきました。OM-D E-M1 Mark IIと同じように右手だけで操作できるようになりました。設定を切り替えながらの撮影は、従来よりとても快適です。

 

AFターゲットALL

屋外はC-AFのみで撮影しました。C-AF+TRは室内テストのみです。
  • S-AF:未テスト
  • C-AF:これは控えめに言って過去最高の感触です。
  • C-AF+TR:手前の被写体を追いかける傾向あり。 
 

手持ちハイレゾショット

従来は天体撮影時にかなり失敗することが多かった。「2022年11月」までは問題なく使えていたのに、2022年12月以降に「HHHRチャレンジ記事」を書くほど難しくなった印象です。前日の室内テストの感触はかなりよかったので、近日中に試す予定です。
 
→実際に山で手持ちハイレゾショットを使ってみたところ全く問題なしでした。素晴らしい。

鳥認識AF

木々の隙間から見えた遠くの豆粒大の白鷺をC-AF + AFターゲットALLで。これが撮れてしまうとなると、撮影は「4つの撮影モード」のALLの1番が8割、ロングバーの3番が残りの2割でほぼ事足りてしまいそう。
 


 
もちろん飛翔写真も無難にこなします。今回の”主要な被写体に対するAF性能の向上”により、前景があっても粘り強く追従し続けます。鳥認識AFの使い勝手が、さらに1段向上したように感じました。
 

E-M1 Mark IIと同等の操作性を持ち、優れた鳥認識AFと改善された手持ちハイレゾショットを使用できるOM-1は、もう名機認定でよいのではないか。


 

その他

  • AFスキャン:On/Offの挙動はVer.1.6と同等と感じました。私はOnで使用を継続します。梅ジローのときだけOffにするかも。
  • JPEG:画像処理エンジンに何をしたのか分からないが色の仕上がりがよい。他のレンズでも使ってみたいと思ってしまったほど。
 

E-M1 Mark IV

OM-1はファームアップを重ねることで、アウトドア向けとしては最高のカメラになりました。操作に迷いがなくなり、テンポよく撮影に集中できる。これまでOM-1は、従来とは別物のカメラと感じていたが、今回のファームアップでオリンパス時代の操作感に戻った。これはもうE-M1 Mark IVです。


  • 2013 E-M1
  • 2016 E-M1 Mark II
  • 2019 E-M1X
  • 2020 E-M1 Mark III
  • 2022 E-M1 Mark IV  [ OM-1 ]
  • 2024 E-M1 Mark V   [ OM-1 Mark II ]

 







それにしても、M.300mm F4 は相変わらずよく撮れすぎ。



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OM-1で、また昔と同じように撮影できるとは。。。C-AF中央スタートのアルゴリズムがAI被写体認識AFに融合したのでしょうか。ああ楽しい。