OM SYSTEM OM-1に付属しているケーブルプロテクター「CP-2」を改造してオリンパスの外付けドットサイト照準器「EE-1」を付けてみました。
OM-1とEE-1 |
外付けドットサイト照準器「EE-1」
オリンパスの外付けドットサイト照準器「EE-1」をOM-D E-M1 Mark IIに装着するときは、レオフォトのL型プレートに「EE-1」をマウントして使用していました。これをOM-1でも使えるようにしたい。
OM-D E-M1 Mark II とドットサイトEE-1で両眼視〜準備編〜
これ使えるんじゃないか |
主要パーツ
- SmallRig コールドシューアダプター | Amazon
- ケーブルプロテクター | Amazon(OM-1同梱)
初日
ケーブルプロテクター(CP-2)装着時にコールドシューが傾かないように、左から28mmの位置に糸鋸で深さ2mmの溝を作る。EE-1を仮固定して位置決めしたので、この場所にコールドシューを付けることができれば問題ないはず。
完成イメージ |
2日目
初日は何も案が浮かばなくてずっとにらめっこしてましたが、カメラネジアダプターを使って固定する方法を思い付きました。
カメラネジアダプター
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ネジアダプターが下記位置になるようにCP-2をカッターで慎重に削ります。ネジアダプターの土台として不足しているスペースは、道具箱から似たようなプラスチックをカットして瞬間接着剤で適当に補強しました。
- 縦:隣のネジ穴中心とネジアダプター中心の距離が8mm
- 横:隣のネジ穴中心とネジアダプター中心が水平
- 高:CP-2のOM-1設置面とネジアダプター上面の距離が13mm
もう後戻りできない |
さらにメタルパテを周りに薄く塗って頑丈にします。パテ1mm厚は、室内温度が20℃であれば24時間で完全硬化します。そのあと必要に応じてサンドペーパーで研磨する。
3日目
さっそくOM-1に装着したところ異変に気づきました。EVFとEE-1のファインダーの高さが合っていない・・。どうやら位置決めのときに、斜めにファインダーを覗いていたようです。なんてこったい。
(;・∀・)あちゃ〜 |
と一瞬思いましたが「位置が違うな」とEE-1をコールドシューごと後ろにシフトしたところ違和感がなくなる。水準器を表示してカメラを水平にしてみたが顔は曲がっていなかった。やっぱりOM-1のアイカップとEE-1のお尻が一致している場所が私には合っている。
最後にドットサイト内のターゲット向きとターゲットマークの位置を微調整して完成です。従来比約53%の軽量化を実現しました。
- 従来:L型プレート+クランプ+EE-1 = 198g
- 今回:CP-2+EE-1 = 92g
できた〜😃 |
試写
OM-D E-M1 Mark IIの飛翔写真の経験から「C-AF中央優先」はオフにして撮影をスタート。親指AFでドライブモードはSH2。被写体検出をONにすると、左目のEE-1で被写体を捉えた瞬間に、右目で被写体検出枠が燕を捕捉する様子を確認できました。
カワセミはバーダーの人達に遠慮して近づけなかった。次回は300mmにテレコンを付けてみよう。
EE-1改 Ver.2.0
作成した「EE-1改」は「夏の暑さ」に弱かったようで、長時間の撮影で耐えられずにパテがポロッと取れてしまった。そこで「耐衝撃 瞬間接着剤」と「耐熱700℃のパテ@Amazon」の組み合わせに変えてみました。来年の夏はこれで乗り切れるでしょうか。
また、止めねじのプラスチックのグリップを木製グリップに変えてみました。と言うとかっこよく聞こえますが、ただの割り箸です。「水性キシラデコール ウッドコート」を塗りました。今のところ、手触りや回しやすさなどいい感じです。
(おまけ)オリンパスEE-1とニコンDF-M1の違い
カメラ用のドットサイト照準器といえばこの2つ。仕様を比較してみました。
メーカー |
ニコン |
オリンパス |
型名 |
DF-M1 |
EE-1 |
防滴仕様 |
配慮した設計 |
防塵防滴 |
照準マーク |
3種類 |
1種類 |
カラー選択 |
赤/緑 |
赤 |
明るさ |
5段階 |
5段階 |
三脚ネジ穴 |
あり |
なし |
電池 |
CR2032 |
CR2032 |
サイズ |
48x67x85mm |
46.2x67x85mm |
質量 |
83g |
72.2g |
発売日 |
2018年9月14日 |
2015年4月24日 |
価格 |
22,000円 |
15,000円 |