MIRRORLESS COMPARISONに「OM SYSTEM OM-1」の野鳥などの設定例が掲載されています。
元記事
共通設定
- RAWファイル:「特に難しい撮影条件で作業する場合、ポストプロダクションで最高の汎用性を発揮します。OM-1 ORFファイルは小さいので(平均20MB)、SDカードがすぐに一杯になることはありません」
- ISO感度:「野生動物の撮影では、ISOオート上限で6400か12800のいずれかを使用します。光が頻繁に変化する環境や、シャッタースピードをその場で変更する場合はオート設定にすると良い。ポートレートでは、ISO200前後を指定して設定する」
- 測光:「ESP測光はほとんどのシーンで機能し、露出補正を使用してEVFのヒストグラムまたはプレビューを見ながら明るさを調整できます。中央部重点測光は、木に止まっている小鳥に有効です。スポット測光は、羽や毛が白かったり黒かったりするとカメラが混乱しやすいので使わないでください。ポートレートの場合、顔・瞳検出が有効なときは、顔の中心を測光します」
野鳥
MENU |
止まりもの |
飛びもの |
AF方式 |
C-AF(AF-On) |
C-AF(AF-On) |
半押し時のAF |
AFしない |
AFしない |
被写体検出 |
鳥 |
鳥 |
AFターゲット |
Small |
Large |
C-AF中央優先 |
しない |
しない |
レリーズ優先 |
Off |
Off |
C-AF追従感度 |
0 |
+2 |
AFスキャン |
Off |
Off |
連写 |
10fps |
SH2 |
低感度画像処理 |
解像優先 |
連写優先 |
シャッター |
1/200 |
1/2500 |
ISOオート上限 |
6400 |
12800 |
手ぶれ補正 |
S-IS1 |
S-IS2またはOff |
連写中手ぶれ補正 |
IS優先 |
連写速度優先 |
※2024年2月更新、ボディ内手ぶれ補正について、止まりものと飛びもので細かく切り替えていますね。海外では画質向上のメリットがあるという声が多数あります。
M.150-400mm のレンズフードは熱が篭りやすい?
fredmiranda.comに「冬になるとM.150-400mmのレンズ フードは、他のレンズフードよりも熱が篭りやすい」という興味深いスレッドが投稿されています。
OM-1の鳥認識AFでカワセミ撮影
前回の検証でOM-1の鳥認識AFの特徴が見えてきたので「次は何を撮ろう」と考えた結果、カワセミに挑戦することにしました。
24/5/6、Ver.1.6とサンヨンの組み合わせでは、MFクラッチのOn/OffでAFがかなり不安定になる。飛びものではAFスキャンをOnにするもしくはMFクラッチOffがおすすめです(検証記事)
モータースポーツ
- AF方式:C-AF (AF-On)
- 半押し時のAF:しない
- 被写体検出:モータースポーツ
- AFターゲット:Small
- C-AF中央優先:しない
- レリーズ優先:Off
- C-AF追従感度:-1
- AFスキャン:Off
- 連写:10fps以上
- 低感度画像処理:連写優先
- シャッター:1/1000、流し撮り1/200〜400
- ISO感度:200(ライトに応じて上げる)
- 手ぶれ補正:S-IS2
- 連写中手ぶれ補正: 連写速度優先
ポートレート
- AF方式:C-AF (AF-On)
- 半押し時のAF:しない
- 被写体検出:Off
- 顔・瞳検出:On
- AFターゲット:Middle
- C-AF中央優先:しない
- レリーズ優先:Off
- C-AF追従感度:0
- AFスキャン:Off
- 連写:単写
- 低感度画像処理:解像優先
- シャッター:1/50以上
- ISO感度:200(固定)
- 手ぶれ補正:S-IS1
- 連写中手ぶれ補正:IS優先
子供
- AF方式:C-AF (AF-On)
- 半押し時のAF:しない
- 被写体検出:Off
- 顔・瞳検出:On
- AFターゲット:Middle
- C-AF中央優先:しない
- レリーズ優先:Off
- C-AF追従感度:+1
- AFスキャン:Off
- 連写:5〜10fps
- 低感度画像処理:解像優先
- シャッター:1/200以上
- ISOオート上限:6400
- 手ぶれ補正:S-IS1
- 連写中手ぶれ補正:IS優先
更新履歴
- 試写(22/5/29)
OM-1のファームウェアはVer.1.1。アップデート後は日付の設定が必要で、OI.Shareに接続して日時を同期しました。C1〜C4の設定は以前のままで変わったところなし。C1に止まりもの、C2に飛びもの。見落としていたレリーズ優先と連写中手ぶれ補正を設定したあと、ドライブは♦単写、♥SH2、ProcapSH2を切り替えながら撮影しました。
結果は、、、
近くでカモが飛び立った音を聞いたあと 昔は見ているだけだったが今は撮れてしまう |
ProCapSH2 |
久しぶりの撮影でしたが、このカスタマイズ設定のお陰か終始とても楽しめました。撮影モードがたくさんありすぎて悩んでいたけれど、基本はC1:♦連写、C2:♥SH2を軸にしつつ、自分の反応速度ではどうにもならない場面ではProCapSH2、動物の動きが面白かったり、鳴き声が綺麗だったら4K60p動画も一緒に撮ることにしました。(≧∇≦)b スッキリ
関連記事
OM-1の野鳥写真、AF設定の再考
OM-1のファームウェアVer.1.2がリリースされたので野鳥撮影で試してみました。