2022年5月26日木曜日

OM SYSTEM OM-1設定: 野鳥の飛翔写真など

MIRRORLESS COMPARISONに「OM SYSTEM OM-1」の野鳥などの設定例が掲載されています。

 

元記事

 

共通設定

  • RAWファイル:「特に難しい撮影条件で作業する場合、ポストプロダクションで最高の汎用性を発揮します。OM-1 ORFファイルは小さいので(平均20MB)、SDカードがすぐに一杯になることはありません
  • ISO感度:「野生動物の撮影では、ISOオート上限で6400か12800のいずれかを使用します。光が頻繁に変化する環境や、シャッタースピードをその場で変更する場合はオート設定にすると良い。ポートレートでは、ISO200前後を指定して設定する
  • 測光:「ESP測光はほとんどのシーンで機能し、露出補正を使用してEVFのヒストグラムまたはプレビューを見ながら明るさを調整できます。中央部重点測光は、木に止まっている小鳥に有効です。スポット測光は、羽や毛が白かったり黒かったりするとカメラが混乱しやすいので使わないでください。ポートレートの場合、顔・瞳検出が有効なときは、顔の中心を測光します
 
 

野鳥

MENU

止まりもの

飛びもの

AF方式

C-AF(AF-On)

C-AF(AF-On)

半押し時のAF

AFしない

AFしない

被写体検出

AFターゲット

Small

Large

C-AF中央優先

しない

しない

レリーズ優先

Off

Off

C-AF追従感度

0

+2

AFスキャン

Off

Off

連写

10fps

SH2

低感度画像処理

解像優先

連写優先

シャッター

1/200

1/2500

ISOオート上限

6400

12800

手ぶれ補正

S-IS1

S-IS2またはOff

連写中手ぶれ補正

IS優先

連写速度優先

 

モータースポーツ

  • AF方式:C-AF (AF-On)
  • 半押し時のAF:しない
  • 被写体検出:モータースポーツ
  • AFターゲット:Small
  • C-AF中央優先:しない
  • レリーズ優先:Off
  • C-AF追従感度:-1
  • AFスキャン:Off
  • 連写:10fps以上
  • 低感度画像処理:連写優先
  • シャッター:1/1000、流し撮り1/200〜400
  • ISO感度:200(ライトに応じて上げる)
  • 手ぶれ補正:S-IS2
  • 連写中手ぶれ補正: 連写速度優先

 

モータースポーツは、素人ながらC-AF+TRの方がAFターゲット表示が分かりやすいような気がしますが、どうなんでしょうか。

 

 

ポートレート

  • AF方式:C-AF (AF-On)
  • 半押し時のAF:しない
  • 被写体検出:Off
  • 顔・瞳検出:On
  • AFターゲット:Middle
  • C-AF中央優先:しない
  • レリーズ優先:Off
  • C-AF追従感度:0
  • AFスキャン:Off
  • 連写:単写
  • 低感度画像処理:解像優先
  • シャッター:1/50以上
  • ISO感度:200(固定)
  • 手ぶれ補正:S-IS1
  • 連写中手ぶれ補正:IS優先

 
 

子供

  • AF方式:C-AF (AF-On)
  • 半押し時のAF:しない
  • 被写体検出:Off
  • 顔・瞳検出:On
  • AFターゲット:Middle
  • C-AF中央優先:しない
  • レリーズ優先:Off
  • C-AF追従感度:+1
  • AFスキャン:Off
  • 連写:5〜10fps
  • 低感度画像処理:解像優先
  • シャッター:1/200以上
  • ISOオート上限:6400
  • 手ぶれ補正:S-IS1
  • 連写中手ぶれ補正:IS優先 

 

 
元記事に各設定の詳細な解説があります。また、野鳥/モータースポーツ撮影における被写体検出の注意事項や、置きピンでPreMFを活用するテクニックなどを読むことができます。個人的にはISOオート上限設定以外はほぼ同じ設定でしたが、ここまで静体/動体の設定を区別して徹底していなかったので大変参考になりました。また、レリーズ優先や連写中手ぶれ補正などの設定を見落としていたので助かりました。マシューさん、ありがとう!
 
※2024年2月更新、ボディ内手ぶれ補正について、止まりものと飛びもので細かく切り替えていますね。この記事を公開した2022年5月のときはあまり深く考えていなかったのですが、海外では画質向上のメリットがあるという声が多数あります。
プロキャプチャーの詳細設定はこちらに書きました。
 

  • 試写(22/5/29)
OM-1のファームウェアはVer.1.1。アップデート後は日付の設定が必要で、OI.Shareに接続して日時を同期しました。C1〜C4の設定は以前のままで変わったところなし。C1に止まりもの、C2に飛びもの。見落としていたレリーズ優先と連写中手ぶれ補正を設定したあと、ドライブは♦単写、♥SH2、ProcapSH2を切り替えながら撮影しました。
 
結果は、、、
 




近くでカモが飛び立った音を聞いたあと
昔は見ているだけだったが今は撮れてしまう



ProCapSH2







久しぶりの撮影でしたが、このカスタマイズ設定のお陰か終始とても楽しめました。撮影モードがたくさんありすぎて悩んでいたけれど、基本はC1:♦連写、C2:♥SH2を軸にしつつ、自分の反応速度ではどうにもならない場面ではProCapSH2、動物の動きが面白かったり、鳴き声が綺麗だったら4K60p動画も一緒に撮ることにしました。(≧∇≦)b スッキリ
 

 

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