2022年11月16日水曜日 更新:

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8 購入

ふと、「ほしいものリスト」に入れているM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8のことを思い出す。 

主な仕様

  • レンズ構成:4群6枚(レンズ構成図&MTFチャート
  • 防滴処理:なし
  • 手ぶれ補正:なし
  • 最短撮影距離:0.2m
  • 最大撮影倍率:0.11倍 (35mm判換算 0.22倍相当)
  • フィルター径:37mm
  • 最大径x全長:Ø57x22mm
  • 質量:71g

 

  • 新アルゴリズムにより「ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8」と比較して、約2倍の高速なオートフォーカス駆動を実現。
  • MFTのAFレンズの中では「LUMIX 14mm F2.5」に次ぐ薄さです。

 

 

基本情報

  • 製品名:M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8 ※生産終了品
  • 希望小売価格:49,875円(税込)、初値34,179円、中古相場8K〜12K 黒の人気高め
  • 発売日:シルバー2009年7月3日(金)、ブラック2011年1月28日(金)
  • Amazonで商品を見る

 

2010年10月発売の「E-P2プレミアムキット」に同梱していた特別カラーのブラックが2011年1月に単体発売!2013年3月より33,000円に価格改定されたあと、2018年6月に「生産が終了した商品」に登録されました。

 

 

外観

「OM-D E-M5に付けたら絶対に似合う」とブラックが登場したときに入手予定でした。最近の評判やレビューを見ると、GM1やE-M5用として人気が高い。それは気になる〜ということでポチりました。 

青いリングが今となっては新鮮
サムレストのOMラベルはオリジナルのZUIKOケースから移植して
耐衝撃の瞬間接着剤で付けました
 
GM1にもお似合いです 

 

気が付いたらオリンパス歴代の単焦点パンケーキレンズをコンプリート!M.17mm F2.8は、レンズ前面のラベルのフォントサイズが大きすぎてバランスが悪い。と思ったが、こうして並べて眺めてみるとフォーサーズのラベルを継承したようだ。

こんなに小さくなっちゃって



異音問題

カメラの電源を入れると「カチッ」というスイッチ音のあとに前玉が4mmほど前方に繰り出す。ピントが合わないと更に1mmほど伸びたあと前玉が引っ込む動作をする。このタイミングで「カポッ」という音が鳴ります。

1回だけ鳴るならまだ我慢できるが、AFが迷い始めて「カポカポ」と鳴り続けてしまう。これが前オーナーが手放した理由かなと思ったり。

前玉を分解してみたが特に問題は見つからない。どちらかというと、様々な箇所で「ZD 25mm F2.8」よりも作りが進化していると感じます。

沈胴部品は3つのねじで止められていて僅かにぐらつく。ねじが緩んでいるということもなかったが、贅沢にワッシャーが挟んであった。これを外してもっとレンズ本体に密着させたらどうだろうと試してみると、なんと「カポカポ」と鳴る現象は無くなり、AFが迷いにくくなった!

 

 

沈胴問題

カメラを電源オフしたあとに、沈胴が収納されずに出っぱなしになる不具合があります。我が家で現象を確認できたのは以下の2台です。なんてこったい。

 

  • OM-D E-M5:収納される
  • PEN E-P5:収納される
  • OM-D E-M1:収納される 
  • GM1:収納される
  • GM1S:収納される
  • OM-D E-M1 Mark II:出っぱなし
  • OM-1:出っぱなし

 

後日、ZD 25mm F2.8でも同じ現象を確認。沈胴するタイプのレンズは全滅かと思いきや「LUMIX 20mm F1.7(I型)」は大丈夫でした。電源オフから収納されるまで3秒ほど待ちます。

原因は、AFの「レンズリセット」の設定でした。これをOnにすれば電源オフしたあとにレンズが自動で収納されます。

 

 

レンズキャップ

移動中のレンズ保護は、MARUMI「ステップアップリング37mm-46mm」 + エツミ「ワンタッチレンズキャップ 46mm@Amazon」にしました。  

ステップアップリングは、37-43mm、37mm-46mm、37mm-49mm、37mm-52mmなど色々と試しましたが、「37mm-46mm」が一番似合うような気がします。

 

OM-1とM.17mm F2.8


試写

まずは「OM-D E-M5エリートブラック」でナイトスナップ。SH測光+「チートシート2019」 を使って撮影しました。開放F2.8ということで、F1.4のレンズと比べるとISO感度が1〜2段ほど上がりやすい傾向がありました。 

1/125s F2.8 ISO200 -0.3EV

1/80s F2.8 ISO500 +2.3EV

1/320s F2.8 ISO200 -0.3EV

格子状になっている被写体で歪みが気になるケースがありました。OM Workspaceで歪み補正(自動)を適用してみたところ、見栄えだけでなく解像感も向上しました。これには(・・;)ビックリ

後日、建物などを撮影したOM-1のJPEGを調べてみたところ歪み補正されてませんでした。つまりこのレンズはRAWで撮影しておいた方が無難です。

1/80s F2.8 ISO320 -0.3EV


1/60s F2.8 ISO200 -0.3EV

1/60s F2.8 ISO800 +0.7EV

1/60s F2.8 ISO1000 -1EV

 

 

LUMIX GM1

こちらは風景写真多めになります。















 
 
こちらでも、少し歪みが気になる写真が1枚ありました。SLIKYPIXのレンズ収差補正/ディストーション(有効)で歪曲率「-0.8%」にしてみました。
 


 
今回、通常のレンズでOM Workspaceの歪み補正(自動)やSILKYPIXの歪み補正を初めて使用しました。これまで広角レンズに少し苦手意識があったのですが、遠近感と歪みを一緒にして頭が混乱していたようだ。

50〜100枚中の1〜2枚の話ではあるけれど、写真の周辺が甘いと感じたり、嫌な歪みだなと感じたら、歪み補正を活用するとよかったのかも。