2011年5月31日火曜日 更新:

ZUIKO DIGITAL 50mm F2.0 Macro 購入

台風2号が本州に上陸した2011年5月29日。久々にポチっとしました。

主な仕様

  • レンズ構成:レンズ構成10群11枚(レンズ構成図) 
  • 防滴処理:防塵防滴機構
  • 最短撮影距離0.24m
  • 最大撮影倍率:0.52倍
  • フィルター径:52mm
  • 最大径x全長Ø71 x 61.5mm
  • 質量300g


基本情報

  • 製品名:ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
  • 希望小売価格 :89,100円(税込)、初値57,885円
  • 発売日:2007年9月8日(土)
  • 付属品:レンズキャップ(LC-52B)、レンズリアキャップ(LR-1)、レンズフード(LH-55)、レンズケース(LSC-0814)
  • (別売)テレコンバータ EC-14、EC-20
  • (別売)エクステンションチューブ EX-25 最大撮影倍率:0.98倍


 

外観





   

  

購入のきっかけ

最近、子供達の撮影でよく使用するのがZD 35mm F3.5 Macroでして、更にその上を行く描写として評判のマクロレンズを使ってみたいと思うようになりました。

AFが遅いのと逆光に弱いのが欠点らしく、リニューアルの発売を恐れて購入を控えておりましたが、もう我慢の限界です。

ZD 50mm F2.0 Macroに1.4倍テレコンのEC-14を付けると70mm F2.8 Macroとなり、小動物や昆虫の撮影に気軽に使える望遠マクロを同時に手に入れたことになる。


試写

子供達は、小さな生き物を見つけたりするのがとても上手だ。一緒に遊んでいると、「自分も昔そうだったな」と、幼き頃に草花や虫を眺めていた記憶がフラッシュバックします。



2人の小さな冒険家たちは、発見するとなんでも私に教えてくれる。そこに一切余計な情報はない。「とにかく見て!」と。だから私は目を大きく凝らして、彼等が何を伝えたかったのかを考える。






このレンズは同じ類の話で、「とにかく見て!」と言いたくなります。MTF曲線だとか細かい仕様だとか。もうどうでもいいじゃないですか。



 


ZD 50mm F2.0 Macroを手にして、改めて「良いレンズとは何か」を考えさせられました。

撮っていてまず感じたのは、このレンズが単に高解像であるとか、ボケが美しいといったスペック的な魅力以上に、「被写体の本質」に迫ってくれる力があるということです。マクロレンズとしての繊細な描写力はもちろんのこと、どこか空気感までも表現してくれるような、そんな写りをします。

人物のまなざし、花の質感、小物のたたずまい――ファインダーを覗いてシャッターを切った瞬間はわかりません。しかし、PCの画面に表示した瞬間に、その美しさに思わずため息が出てしまいます。

それでいて価格は、驚くほど手の届きやすい“ハイグレード”設定。むしろ、この描写でこの価格帯なら、間違いなく「これは買って良かった」と心から思えるレンズです。ぜひ一度使ってみていただきたい一本です。

 

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