噂
- 「同じ構図をG9 IIとGH6の両方で、それぞれのカメラの内部RAW処理を使って処理した。今回のテストサンプルはプリプロダクションのため、G9 IIがこの問題を解決したと断定することはできないが、G9 IIはISO感度がベースから800までの画質が著しく向上している」(23/9/12、PetaPixel)
- 「GH6では動画限定の機能だった「ダイナミックレンジブースト」をスチルに適用することで、写真撮影時にRAWデータの暗部階調が豊かになる効果が得られるようになりました」(23/9/13、Panasonic)
- 「新データ:パナソニック LUMIX G9M2 のダイナミックレンジとその他のセンサー測定」(23/12/6、Photons to Photos)
主な仕様
:進化
:S5IIと同じ
- 有効画素数:2520万画素 像面位相差AF+DFD AF
- 画像処理:ヴィーナスエンジン 2023、独ライカカメラと共同開発
- 防滴処理:防塵防滴構造
- 手ぶれ補正:8段
- ファインダー:有機EL 368万ドット
- 液 晶:3インチ 184万ドット
- シャッター:メカ 1/8,000〜60秒、電子 1/32,000〜60秒、動画1/25,000〜1/25秒
- 連 写:メカ 追従10コマ/秒、電子 追従60コマ/秒、過去に遡れる「プリ連写機能」付き
- 動 画:C4K/4K 60p 4:2:2 10bit, C4K/4K 10bit 120p/100p(S5II: 6K30P、空冷ファン内蔵)
- 記録媒体:SDカード Dual UHS-II x2
- 電 源:7.2V 2200mAh(DMW-BLK22)
- 外径寸法:134.3 x 102.3 x 90.1 mm
- 質 量:658g(S5II: 740g)(バッテリー、SDメモリーカード含む)
基本情報
- 製品名:LUMIX DC-G9M2
- 希望小売価格:オープン価格、初値230,670円
- 発売日:2023年10月27日(金)
外観
耐久性のある堅牢なマグネシウム合金フレーム。防塵・防滴性能に配慮した構造。-10℃の寒冷地での撮影も可能です。
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ヒット商品S5IIに瓜二つ |
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DMW-BG1はG9II/S5II対応 |
2022年3月発売のGH6と同じく光学ローパスフィルターレス設計。撮像センサーに779点の像面位相差AFを搭載。海外のレビューによると、GH6のスチル撮影で問題となっていた低ISO感度撮影時のノイズは改善したと報告されています。
バッファメモリーの拡張、プリ連写、手ぶれ補正8段、リアルタイム認識AFの刷新など、OM-1に対抗する性能だけでなく、リアルタイムLUTやLEICAモノクロームといった、今後の小型機に搭載してくれたら嬉しい新機能が詰まった製品となっています。
Photons to Photos
作者のウィリアム・J・クラフ氏によると「値そのものは機種比較には不適切であるが、グラフの形状は内部回路のヒントになる」とのことですのでグラフの傾向を見るだけにとどめます。デュアルゲインの切り替えポイントは以下の通りです。
- GH6:ISO800
- G9M2:ISO3200
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- G9:ISO1000、ISO16000
- G9M2:ISO3200
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G9はソニー製のIMX272を搭載していると言われているが、その特徴である低感度、高感度の2つの切り替えポイントを持つ測定結果となっている。一方、GH6およびG9M2は、1段階のみの感度スイッチです。おそらく非ソニーで、現時点ではTower SemiconductorのBRV2500派生が有力です。
G9M2は、GH6のスチル撮影時の低感度ノイズ問題が解決したとのことだが、ISO3200以降は下三角のデジタルノイズリダクションがかかる傾向があり、DxO PureRAWなどのAIノイズ処理の使用には注意が必要です。
Panasonicは、フルサイズのSシリーズの一部で、ソニー製のIMX410派生(S1/S5/S5II/S5IIx/S9)を採用。Gシリーズではソニー製のIMX272(GH5/G9/GH5M2)を採用し続けていましたが、GH6よりパナソニック系センサーに回帰したということになります。
夜景スナップや星景写真を撮るときは、いつもソニー製センサー搭載の E-M5 < E-M1 Mark II < OM-1を持ち出していました。逆に夜は弱いが、日中であれば特に問題なく日常の風景を撮れるのがパナソニックセンサーの E-M1 ≒ GM1 ≒ GM5 です。そして、時々恋しくなる E-M5 / E-P5 + TruePic VIの描写。P2Pの測定結果は、これまでの撮影の印象を裏付けるような内容です。
LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm F2.8
- 製品名:LEICA DG VARIO-ELMARIT 35-100mm / F2.8 / POWER O.I.S.(H-ES35100)
- 希望小売価格:154,000円(税込)
- 発売日:2023年10月27日(金)
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ナノサーフェスコーティングをレンズ表面に施し、ゴーストやフレアを軽減 |
25mm F1.4 IIや12-35mm F2.8 IIなど、ナノサーフェスコーティングコーティングのリニューアルが続いています。次はLEICA 45mm F2.8でしょうか。
ぜひナノサーフェスコーティングに対応した20mm F1.7の3型や、登山向け小型望遠レンズとして防塵防滴とDual IS 2に対応させた45-175mm 2型のリニューアルもお願いしたいところです。( ;∀;)タノムヨー
LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 II
- 製品名:LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 II ASPH. / POWER O.I.S.(H-RSA100400)
- 希望小売価格:220,000円(税込)
- 発売日:2023年10月27日(金)
100-400mmは、新たにズームリミットスイッチを搭載しました。旧型のズーム操作は硬いことで有名ですが、ズームリングの操作感が改善したようです。また、ズーム時のフォーカス追従性能も向上したとのこと。
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新型はズームリミットスイッチ付き |
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別売りの2倍テレコン(型名:DMW-TC20A)もリニューアルしました。こちらは、新たに100-400mmに対応させるためで、光学的な変更の情報はありません。35mm判換算で1600mmの撮影が可能となりました。※F値も2倍になります。
- 製品名:デジタルカメラ交換レンズ用テレコンバーター DMW-TC20A
- 希望小売価格:オープン価格
- 発売日:2023年10月27日(金)
大きさ比較
- OMS 100-400mm F5-6.3:全長 約20cm、1.120kg
- LUMIX 100-400 F4-6.3 II:全長 約17cm、0.985kg
- OMS 300mm F4:全長 約22cm、1.27kg
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OM-1に装着したイメージ |
更新履歴
- 23/9/7、パナソニックからテザーが登場。位相差AFを搭載したフラッグシップ級のMFT写真機がまもなく発表されます。
- 製品発表
- OM-1 Ver.2.0のリリース日の噂は、今年初めが夏頃、最近になって今年中と変わりました。これがOM SYSTEM OM-1の対抗機となると後者が優勢となりそうです。
- 2023年9月13日(水)、パナソニックから位相差AFを搭載したスチルフラッグシップのG9 PRO II が発表されました。
- 2つのレンズが同時発表されました。1つは、35-100mmのリニューアルでGレンズからLEICA銘となり、もう一つは人気のLEICA 100-400mmの機能性を向上させた2型として進化します。
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S5IIでどうなる?マイクロフォーサーズの未来
DPReview TVのクリス氏とジョーダン氏は「S5IIはパナソニックカメラの未来に何をもたらすのか」のトピックで、像面位相差AFを搭載したマイクロフォーサーズ機の可能性について語っています。