2023年2月8日(水)、OMDSがエキサイティングな発表をしてから半年が経過しようとしています。国内外の様々なサイトからリストアップした信憑性の高い噂のその後を調べてみました。
噂1:OM-1 Ver.2.0
- 「先日のファームウェアアップデートでフライング公開された「M.90mm F3.5 IS PRO」は間違いないとして、あとはOM-1のアップデートか?と思ったが、これも裏情報を握っている人がいて、2/8ではない2023春にVer.1.4、そして夏にVer.2.0の大型アップデートが予定されているらしい。いつ搭載されるかわからないが「HDR RAW」という機能が有力とのこと。なんだそれは夏山で使える機能なのか」(23/1/28、43デジカメ*ラボ)
- 「信頼できるドイツのブロガーが、パナソニック GH7 が今年発売されるかもしれないと言及しました。 今年発売されるMFTカメラはこれだけになるだろうと彼は語った。
今年は、OMDS OM-1 のファームウェア 1.6 と、その後に新機能を備えた 2.0 も登場する可能性があります」(23/8/23、43Rumorsの読者)
裏情報を握っていた人は、見事に「2023春にVer.1.4」を的中させましたね。となると「夏にVer.2.0の大型アップデート」は、かなり期待してよい事になります。しかし、8/23には「今年中にVer.1.6と新機能を備えたVer.2.0をリリースする可能性がある」という噂が登場しました。 →OM-1Xの開発で延期された?
一方、新機能について「HDR RAWという機能が有力?」という話題については、OM-1の取扱説明書の159ページに「画質モードが[RAW]のときはRAW+JPEGで記録されます」と明記されており、現行バージョンで既に対応済だが、Smart HDRやHLGに準拠することを予想していたのだろうか。 →ライブGND搭載のOM-1 Mark IIの噂が登場
噂2:超望遠PROズーム?
噂3:被写体検出の特許
- 「これはツイッターでダボ八緑兎さんに教えていただいたのだが、最近オリンパスから被写体検出AFの特許が2件出願されている。OMDSは今も「オリンパスの研究開発リソースを契約ベースで活用している」とImaging Resourceのインタビュー記事で聞いていたが、OM SYSTEM OM-1のペンタ部に「OLYMPUS」と付いたのは納得の話である」
- 「この発明の実施形態は、デジタルカメラは勿論、医療用内視鏡、自動車搭載用カメラやスマートフォンなどにも搭載できる技術とのこと。そういえば最近の車は、障害物はもちろん、交通標識を自動認識して見落とさないように「お知らせ@トヨタ」してくれますね」
- 「ペンタ部のロゴはOM SYSTEMに変わってしまったけれど、OMDSは今後もオリンパスの技術ドライバーとしての役割を担っていくのでしょうか。オリンパスとは切っても切れない間柄なのかもしれませんね」(23/1/28、43デジカメ*ラボ)
- 2023年 4月25日:特開 2023-58260「連続撮影等して得た複数の画像を合成することによって、低速シャッターで手ぶれを抑えて撮影した画像相当の画像を安定した精度で得ることができる技術」
- 2023年 1月 6日:特許 7200030「学習装置、撮像装置、学習システム、AI情報提供装置、学習方法及び学習プログラム」
- 2022年11月22日:特開2022-173872「焦点調節装置および焦点調節方法」
OMDS
- 2023年 7月 6日:特許7304193「撮影光学系と撮像素子を有する撮影装置において、天体等を追尾できるようにした追尾装置および追尾方法」
- 2023年 5月 8日:特許 7269354「センサの検出精度は日夜向上しており、特に角速度センサにおいては地球の自転(約0.004167dps)を検出可能な感度を持つものも登場してきている。本発明は、上記実情に鑑み、複雑な計算を必要とせず、天頂付近でも精度を低下させることなく天体追従撮影を可能にする技術」
- 2023年 5月 8日:特許 7269354 「日周運動に追従して天体を撮影する技術」
噂4:TG-7 & OM-10?
- 「先日B&H Photoに行ったら、近日発売の商品がOMブースの近くに掲示されているのを見ました。 Tough TG-6やE-M10の側です。Tough TG-7 と OM-10でしょうか」(23/8/29、mu-43.com)
更新履歴
- 23/1/26、OMDSがYoTubeのグローバル公式サイトで「EXCITING ANNOUNCEMENT」というタイトルの動画をプレミア公開したことで、コメント欄がたいへん盛り上がっております。そこで、公式YouTubeのコメント欄および公式ツイートのリプライ、噂サイト、欧米のOLYMPUSフォーラムなどの投稿で、皆さんがエキサイティングだと予想しているカメラやレンズをざっと集計してみました。
- M.90mm F3.5 Macro 49票
- PEN-FII 38票
- OM-1のアップデート 29票(人物検出AF、ボケコントロールなど)
- OM-1X 21票
- 超望遠PROズーム 21票(50-250mmなど)
- OM-3 15票
- 超望遠単焦点レンズ 12票
- OM-10 9票
- TG-7 7票
- E-PL11 4票
- Lマウントアライアンス加入 3票
- フルサイズOM 2票
- OM-5のアップデート 2票
- オリンパスに復帰 2票
- 高級コンデジ 2票
- 水中カメラ
- 大口径標準Proズーム
- チルトレンズ
- PEN-FIIが堂々の2位!リコーGRIIIや富士フイルムのX100Vを羨望の眼差しで見ているものとしては納得の結果となりました。そして、OM-1Xや超望遠PROズームの声が意外と多い。
- こうして欲しい物をバンバン上げてくれるのだから、メーカーにとっては有り難い事でしょうね。近年はメーカーの思惑とユーザーの距離があるように感じますが、OMDSはこのイベントでユーザーの満足度を上げる事ができるのでしょうか。
- 私は90mmマクロだけかなと思っていたが、沢山のコメントの中でOMDSの案内文について指摘している人がいました。それは「excitingの前にsomeが付いてるから絶対に複数のニュースがある」というんです。
それは鋭い(・_・;) 2023年2月8日(水) 15:00〜 YouTube |
- そして最後に「One more thing」で新型カメラやレンズの開発発表があれば、今後のOMDS製品、マイクロフォーサーズマウントが楽しみな内容となる。それはちょっと期待しすぎかもしれないけれど。2/6の時点では、OM SYSTEM OM-1 12-40mm F2.8 PRO IIキット
が2023年2月24日(金)に発売されるというのが確実な模様。
- 23/2/8 15:00〜、期待に胸を膨らませてリアルタイムで発表を視聴しました。結果は、、、90mmマクロのみでした!コメント欄では「なぜビデオだけで説明も無いのか」とクレームがありましたが、OMDSグローバルの方は以下のセミナーを案内していました。
Introducing the New M.Zuiko Digital ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
Join us for a day of informative live streams from around the globe with our technical experts and OM SYSTEM Ambassadors. See more below! PROGRAM 10:00 CET (Europe) | 04:00am EST (New York) | 8:00pm AEDT (Sydney) Coffee with the Cla(i)res….introducing the NEW M.Zuiko 90mm F3.5 Macro with Aaron Ha...