2019年11月8日金曜日 更新:

OM-D E-M1 Mark IIのナイトモードで夜景スナップ

夜が夜らしく撮れると私の中で評判の?オリンパス版ナイトモード「スポット測光シャドウコントロール」。露出補正がだいぶ分かってきたので、今夜は前回と同じコース、同じ被写体をOM-D E-M1 Mark IIの“SH測光”で撮影してきました。結果は・・

25mm F1.4 1/3s ISO800 +2.3EV

SH測光のバックナンバー

 

 

夜が綺麗に撮れるカメラ

マイスポットシャドウ設定を3機種(E-M5, E-M1, E-M1 Mark II)に設定して使用した感想ですが、やはり一番簡単かつ綺麗に撮れるのはE-M1 Mark IIです。特に一番重要な画質。E-M5/E-M1のJPEGは、Googleフォトに変換されたあと暗部が壊れます。元のRAWデータはそこまで酷くないのですが。16MPと20MPの差が関係してるのかな。比較用として元画像をFlickrにアップしておきます。

次にスナップの操作性。持ちやすいグリップ、滑らかな露出ダイヤル、バリアングル液晶(移動時ひっくり返してモニターを消せる)、バッテリーの持ち(頻繁に電源オフ不要)、EVFの見やすさ、低照度AFの安定度は、E-M1 Mark IIが優勢。

サプライズの1枚、チルト液晶(疑似ウエストレベルファインダー)、バッテリーのハラハラ感など、カメラの楽しさはE-M5に軍配が上がる。

25mm F1.4 1/20s ISO200 +1EV
25mm F1.4 1/15s ISO500 +0.7EV
25mm F1.4 1/100s ISO200 +1EV





夜のライカ 25mm F1.4 II 評

スポットシャドウで暗所を撮ろうとすると、レンズがギコギコ鳴き出します。なるべく同じ構図で撮ったつもりでしたが、カメラが変わると構図も変わる。前回、暗くしすぎた露出補正は、適切に撮れるようになったでしょうか。周辺減光を狙って設計しているライカレンズは、夜との相性がバッチリです。25mm F1.4 IIは防滴防滴で軽量なので、これから長い付き合いになりそうだ。

PB080219
Flickr: 25mm F1.4 1/20s ISO200 +1EV

Googleフォト: 25mm F1.4 1/15s ISO800 +1EV
PB080220
Flickr: 25mm F1.4 1/15s ISO800 +1EV
25mm F1.4 1/25s ISO200 +1EV
25mm F1.4 1/20s ISO200 +2.7EV





夜の猫はむずかしい

スポットシャドウを設定しても、常に動いている暗がりの猫を捉えるのは25mm F1.4では厳しい?ここはチートレンズ17mm F1.2を使いました。それでも被写体ブレしている写真が多く、素直にISO感度を800〜1250に上げればよかったかもしれません。C-AFで♥連写Lしまくったのはここだけの秘密だ。クラスターのAF枠が猫の顔に吸い付くのだが、もしかして猫認識してる?

「顔や被写体の色、形など、あらゆる情報を活用することでAFの精度が向上しました。暗いシーンや低コントラストな被写体でも、より確実にピントを合わせられます」

高精度AFアルゴリズムが搭載されているのは、 E-M1XE-M1 Mark II。そして、E-M5 Mark IIIです。「背景抜けしにくいS-AF」は、C-AFでも同様に確認済です。(飛翔写真の記事

PB080309
Flickr:17mm F1.2 1/15s ISO320 +1.3EV
PB080402
Flickr:17mm F1.2 1/6s ISO800 +1EV






イルミは相性が悪い?

ライトが頻繁にチカチカと点滅するイルミとスポットシャドウの相性はあまり良くない。EVFが変に暗くなったり明るくなったりと、撮影が難しかったです。シャッタースピードが上がって、フリッカーの影響を受けやすくなるのか。E-M1 Mark IIは「フリッカー低減機能」が搭載されているので、画像が縞模様になることはありません。

25mm F1.4 1/100s ISO200 +2EV

ということで、夜の街をスポットシャドウで撮り歩くのはとても新鮮でした。自宅で眠っているMFTのカメラを持ち出して、ウォーキングの合間に撮影するのは一興かもしれません?





関連記事