初挑戦のヤビツ峠は惨敗。。
5月中旬にヒルクライムの聖地、ヤビツ峠にミニベロで挑戦してきました。湘南からヤビツ峠〜宮ケ瀬湖を経由する約95kmのコースだったが、やはり一番キツかったのがヤビツ峠。表ヤビツは最初の激坂をクリアすれば頂上まではなんとかなる。しかし、ヤビツ峠の入口から最初の5kmで心が折れてしまった。足は鉛のように重くなり、蓑毛のバス停に付いた時点でヘロヘロ。両足が悲鳴を上げて何度もふくらはぎが攣りそうになり、ストレッチをしながら頂上まで辿り着いた。後半は基本的に下りなので、愛機GM1Sで裏ヤビツの自然をたくさん撮れてトータルでは良い旅だったけれど。その日からヒルクライム攻略の研究の日々となった。
裏ヤビツは沢が素敵✨ |
自転車が重すぎ問題
まず、ミニベロの中でも自分が乗っている折り畳みタイプはヒルクライムには向いていない。なぜなら、折りたたみ機構やステアリングコラムなど、ロードバイクと比較すると削ぎ落とせない余計なパーツが沢山付いているから。加えてフロントバック、サドルバック、リアキャリアなどに便利グッズを詰め込んでヤビツに挑む必要はなかった。長距離走行の際は、フロントとリアに荷物を積むことは止めた方が良い。ということで大型のサドルバック1つに纏めてみた。今のところ快適。
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ヒルクライム用の体力強化
登山経験でなんとかなるだろうと思っていたが、ヒルクライムで使う筋肉はまったく異なる。師匠から教わったのは立ち漕ぎトレーニング。立ち漕ぎで、サドルに座っているときと同じように足に力を入れず高速にクランクを回転させながら進む練習を繰り返す。基本的に平地でトレーニングするのがベスト。3週間ほど通勤で練習を続けた結果、大腿四頭筋が強化されて、ギアを1段重くしても同じ坂道を登れるようになった。また、立ち漕ぎ効果として全身の余計な脂肪が落ち始めているように感じる。1ヶ月後には、重いギアのまま坂を登るなどトレーニング内容を強化していったが、どうやら全身の筋肉を効率よく使うことで楽に登れている印象。本格的な人は、ここから更に拇指球荷重とインターバルトレーニングを取り入れているようだ。
KHSミニベロの軽量化のコツ
ただ軽いパーツに交換すれば良いということはなく、逆に剛性のあるパーツを組み込むべき箇所もあります。ミニベロでも総重量が12kgを下回ると坂が坂で無くなり、スイスイ登ることができる。重量が2kg軽くなると、坂道でもスピードが2kmアップする感じです。(1)サドル&シートポスト(-400g)
カーボン素材のシートポストやメッシュサドルなど魅力的な商品が多い。定番の27.2径のカーボンシートポストにすると、しなりが出て乗り心地UP。ただし、しなりが強いためか純正のシムだと異音がするようになるので、シムの強化が必須となる。お勧めは高精度のバズーカ製。取り付けの際は、切掛けをリアタイヤ側に向けると異音は完全に消える。
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サドルがすぐ下がってしまう場合は、シートポストクランプをボルト固定式のタイプに交換すると良い。シートポストをカーボンにしたときは、滑り止めの専用ゲル剤を塗るべし。
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(2)タイヤの451化(-400g)
Q2フォールディングマグネットは便利だが、やたら重いので純正パーツに戻すべし。ヽ(`Д´#)ノ
(3)ペダル (+214g)
坂道トレーニングで自転車に負荷を与え続けた結果、Q2ワンタッチ式ペダルは異音が発生するようになった。この機会に片面SPDペダルを導入。写真は黒っぽいが実際はシルバー。最初は違和感があったが、すぐに慣れる。個人的にはSPD側の方が普通の靴でもクラッチ感があり好み。ネジを3つ外すと爪を取り外すことができるのだが、そうすると運動靴でも拇指球がよりフィットする。
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(4)リアディレイラー
これまた坂道トレーニングで自転車に負荷を与え続けた結果、プーリーから異音が。。。よく観察すると、プーリーが不調でチェーンの噛合せがときどき狂ってしまうようだ。折角なので上位コンポーネントのDURA-ACE!と行きたいところだったが、SORAにDURAプーリーだけ交換。写真は肉抜きタイプではないが、実際は肉抜きされたものが届く。SORAプーリーと比較するとギヤチェンジがスムーズになり、かなり静かになる。
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(5)チェーン
100万円のロードバイクに使われている、軽さと強度を兼ね備えた逸品。これはもう勢いで買ってしまったが、2段軽くした状態で普段のスピードが出てしまう。ミッシングリンクが付属するタイプで、便利なので他の自転車にも波及。チェーンのメンテナンスがとても楽になった。最初はラジオペンチで無理やり取り付けたが、BIKE HANDのマスターリンクツール(YC-335CO)があると楽ちんです。軽量化だけでなく、漕ぐのが楽しくなるメリットがあります。
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(6)フロントフォーク
耐久性を考慮するとステアリングコラムを排除して、一体型のカーボンフォークに変えるのが王道だが…。KHSの折りたたみのメリットも残したい。ステアリングコラムが軋みだしたら再検討する予定です。
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(7)スタンド
携帯スタンドは、トコトン無駄を排除したい人向け。キャンプ用テントの折りたたみポールと同じ構造で、ミニベロで使用する場合は足ゴムを外して足の先を4~5cmほどカットする必要あり。2ヶ月ほど使用したが風の強い日に転倒させてしまい、根本からポキリ。(TдT) 現在、強化版が販売されているが、自転車から離れるときは使用しない方が無難。
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最終的にこれに落ち着きました。
KHSの折りたたみ自転車にぴったりのセンタースタンド
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