8/22、KHS F-20RやF-20RGでも坂道をスイスイ登れるようになる定番カスタムを試してみました。
主な仕様
- フレーム:Reynolds500 クロモリ(黒・つや消し塗装済)
- フォーク:クロモリ(451に交換済)
- フロントディレイラー:microSHIFT FD-R729F
- リアディレイラー:シマノSORA RD-3500SS
- カセットスプロケット:
シマノ HG-31 11-25T 9speed→ シマノ CS-HG400 9S 11-32T ALIVIO(※本記事) - クランクセット:Drive Line DX-130 52/39T
- チェーン:KMC X11SL Ti-N GOLD 112Link
- ブレーキ:TEKTRO R312
- タイヤ:パナレーサー 20x1 1/8
用意したもの
- シマノ CS-HG400 9S 11-32T ALIVIO
- シマノ TL-FW30 マルチプルフリーホイール工具
- スプロケットリムーバー
- モーターレンチ
11T-34Tという選択肢もあったが、リアディレイラーが交換必須との事で、今回はパスしました。
交換前の状態(BEFORE)
平地はギアを(F)52T/(R)11Tにすると、軽く流して23km/h、39T/11Tは20km/hで巡航できます。緩やかな坂であれば39T/19Tくらいにして時速16km/hまで出せますが、高低差6mの急坂となると52T/25Tは座ったまま回す脚力なし。仕方なく39T/25Tに切り替えますが10km/hほどしか出ないのが悩みでした。
交換後の変化(AFTER)
平地は従来通り。緩やかな坂を52T/28Tにすると18km/hでスイスイ登ります。高低差6mの急坂は、なんと52T/28Tで13km/hも出た。坂の終わりでちょっとバテたが、まだ1段32Tがあるという安心感があります。ところが、右シフトレバーは目一杯振り切っていて、これ以上動かすことはできません(><;)トラブルシュート(32Tが入らないときは・・)
リアディレイラーのロー側リミットねじがきつく締まりすぎているようなので、下記手順で微調整したところガリガリ音が消え、カチャン、カチャンとスムーズに32Tまで切り替わるようになった。
- リアのギアを32Tにしてペダルを回す(28Tの状態)
- リアディレイラーのロー側リミットねじ反時計回りに一周
- 右シフトレバーのバレルアジャスターを緩める
- 一旦11Tにしてペダルを回す
- 右シフトレバーでギアを下げていく
- 32Tにカチャンと入る
総括
スプロケット外し工具は所有していたので、かかった費用はカセットスプロケット代(2600円)のみ。我が家のKHSが約3千円弱で坂道スイスイ仕様になってしまった。工具がない場合は、サイクルベースあさひなど街の自転車屋さんに依頼すれば+工賃1,000〜2,500円程度で実現できると思います。
ギアスピードの比較をグラフにすると下図のようになります。これまでは、青の39T/11-25Tだけで走ることが多く、急坂はちょっと登るのがキツかった。ほぼ非稼働の赤の52Tが街乗りでも使えるようになり、スピードもアップして大満足です。このカスタムは、坂道で苦労しているミニベロユーザーにおすすめします。
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