2017年7月22日土曜日 更新:

ニンテンドースイッチ「みまもりSwitch」を実際に使ってみた

ようやく我が家に「Nintendo Switch スプラトゥーン2セット」が届きました。Wii Uのロングセラーソフトの最新作がハードを変えて登場ということで、子供たちは喜びを爆発させております。今回は、ニンテンドースイッチの第一印象と、新機能「みまもりSwitch」を実際に使用した感想を書いてみたいと思います。


Nintendo Switchのスペック

  • CPU: 4コアCPU x2, 1GHz
  • RAM: 4GB
  • GPU: NVIDIA Tegra X1
  • ストレージ: 32GB
  • 液晶: 6.2インチ 1280×720
  • Wi-Fi: 802.11 ac
  • バッテリー: 4,310mAh
  • 重量:  398g(ジョイコン取付時) 




ニンテンドーSwitchの入手方法

2017年5月18日(木)9時に、インターネット予約が開始されました。Amazon、ヨドバシ、ビックカメラは瞬殺だった模様。「しまった」と慌てて調べ始めたのが11時過ぎで、先の店舗は勿論トイザらスもダメ。

リアルタイム検索をしたところ、セブン&アイはまだ在庫あるよーというツイートを見つけて、トントン拍子に予約完了。でも、そこもすぐ売り切れになった。友人からは「郊外のTSUTAYAやゲオをマメにチェックしてると普通に買えるよ」という情報を聞いていたので特に焦りはなかったけど、すんなり予約できてよかった。(-人-)アリガタヤ~
2018年7月13日(金)再販決定



ジョイコンが素晴らしい

全体的に丸みを帯びたデザインで、コントローラー本体は感触のよい質感。操作性は、Wiiリモコンとヌンチャクを更に進化させたようなイメージです。スティックとボタンの位置が左右非対称なのが不思議だったが、実際に操作してみるとやたら脳が刺激されて自分のボケ防止にピッタリです。

任天堂のテレビ画面のキーボード入力は、ソニーやアップル製品より圧倒的に使いやすくていつも感心するんだけど、今回も期待通りの動きをしてくれます。ただ、本体やストラップに取り付ける際に少々引っかかりがあったので、レール部分はシリコンスプレーしました。


みまもりSwitchの落とし穴

Nintendo Switch発表の時から、購入したら使ってみたいと思っていたのが「みまもりSwitch」。まさかとは思ったが、本体1台に設定できる時間制限は1つだけです。また、ゲームを終了しても本体をスリープしないとカウントダウンされていく鬼仕様。

ソフトウェア更新時も同様に時間が消化される。個別に時間制限を設定することができないので、一人がやりたい放題すると家族全員を道連れにして強制終了となる^^;





ゲームが強制終了されると、あとは保護者が暗証番号を入力して「みまもり設定をOFF」にするしかありません。面白そうな機能なので、まずは1日で遊べる時間を2時間に設定して、ご褒美で延長したり一時的にみまもり設定をOFFするなど工夫しながら使ってみることにしました。






やる気スイッチの勘所

1日にあそぶ時間というのは実に奥が深い。基本1人1時間にして、勉強を頑張れば1人30分間を追加すると子供たちは遊びも勉強もバランスよく取り組む。ところが最初から3時間を設定すると、今度はだらだらと遊び続けて勉強は一切しなくなった。

<1日にあそぶ時間の設定と傾向>
  • 1時間半/人 → ゲーム中心の1日
  • 1時間 /人 → 映画を観たり読書をする。たまに勉強する
  • 30分 /人 → ゲームも勉強もやる気が無くなる

ゲームはひとり1日1時間というのは絶妙な配分だった模様。また、Switchを遊び終えると3DSで遊び続けるかと思いきや一切やらない。とにかくサーモンランやヒーローモードが楽しいので、今はスプラトゥーン2に集中したいそうである。子供たちはスプラトゥーン2発売から以下の設定でOKのようです。

  • 1日にあそぶ時間:2時間15分(兄弟2人分)
  • おやすみアラーム:20:00
  • ソフトを中断する:OFF
  • 夏休みの宿題を頑張った分だけ時間を延長できる特典付き!



導入から1ヶ月後

実際に自分も制限される側になってサーモンランとガチマッチをやってみると、任天堂のきめ細かいサービスに唸るばかりです。

最初は不便だと思っていた1台で共有する設定は連帯責任を意識するようになり、大人でも「今日は1時間でやめとくか...」という気持ちになる。終了1時間前、30分前に軽くベルがなり、5分前になると1分単位でカウントダウン。終了時間になると「今日はもう終わりにしましょう」と優しく促してくれる。

中毒性のあるスプラトゥーン2には必須の機能かも。現在は、NECの「こども安心ネットタイマー」を併用中。




導入から1年後、そして崩壊へ

時間制限をかけられた子供達は、制限の無いWii Uに戻り始めました。そこは従来どおり「今日はもう終わりにしよう」と声掛けをすればよいのだが、順風満帆だったはずの「みまもりSwitch」は、スプラトゥーン2の大型アップデートで脆くも崩れ去った。

素直に「みまもりSwitch」の言うことを聞いていたのは、ソフトが未熟でつまらなかったからでした。最終的に家族で話し合いを行い、いまは以下の内容で子供達と接しています。親もスマホをやりすぎている傾向があったので、結果的には良かったかもしれません。

  1. 日頃から親子の会話を増やす
  2. 親がマメに声掛けする
  3. ゲームの話題も積極的に参加する (子供と同じ目線で話す)
  4. ルーターやiOSのスクリーンタイム機能で就寝前に強制停止 → 強制停止は廃止。健康面を注視する

特に睡眠を削ってしまうと日常生活に支障をきたす。週末はとことんOKなど一時期緩めた期間もあったが、親の過干渉や放任主義が思春期の子供達の心にストレスを与えて続けていることを忘れてはいけないと思う。

そういった理解がなかったので、約束を守れないとつい厳しい口調で叱ってしまうこともあった。精神的に追い詰められて心が壊れてしまうケースも多いと聞く。そんな時に、逆にゲームに助けられることもあるだろう。思春期の子供達にとって大人になるためのルールを知り、自分で考える時間を増やすことはとても大切です。



      【おまけ】ニンテンドースイッチの熱対策とジョイコン不具合

      使用開始してからすぐ気がついたのがドック使用時の熱問題。排熱設計がイマイチなのか、数時間プレイしただけで本体がかなり熱くなります。それですぐ下図右側のミニドックをすぐ注文しました。任天堂スイッチドックから基板を取り出すのが面倒、または保証が無くなるのが不安な人向けには、基板内蔵モデルもあります。

      scorel ミニドック  | Amazon


      1年間で発生した不具合としては、スプラトゥーン2のスーパージャンプの時だけ、ジョイコンのカーソルが右側に勝手に移動してしまう現象が1度だけ起きました。任天堂のサポートサイトには、シンクロボタン、スティック補正、ジャイロセンサー補正、コントローラーの更新方法などを紹介していて、一通り試したが改善せず。
       
      これは困ったと思ったが、スティック補正の中にある「初期設定にもどす」を見つけて実行したところ、不具合はだいぶ改善されました。(稀に暴れだしてもスティックを動かすと直る)





      ジョイコン不良の暫定対策

      2020年1月29日、子供達から我慢の限界の声。実際に使ってみるとスティックが暴れまくりでこれはもう駄目だと判断して、Amazonでパーツを注文しました。所要時間は1台当たり約30分、難易度は「普通@IFIXIT」とのこと。

      下画像の中央にあるシルバーの部品2つが余って「何だコレ」となりました。

      これは「金属製のバックルロック@IFIXIT」というパーツで、元の部品はプラスチック製なので徐々に摩耗して最後はストラップが勝手に外れてしまうとのこと。我が家はまだ大丈夫というので、交換せず保管しました。



      しかし、実際にスプラトゥーン2で使ってみると左のスティックの反応が悪い。加えてRボタンの動作も不安定なことが判明した。

      どこか噛み合わせが悪いのかと、分解して試行錯誤したが改善できず。ダメもとでRボタンの内側の基板に「クレ エレクトロニッククリーナー」をシュッと吹きかけたところ、なんとRボタンが直ってしまった!

      まさかと左スティックもパーツを元に戻してシュッとひと吹きすると・・驚いたことにキビキビと動作するようになった。

      なんとなくホームセンターで購入したものだが、良いものを手に入れた。コンタクトスプレーとは役割が違うので、購入時はご注意ください。

       


      ジョイコン不良の根本対策

      その後、ジョイコンの不具合は「ドリフト問題」となってネットでよく目にするようになった。我が家でも再発してはエレクトロニッククリーナー注入で誤魔化していたが、3度目の故障で観念して、諦めて新品のジョイコンを購入した。
       
      それから半年後の2021年7月、「海外ユーザーがドリフト問題を解決した!!」というニュースが飛び込んできた。
       
      具体的には、ジョイコンの裏ぶたを開けてバッテリーケースを外したあとレバーの底に厚紙(厚紙と両面テープで1mm厚に調整したもの)を貼り付けることで、経年劣化による金属プレートの歪みを矯正して、また安定して動作するようになるとのこと。
       
      早速、修理不可と考えていたジョイコンに対策を施したところ、、、
       
      本当に直りました!(;・∀・)スゲー


      ただし、大乱闘スマッシュブラザーズのようなゲームだと、やっぱり最新のジョイコンの方が操作していて気持ちがいいかも。