またまた海へ。E-P5で撮影 |
主な仕様
:進化:E-M1と同じ
派生機:E-M1X
後継機:E-M1 Mark III
- 有効画素数:約2,037万画素
- 画像処理:TruePic VIII
- 防滴処理:防塵防滴構造
- ファインダー:アイレベル式液晶ビューファインダー、約236万ドット
- 液 晶:3.0型バリアングル液晶、約104万ドット
- シャッター:メカ 1/8000〜60秒、電子 1/32000〜60秒
- 連 写:メカ AF追従10コマ/秒、電子 AF追従18コマ/秒
- 記録媒体:SDカード (Slot1)UHS-II、(Slot2)UHS-I
- 電 源:BLH-1 7.4V 1720mAh
- 外形寸法:134.1 x 90.9 x 68.9 mm
- 質 量:約574g(バッテリー、SDカード含む)
基本情報
- 製品名:ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」
- 希望小売価格:オープン価格、初値211,886円
- 発売日:2016年12月22日(木)
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
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野鳥撮影の基本設定
まずはウォーミングアップで漁船、ジェットスキー、サーフィンを楽しむ人々などを撮影。親指AF用のAEL/AFLボタンが先代より押しやすく、♥連写Lはバッファ遅延による引っかかりもなく快適に撮影できます。従来のマイC-AF設定に加えてC-AF追従感度設定は-1(粘る)、クラスター表示ON、AFリミッターのON/OFFはFn2とL-Fnに割り当てました。♥連写で撮影した写真を再生で早送りすると、それはもう動画です。飛んでるカワウやトビを見つけたあと瞬時にフレームの中に入れることができれば、後はずっと捕捉したまま撮影できます。クラスター表示&ピーキングで気分はアンドロイド |
Ver3.0の野鳥撮影向け新機能
- E-M1XのAFアルゴリズムを採用!
- 高感度時ノイズを約1/3段改善
- AFターゲットモード:5x5 25点
- C-AF中央スタート
- C-AF中央優先
- C-AF+MF(AF+MF: On)
- 静止画撮影時の解像優先機能を追加
- クイック画像選択
- S-AFでクラスター表示可能
- SDカード書き込み中に再生や設定変更が可能
- モニターを開いた状態でアイセンサー動作可能
※その他、詳細。
プロキャプチャーの使用感
S-AFとプロキャプチャーHの組み合わせは60コマ/秒でスローモーションのように撮れるが、露出・ピントは1コマ目で固定される。野鳥の飛び出しはピントを追従させる必要があるので、C-AFとプロキャプチャーLを選択しました。下図の写真は小鳥が飛び立つ瞬間の8枚です。
モード
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最大連写速度
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最大プリ連写*(default)
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最大記録枚数(default)
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プロキャプチャーH(S-AF)
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60コマ/秒
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35(14)
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99(25)
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プロキャプチャーL(C-AF)
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18コマ/秒
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35(8)
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99(25)
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シャッターボタンを半押した状態で、、、 |
バッ |
プロキャプチャーで撮影した写真は、「こんな風に羽や足を動かしていたんだ」という新しい発見があります。この機能はスナップ写真だけでなく、生態観察やスポーツ選手のフォームの研究など別の用途でも使った方がいいとさえ思います。これまで、小鳥の飛び出しをこのように撮影するのはとても難かった。オリンパスのE-100RSやニコン1が人気だったのも頷けます。
ビュ~ン!と、おそらくこの後にシャッターを切ってる |
この日は約2時間の撮影で約550枚。バッテリー残量は59%。プロキャプチャーで野鳥が飛び立つ前にAFを駆動し続けたので、残量がどんどん減っていくのが分かりました。プロキャプチャーは大変便利な機能なので、是非「共存共栄」の精神でパナソニックのレンズでも使用できるようにして欲しいですね。(>人<;)オネガイ
Ver2.0:プロキャプチャーHでパナソニックやフォーサーズレンズが動作可能に!
プロキャプチャーH
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プロキャプチャーL
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オリンパス製MFTレンズ
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対応
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対応
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他社製MFTレンズ
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対応
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非対応
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フォーサーズレンズ
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対応
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非対応
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MFレンズ
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対応
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対応
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E-M1 Mark IIのVer.2.0ファームウェアアップグレードで、プリ連写枚数が14枚→35枚に増加。面白いように小鳥の飛び出しや、飛翔写真が撮れるようになりました。また、シャッターボタン半押し中は左上に「プロキャプチャー撮影アイコン」が付くようになり、プロキャプチャーが作動している状況が分かるようになりました。
撮影設定
- 撮影モード:S(シャッター優先), S-AF
- プロキャプチャーH:プリ連写35コマ
- シャッタースピード:1/3200秒
- ISO感度:オート
- Pixelmator Proで3枚を比較明合成
AFスキャンモード(3種)とAFリミッター設定の勘所
AFスキャンは、ピントの位置を探すAF動作をコントロールする機能で、デフォルトではmode2が設定されています。我が家の場合は野鳥と子供を交互に撮ったりするので、オリンパスサポートによるとmode3がお勧めのようです。
モード
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基本機能
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解説
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mode1
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AFスキャン駆動を行わない
| - 近景もしくは遠景のみをピント合わせする - コントラストがはっきりとしている被写体を撮影する際に利用する |
mode2(default)
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1回のみAFスキャンを行う
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通常の撮影で使用
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mode3
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AFスキャンを繰り返し行う
| - 近景から遠景などピントが大きく合っていない状態からAFを動作する - コントラストがはっきりしない被写体を撮影する際に利用する |
また、野鳥撮影で一番厄介なのが時折発生する至近〜∞まで全域スキャンする動作で、ZD 70-300mm F4.0-5.6などはジーコーーとピント位置を探している間にシャッターチャンスを逃すことがしばしばありました。AFリミッターは、スキャンする範囲を制限することができるので、この弱点を回避できるのが一番のメリットかなと思います。
今は、Set1:3m~999.9m、Set2:5m~999.9m、Set3:10m~999.9mを用意して歯車B/ボタン機能でL-FnキーにAFリミッターを設定。L-Fnを押しながらフロントダイヤルを回すとOFF、Set1、Set2、Set3を瞬時に切り替えることができます。マイクロフォーサーズのレンズでは長めのウォブリングが発生しなくなるので、なかなか快適です。
操作の肝は「コントロールダイヤル」
望遠レンズを左手で固定したまま、右手で全ての設定を切り替えることが可能です。左肩のAFボタンは罠です・・フロント/リアダイヤルでF値と露出、またはFnレバーを切り替えてISO感度とWBを調整できますが、その他の設定もファインダーを覗きながら2つのダイヤルでクイックに変更します。Fn1を押した後に、フロントダイヤルでAFターゲットのシングル↔オール。OKボタンを押した後に、フロントダイヤルで♥連写↔プロキャプチャーなど。不要な設定は歯車メニュー/D1の「表示設定」で非表示にしておくことを忘れずに。→詳細
AF切り替えの下準備
EVFまたはLV使用時、OKボタンを押した後の画面表示は歯車メニュー/D1の「Control表示/P/A/S/M」でLVコントロールまたはLVスーパーコンパネが選択できます。
モード
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解説
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LVコントロール
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最大7つのメニュー表示モード
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LVスーパーコンパネ
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全ての設定が見渡せる表示モード
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両方選択した場合は、INFOボタンを押すと交互に切り替わります。AFの切り替えは視認性の高い「LVコントロール」、全体の設定の確認は「LVスーパーコンパネ」と使い分けると迷いにくい。
ちなみに「LVスーパーコンパネ」でOKボタンを1回押したあとにAF項目が選択されている状態であれば、フロントダイヤルで♥連写↔プロキャプチャーを切り替えることができます。(OKボタンを2回押す必要はありません)
INFOボタンを押しながらフロントダイヤルで「情報表示」を双方向に変更という裏技もあります・・ |
C-AF追従感度とAFターゲットの使い分け
C-AFで捕捉した被写体がAFターゲット枠外に離れた際に一定時間そのピント位置に留まる機能です。撮影者が被写体をAFターゲット枠外に逃したり、別の被写体が前を横切っても、この時間内にリカバリーすればOKです。
C-AF追従感度(旧AFロックオン)
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AFが粘る時間*
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+2(OFF)
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なし
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+1(弱)
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0.25秒
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0(標準)
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0.5秒
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−1(強)
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1秒
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−2
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2秒
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C-AFは、マイナス側の「粘る」でも一定の速度で移動する被写体を捕捉し続けるが、突然ピョンとバックステップするような動きだと「粘る」が作動しました。構図を優先するか被写体を優先するかでも選択肢は変わってきます。AFターゲットモードは、被写体の大きさや動きに合わせてオール〜1点を選択することが大切なようです。
Ver.2.0:スモールターゲットが使用できるようになりました!シングルターゲットより細かなポイントにピントを合わせるときに有効です。
Ver.3.0:E-M1Xに搭載されたAFアルゴリズムとC-AF中央スタート・C-AF中央優先が使用できるようになりました!
モード
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解説
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C-AF中央スタート
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- ALLターゲット使用時(default: on)
- 最初のAFのみ選択エリアの中央で行う
- 動きの激しい被写体向け
- C-AF中央優先設定時は無効化される
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C-AF中央優先
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- グループターゲット5, 9, 25点使用時(default: on)
- 常に中央を優先してAFを繰り返す
- 高速に動作するが比較的動きの読める被写体向け
- 一般的な撮影で使用する
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