2019年9月30日月曜日 更新:

SIGMA fp 外観3Dデータ公開とOLYMPUS AIR

シグマは、2019年9月30日(月)に「SIGMA fp」の外観3Dデータを製品発売前に一般公開しました。STEPデータは(中間フォーマットとはいえ)契約を結んだベンダー以外には世に出ないもので、一般公開はSTLなどのテクスチャデータ止まりという印象がありました。

SIGMA fpとOLYMPUS AIR



先駆者「OLYMPUS AIR」

過去にそういったことが無かったかというと・・2014年にオープンプラットフォームを目指した「OLYMPUS AIR」が、デベロッパーやクリエイターなど30名を対象にSDKキットとSTEPデータを一般公開したことがありましたね。当時AIRのコンセプトに感銘を受けたが、ダウンロードの申請手続きなど敷居が高かった印象があります。


今は、オリンパスのサポートページから、誰でもダウンロードできます。(・・;)エッ 当時はまだまだ3Dプリンターが高価だったと思いますし、スマートフォン接続が必須というのが時代を先取りすぎた製品だったのでしょうか。いまドキュメントを読むと、カメラを無線コントロールするiOS/Android対応のアプリ開発ができるという、かなり面白そうな内容です。もしかして「ニンテンドーラボ」や「Google AIYキット」のように一般向けに開発キットをセット販売していたら、もっと人気が出ていたかも?



SIGMA fp のコンセプト

シグマは、実際の製品の外観3Dデータを一般公開することで、SIGMA fp用の高品質のアクセサリーが数多く市場に生まれることを期待しています。3次元設計を主体とするコンカレントエンジニアリングはここまで来たかという感じだが、果たして成功するか否か。「PRONEWS」のインタビューによると、今後カメラコントロールのSDKを提供予定とのことで、ますます目が離せないカメラとなっています。



SIGMA fpの外観3Dデータのダウンロードページはこちら。


2019年10月15日、製品発売前にTaipan Cinema Tools」から専用ケージの3Dイメージが登場。

SIGMA fp Camera Cage - Taipan KABUTO FP-1 Soon to be Available | cinema5D




実際に見てきました♪


45mm F2.8はやはり、フルサイズのfpで使う方が楽しそうです。今後、ファームウェアのアップデートでどこまで化けるのか注目です。







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