2018年9月11日火曜日 更新:

写実絵画専門の「ホキ美術館」に行ってきた

日本の美術界で、人気が急上昇している写実絵画。その写実絵画だけを専門に見ることができる「ホキ美術館」に行ってきました。




アクセス


  • 所  在  地:千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15
  • 開館時間:10:00~17:30(受付は17時まで)
  • 休 館 日  :毎週火曜日
  • 入 館 料  :一般:1800円、高校生・大学生・65歳以上:1300円、中学生:900円、小学生以下無料(大人1人につき小学生2人まで)
  • 駐 車 場 :40台 、隣接する「昭和の森」市営公園にも有料駐車場あり

ナイトミュージアムのある日は営業時間が延長されます。千葉市民は「市民の日」に料金が半額に。

詳細は、美術館のカレンダーをご確認ください。





ホキ美術館のWebサイト








ホキ美術館とは


ホキ美術館は、千葉市緑区あすみが丘東にある美術館で、保木将夫氏の膨大な写実絵画コレクションの中から約150点が地上1階、地下2階の三層構造のギャラリーに展示されています。



この美術館には、圧倒的なまさに写真といえる絵画作品が数多く展示されています。しかも日本独自に進化していて、若い作家が活躍中というのだから夢があります。『写真を撮る側』の人は、色々感じることがあってお勧めということで「ぜひお願いします〜」となりました。

http://dtr2008.blog32.fc2.com/








開催中の企画展



余計な予備知識は何も入れずに行ったので、階が進むにつれて作品レベルがぐんぐん上がっていく印象がありました。それもそのはず、最初のギャラリーは、『SPARK−あの時君は若かった』と題して、現代写実画家の若かりし頃や世に出るきっかけとなった作品を見ることができます。
 
この企画展は 2018年11月18日(日)まで開催中で、特に三重野 慶氏の2016年の作品《信じてる》を間近で見ることができて良かった。「これは絵だな」と思う作品もあったりするのですが、すべて回ったあとに気に入った作家の初期の作品をもう一度見に行っても良かったかもしれない。

※三重野 慶氏は、作品の制作過程をTwitterで公開しています。





一線を画す作品の数々



ギャラリーは全部で9つあり、後半は巨大なカンバスと画力に圧倒されます。この人達は、この世に存在しないものまで産み出すことができる。

生活のために依頼されて描いているケースもあるのでしょうが、よくぞここまで突き進めるものだと思うことも事実。しかし、 奥さんと我が子を描いた島村信之氏と、創造性豊かな作品が特徴の五味文彦氏の作品は、自分にとっては”我が子を想う気持ち”や”自分を表現する手段”として腑に落ちる作品ばかりでした。彼等はこのやり方を選んだ。

でも、最後に昆虫標本の代表作が登場して、またハンマーで頭をぶん殴られるのですけど・・

島村 信之《響き》2010年 | ホキ美術館HPより








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