2017年9月6日水曜日 更新:

Microsoft ICEで作る北アルプス燕岳のパノラマ写真

北アルプスの「燕岳(つばくろだけ)」は、白い花崗岩がとても印象的な登山愛好家を魅了する山です。メガネ岩、ゴリラ岩、イルカ岩などコミカルな名所やコマクサの群生などを見ながら、ゆる〜く楽しく登れる山でした。今日は、燕岳周辺の写真をMicrosoft ICEを使ってパノラマ写真を作成してみました。




Microsoft ICEとは

「Image Composite Editor 2」は、マイクロソフト社の研究機関が開発したフリーウェアです。英語版のみですが、シンプルな操作で複数の写真を自動合成してパノラマ写真を作成することができます。リンク先の解説ビデオをざっと見ていただければ、操作の流れが分かると思います。Version2で、動画を取り込むモードや多少の切り欠きであれば画像を自動補完する処理などが強化されて、かなり多機能になってます。


下準備

冒頭の写真は、燕岳山頂で上3枚、下3枚の合計6枚を重なるように撮影したものです。パノラマ写真にすると臨場感が出てきて、頂上にいるときの感動が蘇ってきます。普段から、風景を左または右方向にパンして1、2枚と撮ったり、1,2,3,4枚と連続して撮ることもあります。事前に近場で練習しておくことをお勧めしますが、海辺の波など動きのある風景は、合成に成功しても繋ぎ目が不自然になることがあります。


左から硫黄岳、湯俣岳、南真砂岳、野口五郎岳、三ツ岳

この時リュックの中にフィッシュアイPROはありました。交換しようか迷ったのですが、Microsoft ICEを思い出して12-40mm F2.8のまま撮影を続行しました。PIXIを持参していたのでハイレゾショットも撮影できたのですが、、、一瞬一瞬で変わる日差しを受けた山肌と、雲の隙間から見える青空に感動して、撮影に没頭したかったのです。




写真:OM-D E-M1 Mark II + M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO
 

この日は雲の流れが速かったのですが、Microsoft ICEはうまく繋いでくれました。山行の合間にパノラマ撮影は如何でしょう。



Macは?

macOSでは「Panorama Stitcher Mini」を使用しています。有料版もありますが、無料版のミニでも最大5枚の画像をつなぎ合わせることができます。