動体で電子シャッター?
盛り沢山のアップデートの中で、個人的に一番気になったのが電子シャッターの実用性です。演奏会などで、シャッター音を出したくない時に使うのが本来の目的のようですが、動体撮影ではどの程度使えるものなのか検証しました。
歪みを出さないコツ
電子シャッターを使用して最初の1週間は、「低振動モード0秒のようにシャープに撮れるなぁ」というのが第一印象。カメラをゆっくり動かして被写体を捕捉する場合は「ローリングシャッター歪み」の問題は発生しないようです。電子シャッターのメリット
以下は動体ではありませんが、、、無音なので連写Hで野鳥が逃げません!これまで、シャッター音で何度悔しい思いをしたことか。これは本当に待ち望んだ機能であります。(。-人-。) アリガタヤ~
連写しても逃げません(^^♪ |
像面位相差AFの動作条件
メカC-AF + 連写Hでシャッターを切っている間だけ、37点の像面位相差AFの枠が表示される点についてオリンパスサポートに確認したのですが、従来通り全てのモードでC-AF + 連写H/Lは像面位相差AF(マイクロフォーサーズレンズの場合は+コントラストAFを併用)が動作しているとの事です。ただし連写速度についてはメカシャッターと電子シャッターで違いがあるので、詳細は「OM-D E-M1の動体AF機能一覧」の”◆連写H/L設定”を参照してください。12月某日、曇天
- カメラ:OM-D E-M1
- レンズ:M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO + MC-14
- 被写体:バイク
- AF設定:C-AF + 連写H, グループターゲット, 顔優先AF ON, AFロックオン強
- 測 光:デジタルESP測光
「ローリングシャッター歪み」をどうしても体験したかったので、もう少し動きの速い被写体で検証したのが以下です。前回の運動会の反省を踏まえて、今回は「デジタルESP測光」、「AFロックオン強」で撮影。親指AFを割り当てたAEL/AFLボタンでAFをスタートさせて、EVFで被写体の捕捉を確認したあとにシャッターを切り続けました。
No.
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焦点距離
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連写枚数
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AF方式
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合焦率(%)
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成功
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失敗
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コメント
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1
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95mm
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36
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電子
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100
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36
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0
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構図内に他の動体無し。
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2
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77mm
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35
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メカ
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100
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35
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0
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構図内に他の動体有り。
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規則正しい動きの被写体なので失敗は電子・メカ共に0枚。しかし、電子シャッターは、これでもかというくらい全コマで写真が傾きました。現時点では、モータースポーツ系で電子シャッターは禁じ手となりそうです。ただし、次世代CMOSセンサーは読み込み速度が向上しているようなので、解決するのは時間の問題かもしれません。
全コマで「ローリングシャッター歪み」が発生 |
メカシャッターでは問題なし |