機材
- E-M1 Mark II
- ナノトラッカー & アングルプレート
- M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO + MC-14 + TCON-17X
- プレシジョンレベラー→SWAT用微動雲台にアップグレード
我が家はiPhoneのデジタルコンパスと方位磁石が狂いまくるので、Googleマップで極軸を合わせる方法を考えてみました。ナノトラッカーは1倍速、単またたきの恒星追尾モードです。
ところが毎日撮影を続けてみると、一度きっちり極軸を合わせたはずなのに、星が止まらない写真が含まれていることが気になりました。精度が悪いと評判のナノトラッカー。分解までして2週間近く動作検証を続けたのですが、悪いところが見つかりません。調べていくとカメラの設定や三脚周りに原因があることの方が多いようです。
カメラを少し触った程度でグラグラする構成では長焦点レンズの安定稼働は無理でした。剛性のあるSWAT用微動雲台を三脚に直付けすることで、撮影結果が格段に向上。微動雲台による極軸調整が可能になりました。
北側の子供部屋で、実際に北極星に位置合わせしたところ、冒頭の結果と一致したため、Googleマップの北は真北であり、北極星の見えない極軸合わせは正確で有効であることが分かった。
北極星が見える場合は、望遠レンズとカメラの液晶モニターで素通し穴レベルの極軸合わせができました。E-M1 Mark IIのLVブースト2はかなり高性能なので、肉眼では見えない北極星の真上の似たような星を北極星とよく勘違いしました。ぐるぐるの撮影結果をみて子供と二人でひっくり返ったのはよい思い出です(笑)
上記写真では見づらいかもしれませんが、ユニテックの「2WAY傾斜ウェッジ」を導入しました。純正のアングルプレートよりコンパクトで、ポラリエにも使えます。極軸望遠鏡が拡張できるようになっていて、屋外での位置合わせが楽しそうです。ベランダ天体観測で室内外の寒暖差が大きい日は、カメラの結露より人間の方がダメージ大なので、冬の時期は薄着で作業は避けるべし。
Googleマップで極軸合わせ Version2
- Googleマップで自宅の向きと真北のずれを計測(iPhoneだとDegtanceを使うと簡単)
- エレベーターを外した三脚とアングルプレート付き微動雲台を連結(初回のみ)
六角ボルト(3/8x40) + ステン丸座金M10x40x2
- 1で計測した角度にアングルプレートの向きを合わせて固定する
- ベランダに設置してカメラを固定する
- 30秒のテスト撮影で微動雲台の角度または左右を微調整する
現在は赤枠の形にカットしたダンボールを使って アングルプレートの位置決め精度を向上 |
ところが毎日撮影を続けてみると、一度きっちり極軸を合わせたはずなのに、星が止まらない写真が含まれていることが気になりました。精度が悪いと評判のナノトラッカー。分解までして2週間近く動作検証を続けたのですが、悪いところが見つかりません。調べていくとカメラの設定や三脚周りに原因があることの方が多いようです。
ナノトラッカーのトラブルシューティング
- 1分程度の露出で星の軌跡がジグザグに写る:5軸手ぶれ補正がONになっていないかチェック
- 毎回星の軌跡の結果が変わる:レベラーや三脚のエレベーターのがたつきを解消する
- 苦手な位置がある→引き続き調査が必要
カメラを少し触った程度でグラグラする構成では長焦点レンズの安定稼働は無理でした。剛性のあるSWAT用微動雲台を三脚に直付けすることで、撮影結果が格段に向上。微動雲台による極軸調整が可能になりました。
超望遠で露出2分達成。ナノトラでも露出は伸ばせる |
北側の子供部屋で、実際に北極星に位置合わせしたところ、冒頭の結果と一致したため、Googleマップの北は真北であり、北極星の見えない極軸合わせは正確で有効であることが分かった。
(おまけ)LVブースト2で簡易極軸合わせ Version2
- 三脚とアングルプレート付き微動雲台を設置
- カメラを雲台に設置してLVブースト2:ON、表示罫線表示:対角線
- カメラを北極星に向けてアングルプレートと同じ35度に固定 ※地域によって異なります
- 30秒のテスト撮影で微動雲台の角度または左右を微調整
北極星が見える場合は、望遠レンズとカメラの液晶モニターで素通し穴レベルの極軸合わせができました。E-M1 Mark IIのLVブースト2はかなり高性能なので、肉眼では見えない北極星の真上の似たような星を北極星とよく勘違いしました。ぐるぐるの撮影結果をみて子供と二人でひっくり返ったのはよい思い出です(笑)
星野写真用の機材強化
- 【三脚 ALTA PRO 2+】 40-150PRO使用時の安定性向上。カーボン素材のため幹線道路からの振動を吸収できるようになった?
- 【CS-205 リモートレリーズ】 E-M1 Mark IIで動作確認済。自動撮影がとても便利
- 【Rampow Type Cケーブル(2m)】 E-M1 Mark IIで動作確認済。オリンパスキャプチャー用
上記写真では見づらいかもしれませんが、ユニテックの「2WAY傾斜ウェッジ」を導入しました。純正のアングルプレートよりコンパクトで、ポラリエにも使えます。極軸望遠鏡が拡張できるようになっていて、屋外での位置合わせが楽しそうです。ベランダ天体観測で室内外の寒暖差が大きい日は、カメラの結露より人間の方がダメージ大なので、冬の時期は薄着で作業は避けるべし。
【製造終了品・完売】ユニテック 2WAY傾斜ウェッジ-ネイチャーショップKYOEI TOKYO
ユニテック(Unitec) 赤道儀・架台
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