LUMIX 14mm F2.5に 15mm F1.7用のフードやデコレーションリングを装着できるバヨネットフードアダプターをDMM.makeで作成してみました。
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主な仕様
- 素材:PA11|MJF(植物由来ナイロン)
- 最大径x全長:φ51 × 5mm
- 質量:0.4g
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3DモデリングはBlenderで。設計するのは初めてなので、操作はすべてAIに相談しながらの作業でした。 |
基本情報
- 製品名:46mm BHアダプターリング
- 価 格:1,845円
- 3Dモデル作成:6/14
- DMM.make受付:6/15
- 製作開始:6/16(石川県加賀工場)
- 発送:6/18
- 商品到着:6/19
外観
商品が到着。どんなものかと恐る恐るプチプチから出したときに、ちょっと緊張して、しばらく手が震えました。なんて儚い部品だろうか。今にも折れてしまいそうだ。でも軽く力を入れると反発して弾力もある。
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このバヨネットフードアダプターを46mmのプロテクトフィルターに付けると、ねじ部はアルミで強度抜群という作戦である。
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レンズは裏にあるストッパーを取ると簡単に外れた |
BHアダプターの装着
プロテクトフィルターの外側はツルツルで良く滑る。そこで滑り止めとして5mm幅のマスキングテープを用意して貼り付けた。耐衝撃の瞬間接着剤で固定することも考えたが、AIからは「それは絶対にやめた方がいい。どうしてもやりたいならコニシG17を点で等間隔」と言われて接着剤はやめました。
PA11は多少は伸びるという言葉を信じて、先に固定した位置とちょうど反対側を縦に少し伸ばして引っ掛けたあと、両サイドをじわじわと押し込む。
よし(๑•̀ㅂ•́)و✧、バヨネットフードアダプターがLUMIX 14mm F2.5に付いた。早速、LEICA 15mm F1.7付属の「デコレーションリング」を装着しようとしたが、なぜか空回りして付かない。
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えーどうして?? |
LEICA 15mm F1.7 のバヨネット形状とBHアダプターを見比べてみる。そして、バヨネットの外爪の長さが異なることに気が付きました。測ってみると自分のはすごく短い。やってしまった。(;・∀・)アチャー
今回の反省
なぜ最後にすべての寸法を点検しなかったのか。AIにお墨付きをもらって安心してしまったのかもしれない。そもそも形状が違っていたら意味ないよね。。。ああ〜
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AIに厚み分析を依頼したら出力してくれた図 |
家族からは「たった1回の失敗で諦めるのか」と言われまして。しょうがない。もう1回やるか・・・と未練がましく失敗作のBHアダプターにデコレーションリングをぐりぐりしていたら
突然、「パキッ」っと鳴りまして。なんと、デコレーションリングがロックされました。BHアダプターが壊れないかと慎重になりすぎて、押し込みが甘かっただけでした。爪が短くてもリング構造だからキュッキュッと力を入れて回せば位置決めもできちゃった。
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ああよかった。。。装着できた |
ちなみに15mm F1.7付属のバヨネットフードは固定できませんでした。残念。バヨネットの外爪が短いとダメみたい。
バヨネットの形状は、1mmの円柱から60mmの立方体を作って引き算したのだが、データを再チェックしたところ3Dならではの測定ミスをしていた。今後は、測定用の基準平面を横着せず作ることを徹底しよう。
外爪の修正と、少しはみ出していたので全長4mmのVer.2.0を作成しました。Ver.1.0が壊れたら、またDMM.makeにお願いしよう。(でもこれを見る限り壊れないかも)
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「ブラックミストNo 05 N」|ケンコーオンライン と組み合わせると良いかも? ( 46mmは特注品だけど・・・) |
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