パナソニック LUMIX 12-35mm F2.8がライカブランドに生まれ変わる噂が登場、翌14日にパナソニックは「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.」を正式発表しました。
主な仕様
- レンズ構成:9群14枚(レンズ構成図&MTFチャート)
- 防滴処理:防塵防滴機構
- 手ぶれ補正:搭載
- 最短撮影距離:0.15m
- 最大撮影倍率:0.21倍 (35mm判換算0.42倍)
- フィルター径:58mm
- 最大径x全長:Ø67.6 x 73.8mm
- 質量:306g
本レンズは、LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH.の後継機として、LEICAの厳しい光学基準をクリアし、リニューアルされたものです。パナソニックは、マイクロフォーサーズシステムの開発とサポートを継続的に取り組む姿勢を示しています。
- UHRレンズの硝材を更新
- 最新のナノサーフェスコーティング
- 新採用の遮光部材
- 最短撮影距離0.15m(ワイド端)
- 最大撮影倍率0.21倍(17mm時)
- Made in Japan
基本情報
- 製品名:LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm f/2.8 ASPH./POWER O.I.S.
- 希望小売価格:115,500円(税込)
- 発売日:2023年2月16日(木)
外観
マイOM-1に装着してみました。レンズマウントは金属製で、天候や撮影場所を選ばない防塵防滴構造です。
製品特徴
- 「UHRレンズに透過率の高い硝材を新たに採用することで、より自然な色彩表現を実現」
- 「クリアな画像を実現するナノサーフェスコーティングを採用(4ASPH/1UED/1UHR)、ナノレベルの微細構造を持つ超低屈折率の薄膜をレンズ表面に形成することで、可視光域(380nm~780nm)の全領域で光線の反射を飛躍的に低減します。新たに追加したレンズ内部の不要光をカットする遮光部材と合わせて、ゴースト・フレアの発生を最小限に抑えます」
「ARコート」非搭載のカメラにおすすめのレンズが登場です。OM-D E-M5やLUMIX GM1を山で使用するとき用に「M.12-40mm F2.8 II」を検討していたが、パナソニックからも同じタイプのレンズが出たことになる。改めてGM1の「ゴースト」を見ると、なかなかの暴れっぷりです。
実際に見てきました♪
CP+2023で実際にOM-1につけてみました。マウント側のメタル外装はL.25mm F1.4IIを踏襲、ピントリングもゴムです。質感はLEICA 12-60mm F2.8-4.0の方が上で、材質も異なるとのこと。フードにロック機構が無いため、いつの間にか回ってしまうことがある。気になる人は、フードの内側にマスキングテープを仕込む必要があります。
謳い文句通りにゴーストやフレアの発生を最小限に抑えている。描写はノクチクロンには及ばないが必要十分といった印象。OM-5やG100用の小型軽量の標準ズームとして活躍しそう。
OM SYSTEM OM-1 LEICA DG 12-35/F2.8 at 1/60 12mm F2.8 ISO250 -2EV |
OM SYSTEM OM-1 LEICA DG 12-35/F2.8 at 1/80 35mm F2.8 ISO400 -2EV |
更新履歴
- 12/13、パナソニックのLUMIX 12-35mm F2.8がライカブランドに生まれ変わる噂が登場。レンズ構成は現行型と一緒ですが、OMDSの「M.12-40mm F2.8 II」のように最新のレンズ製造技術でフレアを低減したり、ナノサーフェスコーティングの配置を最適化して逆光耐性が改善されていたりするのでしょうか。
- 口コミでは現行型は花形フードが次第に緩くなる問題があり、そこも改善されているか気になるところ。
- 12/14、パナソニックは「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm f/2.8 ASPH./POWER O.I.S.」(H-ES12035)を正式発表しました。