米The Phoblographerは、2022年2月15日(火)に掲載した「OM SYSTEM OM-1レビュー」のRAW現像について更新記事を掲載しました。
更新内容
「Capture One 22の最新バージョンでは、OM SYSTEM OM-1のRAWファイルをサポートしています。OM Workspaceで実行した同じRAWファイルを使用したところ、驚くほど良い結果が得られました。以前、カラー機能を最大限に活用するにはOM Workspaceを使用する必要があると述べました。しかし、新しいCapture Oneのアップデートは、そうではないことを教えてくれました。実際、OM WorkspaceよりもCapture Oneの方が優れた仕事をしていると感じています」
「この声明をさらに明確にするために、私たちの発見は高ISOのRAWファイルだけに当てはまるわけではありません。Capture Oneは、低ISOファイルでも驚異的な仕事をします。総じて、OM SYSTEM OM-1はマイクロフォーサーズのセンサーと性能を一歩前進させたと言えるでしょう 」とのこと。
Capture One 22トライアル版
トライアル版が公開されていたので、実際にインストールして使ってみました。
LEICA D 25mm F1.4で撮影したORFファイルで比較しました。Capture OneでRAWデータを表示すると色収差が見つかりました。古いフォーサーズレンズとはいえF8に絞って撮影しているので元データに目立つような色収差というのは無いと思うのですが。レンズ補正メニューを使って簡単に色収差を消すことはできました。
Capture Oneのレンズ補正メニュー |
気になったのはそのくらいで、ORFファイルをCapture Oneに取り込んだ直後の画質がOM-1のJPEGとほぼ同じという驚きの結果となりました。Adobe DNGコンバーターで変換したDNGファイルのノイズまみれ画像とは雲泥の差があります。OM-1発売当初のあの苦労は一体なんだったのか(笑)
OMWS/JPEG現像結果 |
Capture One/JPEG現像結果 |
Capture Oneの良い点
- OMWSのJPEGと瓜二つ
- OMWSより動作が軽い
注意点
- レンズ補正(色収差、回折補正) に注意が必要
- 高価(サブスクリプション:26,465円/年、購入:44,208円)
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