OM-1のJPEGデータを他社RAW現像ソフトウェア「Pixelmator Pro」で再現してみよう。
元データ
DNG変換
macOSがOM-1のRAWにまだ対応していません。従って、現時点ではORFファイルを中間フォーマットのDNGファイルに変換する必要があります。ところが、「Adobe Digital Negative Convertor 14.2」を使ってDNG変換したところ問題が発覚しました。
嘘でしょ・・ |
Pixelmator Proに読み込んだあとにパラメーターを調整しながら試行錯誤を繰り返しましたが、ちっともオリジナルの画像に近づけません。画像を拡大して目を凝らして眺めていたら「江の島シーキャンドル(展望灯台)」のエッジにパープルフリンジとグリーンフリンジの色収差が盛大に出ていることに気がついた。(;・∀・)エー!!
DNG非圧縮変換
互換性の設定:Camera RAW 14.0〜5.4まで上記の傾向が発生していました。ファイルの圧縮率が低くて敬遠していたCamera RAW 4.6、4.1、2.4は色収差が低減されていました。なるほど圧縮されなければ正常にPixelmatorにデータが渡るのか。ところで一番下の「カスタム」って何だろうと開いてみたら、ありました「非圧縮」ボタン。
下位バージョンは、DNG1.1〜1.6まであり、最小のDNG1.1が一番綺麗でした。リニア画像はAdobeの解説によると
Pixelmator Proで再現する
ORF/DNG非圧縮ファイルをPixelmator Proに取り込み、試行錯誤して何とかオリジナルに近づけることができました。
手順
- 「MLカラーマッチング」でパラメーターの傾向を掴む
- オリジナルのヒストグラムと同じ形にする
やってみて分かったことはRAW現像の必要性はまだ若干残されている。けれどたった1枚の結果で判断するのは時期尚早、しばらくRAW+JPEG設定で勉強しながら撮影していこうと思います。
(おまけ)旧機種に適用する
OM-1風プリセットができたので、オリンパス旧機種の写真に適用してみました。OM-1のJPEGは、FUJIFILM X100Fベルビアを薄めたような仕上がりになるイメージがあります。だから好きだなと思うのかもしれない。
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以前、「ナチュラル設定はとても大事」という記事を書きましたが・・最近、夢中なのがX100Fベルビア風の現像です(^^ゞ