2022年3月20日日曜日 更新:

OM SYSTEM OM-1で江の島スナップ(LEICA D 25mm F1.4)

OMDSの新型カメラ「OM SYSTEM OM-1」を購入して3日目です。実は初日に残念なことがありました。

デコレーションリングは装着不可

といっても個人的な話なのですが、以前からフォーサーズの大ズミ+MMF-3にM.ZUIKO 40-150mm F2.8 PRO用の「デコレーションリング」を付けて喜んでいました。しかし!! OM-1だとペンタ部にぶつかって装着できないのです。(;・∀・)アリャ〜

その日は落ち込んでふて寝したのですが、2日経って自分に問うた。ここで諦めてどうすると。化粧リングを外してOM-1に装着すると、なんとC-AFの動作がE-M1 Mark IIよりも速い。しかも被写体検出まで動作する。ライブNDは「非対応レンズ」と表示されてしまったけれど、実際に使ってみようとなりました。カモ井のマスキングテープでMMF-3を真っ黒にしたあと、江の島へレッツゴー。


→その後、3Mに進化



撮影設定

片瀬江ノ島駅に到着。すべてAモードまたはSモードで、C-AF(追従感度+2)、低振動モード0秒、画質モードはRAW+JPEG、NRオフで撮影しました。露出をミスった写真だけ、OM WorkspaceのUSB RAW編集で露出を再調整して現像しています。

ISO感度上限はテストを兼ねて5000まで上げてみましたが、日中は使う場面がありませんでした。



被写体検出で横切る鳩を簡単に捉えるOM-1







高精細EVF

これまで上手に撮れたかどうかは、家に帰ってからのお楽しみでした。OM-1はEVFで見たままの状態が記録されるので、撮影直後に「いま綺麗に撮れたんじゃないか」という感触を得られます。



たまに両眼視すると、外の世界とEVFがシームレスにシンクロする場面が何度かありました。そこまで考えて作っているのだろうか。おそるべしOMDS。

EVFは、スパナ/3/EVF調整を選択後に十字ボタンの左または右で自動調光をOnにできる。








 

マルチセレクター

特定の被写体を狙うときは、被写体検出をオフにして従来通りAFターゲットで撮影します。この時に、マルチセレクター(通称ジョイスティック)の恩恵を実感しました。こんなに便利なものだったとは・・

中央ボタンはAFターゲットモードを設定。AFターゲットモード画面+フロントダイヤルで枠を切り替えできる。AFターゲットモード中に中央ボタンを押すとHOMEに戻る。








OM-1画質

ISO低感度撮影の場合、RAWデータをOM Workspaceで現像した写真とカメラのJPEG出力を見比べても違いが分かりませんでした。私はよく設定ミスするので今後もRAWは必須だけど、OM-1はJPEGで十分という人もいるかもしれない。風景を高精細に描写しているように感じます。ああこんなに造形の美しいものだったのかとカメラを下ろして肉眼で目を凝らすと、確かにOM-1の写真通りの風景が目の前に広がっている。



OM-1ってガラスが綺麗に撮れません?














ハイスピード撮影

240fpsがあるのに120fpsで撮影してしまった。NRもデフォルトはONと後で気づく。Davinci Resolveでスローモーション0.5とデノイズをかけてます。Davinci Resolveでデノイズとアンシャープマスク有無の比較動画も作ってみました(リンク








気に入った風景を見つけたら、絞りと露出を決めてシャッターを切る。鳥や猫や犬を見つけたら被写体検出を有効にしてシャッター半押しまたはAF-ONどちらでもオッケー。あとはカメラが自動で被写体にピントを合わせてくれる。たまにマルチセレクターで選ぶこともあるけれど、それは楽しいので任せてください。そんな感じの一日でした。

 


(おまけ)ユーザー登録&アンケート 

「記念のクオカードが貰える」キャンペーンの手続きを開始しました。OM-1のユーザー登録をすると任意の長〜いアンケート。今後のファームウェア更新やレンズ・アクセサリーの方向性が決まりそうな内容だったので、先日のOM-1の第一印象と今後の要望をフィードバックしました。OM風のマイクロフォーサーズレンズ出ないかなあ…(笑)