米Imaging Resourceは、OM-D E-M1 Mark IIIとLEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7で撮影したRAWデータを公開しています。
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→2023年5月ダウンロード終了 →2023年6月また復活
Apple Camera RAW
今回は「Y-JG-E-M1-III-PAN-9MM-F1-7-9555.ORF」に注目しました。以下は、Apple純正のプレビューソフトでORFファイルを表示した画面をスクリーンショットしています。逆光はレンズの力量が如実に現れるとはいえ、色収差がかなり強調されてしまう状態になった。
(;・∀・)ヒエー |
Adobe DNGコンバーター(非圧縮)
ε-(´∀`*)ホッ |
OM Workspace
改めてOM Workspace Ver.2.0で撮影データを確認すると、F8に絞って撮影していることが分かった。OM Workspaceは、ORFファイルを開いたあと描画優先の画面をスクリーンショットしています。
E-M1MarkIII LEICA DG SUMMILUX 9/F1.7 at 1/640 F8.0 ISO200 -0.3EV Photo by IR |
以上のことから、Apple Camera RAW(2021/12/7版)のRAWソフトウエアに問題があることが分かった。OM-D E-M1 Mark IIIのORFファイルをPixelmator PROや他社ビューワーで開いてみても、全て同じように色収差が強調されてしまうことを確認しました。
MacOSでE-M1 Mark IIIのORFファイルが直接開けるようになるまで1年近く待ったが、対応した喜びもつかの間、実はあまり品質が良くないということだ。
Capture One 22
と、散々あら探ししたあとに、ORFファイルをCapture One 22(設定変更なし)で開いたあとJPEG出力してみました。
(p_-)フリンジどこ? |
こうして写真全体で見ると大して気にならないが、極端に明暗差があるシーンをOM-DとLEICA 9mm で撮影すると、F8に絞ってもフリンジが気になることがあるかもしれない?
まとめ
OM-D E-M1 Mark IIIのRAWデータをMacで現像する場合は、Capture One 22/OM Workspace/Adobe DNG変換(非圧縮)を使用するのが吉。今後はMacに正式対応しているからといってApple Camera RAWを鵜呑みにせず、色収差が極端に目立つ場合は純正または他社ソフトの使用を視野に入れた方が良さそうです。