久々に防湿庫から引っ張り出してきました。OMデジタルソリューションズ時代のOM-4です。
注)グリップは取り外し可能です |
キットレンズまでOMレンズ風のデザインにやられちゃいました。当時は賛否ありましたが、動画事業やB2B事業の参入で培ったグローバルシャッターと進化したデュアル・ベースISO技術がマイクロフォーサーズを救いましたね。
というのは冗談ですが、 OM-D E-M1 Mark IIにオリンパスOM-1の張り革シートを付けたところ、あまりにもOM-4の雰囲気になって驚いたので、思わず妄想記事を書いてしまいました(^^ゞ
張り革を型紙から作成して気付いたのは、E-M1 Mark II は軍艦部に向かって微妙な曲線を描いている。特にグリップ部の造りが精巧で、市販されている張り革シートでは再現不可能でした。一体、どうやっているのか?
初代E-M1のグリップを剥がしてみると、なんと合成ゴム+合成樹脂素材で部品化されていた。肉厚があり、カメラ本体の凹凸を吸収する仕組み。裏面には滑り止めの突起が施されているため、剥がれにくい構造となっている。
「他所はどうだろう?」と調べてみると、なかなか興味深い結果となった。
たとえばキヤノンの最新機種は、下位モデルになるほどグリップの面積が減っていきます。EOS RやRPではこの傾向はなかったので、キヤノンも相当厳しい状況なのでしょう。
今後のOMデジタルソリューションズの新製品も、多くの機種がグリップなしボディになるのだろうか。
OMデジタルソリューションズの今後の戦略
2020年1月5日(火)、オリンパスより独立した新会社「OMデジタルソリューションズ」の新サイトが公開されました。
OMデジタルソリューションズ
私たちOMデジタルソリューションズの理念と社名に込めた想いをご説明します。
OMデジタルソリューションズは、今後4回に渡って新会社への想いを掲載する予定です。経営者のメッセージには、”既成概念に捉われない提案型企業を目指す”とあります。小回りが利くようになったので、新しいタイプのカメラが登場する機運は高まっています。ワクワクするような新製品の登場に期待しましょう。
- 2020年1月12日(火)第一章:「OM」の誕生が、一眼レフカメラの既成概念を覆した
- 2020年1月19日(火)第二章:市場の先を見つめ、新しいものを生み出す文化がある
- 2020年1月26日(火)第三章:「小さいからこそ性能にこだわる」思想を受け継いでいる
- 2020年2月 2日(火)終 章:撮りたいものを撮るためなら、妥協しない