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2013-07-21

ミラーレスは動体に弱い?!追尾AFの真実に迫る。

2013年8月25日更新

田中希美男氏による指摘記事を元に再調査実施。私達は今、ミラーレスというカメラについて、考え方を改めなくてはなりません。
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価格COM等のカメラ関連の口コミを眺めていると、「ミラーレスは静止物ならOK。」とか「ミラーレスは動体に弱い。」なんて発言を良く目にする。デジタル一眼レフには、動体専用の3Dトラッキングや追尾AFが用意されているので、その発言の根拠になっている。一方で、先進のミラーレス機は2012年頃からエントリー一眼レフの性能に追い付きつつあり、2013年6月に発売されたオリンパスのE-P5ではついにシャッタースピード1/8000秒を実現。ハイエンド一眼レフの機能を取り込もうとしている。

今秋には高性能AFが搭載されたミラーレス機が登場するという噂もあり、現状各社ミラーレスのAF性能を整理してみた。

◆ニコン
ニコンは既に一眼レフの動体AF技術をミラーレスに投入しています。ってことで「ミラーレスは動体に弱い。」は、嘘でした。Nikon 1 V2は、3Dトラッキング+追尾AFで位相差AF73点, コントラストAF135点 約15コマ/秒の連写に対応。


オリンパス、パナソニック
オリンパスとパナソニックは、コントラストAFのみで位相差AFと同等以上のAF測定スピードを備えています。E-P5は、3Dトラッキング+追尾AFで35点約5コマ/秒の連写に対応。OM-D E-M5は、3Dトラッキング+追尾AFで35点約4コマ/秒の連写に対応(コントラストAF形式では発表当時世界最速)。GH3は、3Dトラッキング+追尾AFで23点約4コマ/秒の連写に対応。

◆ソニー
ソニーの3Dトラッキング+追尾AFは、F6.3以上は使えないとか変な制限があります。動体撮影はシャッタースピードが落ちると被写体ぶれが発生するので、その予防策かもしれません。NEX6は、3Dトラッキング+追尾AFで位相差AF99点+コントラストAF25点約3コマ/秒の連写に対応。ソニーらしく、一眼レフの技術をミラーレスに投入してます。

◆キヤノン、ペンタックス
キヤノンやペンタックスのミラーレスに追尾AF機能はあるけど、イマイチ使えないようです。特に王者キヤノンは初心者向けとしてミラーレスを位置付けているので、今後も自社の一眼レフの動体技術をミラーレスに投入するのはずっと先になりそうな雰囲気です。


◆富士フィルム
富士は割り切ってますね。追尾AF未搭載で、スナップ専用機です。

おまけ

最新のデジタル一眼レフの3Dトラッキング+追尾AFでの性能一覧です。

Nikon D7100: 3Dトラッキング+追尾AFで51点約7コマ/秒の連写に対応。
Nikon D800 : 3Dトラッキング+追尾AFで51点約5コマ/秒の連写に対応。

CANON EOS 70D: 3Dトラッキング+追尾AFで19点約7コマ/秒の連写に対応。
CANON EOS 5D Mark III: 3Dトラッキング+追尾AFで61点約6コマ/秒の連写に対応。

SONY α77: 3Dトラッキング+追尾AFで19点約8コマ/秒の連写に対応。
SONY α99: 3Dトラッキング+追尾AFで102点約6コマ/秒の連写に対応。

ということで、先頭を走るニコン。それを追いかけるソニーと4/3連合。そして、一眼レフとの棲み分けに迷いがあるのか、出遅れたキヤノン、ペンタックス。でも逆転はあるぞ!という感じです。そして、プロ向けのカメラを持っているメーカーというのは、未来があるなぁという印象を持ちました。そもそもOM-D E-M5に搭載されている防塵防滴、5軸手ぶれ補正、3Dトラッキング&追尾AF、ライブバルブといった機能は、オリンパスの長年の研究・開発で培ってきた技術の結晶です。プロ向けの究極のカメラを作るとなれば予算を大きく取れるでしょうし、自由な発想で新しい機能がどんどん生まれてくると思います。OM-D E-M5が出た時、もうフォーサーズは店じまいしちゃえって思いました。でも、それじゃマズいような気がしてきました。いずれジリ貧になる。オリンパスには最新の技術をとにかく突っ込むプロ向けの20~30万の機種が必要だ。

今秋リリースされるのはE-M1なのか、E-7なのか。フォーサーズのレンズが使えるのは間違いないでしょう。提案としては、フォーサーズの人気のレンズをリニューアルするといいと思う。最新のコーティングを施したフォーサーズレンズ。売れると思うんだけど。