2013年6月18日火曜日

『第一回 子供撮影に適したレンズの選び方』~我が家では、こうしてます~

子供の成長の記録をデジタル一眼レフとミラーレス一眼で撮るようになって、まもなく5年になります。購入直後はピンぼけ写真を量産して悲惨な状況でしたが、カメラの勉強を続けていくうちにコツのようなものを掴みつつあるので、何回かに分けてご紹介しようと思います。

第一回は、子供撮影に適したレンズの選び方です。

我が家のカメラ OM-D E-M5



標準レンズでお気に入り写真を量産

我が家は男の子2人ですが、基本私の周りを付かず離れずで、だいたい1~2m付近をうろうろします。で、面白い虫を見つけたーとか、いまジャンプするから見て~とか報告をしてきます。大体その時にとびきりの笑顔や真剣な眼差しをしてくれるのでシャッターを切るのですが、この距離感で撮影できるのは広角-中望遠までのレンズです。

  • 広角:   12mm-17mm
  • 標準:   20mm-25mm
  • 中望遠:40mm-45mm

この中でもっともお気に入り写真を量産できるのは、標準レンズだと思います。親の目線そのままにシャッターを切ることができて、子供の表情がよく分かる画角なのでハッとする写真が多いです。もちろん広角は風景も入れた記念写真、中望遠は背景ぼけの印象的な写真が撮れるので標準レンズに慣れたら追加購入すると良いと思います。

ズームレンズを1本購入する人もいると思います。その場合は、20または25mmに固定してしばらく撮影を続けてみてください。きっとカメラの理解が深まると思います。ただ、キットレンズのようにF値が大きいレンズはシャッタースピードが落ちて手ぶれや被写体ぶれになりやすいので屋外限定でお試しください。



F値絞り値)の小さいレンズを選ぶ

次に考慮すると良いのがF値(絞り値)です。最近のマイクロフォーサーズはF値の小さい単焦点レンズを沢山ラインナップしています。F値の小さいレンズはシャッタースピードを稼げるので、動き回る子供の撮影に有利です。また、誕生日パーティーなど室内撮影する時でもフラッシュ無しの手持ち撮影ができるので、最低でも1本はあった方がいいです。

F値が小さい= 高価なレンズと思ってもらって構いません。F値が小さいレンズは、光を取り込む量のロスが少ない優秀なレンズなんです。子供撮影に使いたくなってきたでしょう?でも5~8万円位する高額なものがほとんどです。

ところが、2~3万円のF値の小さいレンズも存在します。AF(オートフォーカス)が少し遅いとかプラスチックの鏡筒だったりとか、どこかでコスト削減してます。でも、人間がある程度カバーできるんだったら買いだと私は思います。



我が家の広角~中望遠レンズ構成

我が家では、以下の構成で撮影しています。


カテゴリ
レンズ
コメント
広角
M.ZUIKO 12-50mm F3.5-6.3 EZ
12-40mm F2.8 PRO更新、14mm F2.5II, GoPro HERO7 Black追加
標準
Panasonic LUMIX 20mm F1.7
17mm F1.8, 25mm F1.8追加
望遠
M.ZUIKO 45mm F1.8
40-150mm F2.8 PRO追加

サイズの小さいレンズを好んで使っています。子供達はとにかく元気に走り回るので、携帯性を重視しています。マイクロフォーサーズは、立ったままバッグからレンズを出して気軽に交換ができるのが気に入ってます。

普段は、やはり標準のPanasonic 20mm F1.7をつけていることが多いです。AFが少し遅い欠点はありますが、次回紹介する設定をしておけば我が家では特に問題ありません。広角のキットレンズはF値が少し大きいので、後に12-40mm F2.8 PROに更新しました。


次回は、速写性を重視したマイセットをご紹介します。

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