オリンパスが2015年に発売した2つの超広角レンズは、レンズが凸形なので前面にソフトフィルターを装着することができません。星景写真の本を色々調べてみると、レンズの前面ではなくマウント側にソフトフィルターを装着するようなので実際に試してみました。
用意したもの
用意したのは、定番のケンコーソフトフィルターと両面テープのみです。※2021年12月現在、LEEのフィルターは販売終了しているようです。残念。 →2024年6月、Kenkoより「リアプロソフトン」が発売されました!
リア部の構造
ソフトフィルターを装着する前提として、レンズのリア部に下図赤丸部のような平らな面がある必要があります。2つの超広角レンズはどちらもリア側にフィルターを装着可能です。
M.ZUIKO 8mm F1.8 Fisheye PROのリア部 |
M.ZUIKO 7-14mm F2.8 PROのリア部 |
用意したもの
用意したのは、定番のケンコーソフトフィルターと両面テープのみです。※2021年12月現在、LEEのフィルターは販売終了しているようです。残念。 →2024年6月、Kenkoより「リアプロソフトン」が発売されました!- Kenko リアプロソフトン|Amazon
- No.050:「PRO1D プロソフトン クリア」相当
- No.100:「PRO1D プロソフトン[A]」相当
- No.150:ソフト効果(強)
LEE角形ポリエステルフィルター SOFT No.3| Amazon(販売終了)- 寺岡製作所 両面テープ | Amazon
作り方
1. フィルターをレンズ枠の大きさにはさみでカットします。8mm F1.8のレンズ枠の直径は28mmだったので、30mm程度に大きめにカットして装着後に調整しました。黒いプラフレームは柔らかい素材なので、無理に剥がさずそのままカットしてもOKかもしれません。(プラフレームの内側がどうなっているのか見たくて剥がしました。)
プラフレームを剥がす場合は慎重に |
2. カットしたフィルターの四辺に両面テープを貼り、レンズ枠に合わせて余剰部分をカットして完成です。角は全て面取りしました。フィルターはとても薄いので、多少レンズの接点部分と重なっても支障ありません。
普段、ソフトフィルターを使用しないときは、取り外したフィルターをどこに収納するか、という問題があります。色々考えましたが、現在はリアキャップの裏側に落ち着きました。
1ヶ月ほど使用してみましたが、特に大きな問題は起きていません。万が一剥がれ落ちたとしても撮像センサーよりフィルターの方が大きいので、手前のカバーがフィルターを受け止めてくれると思います。
1ヶ月ほど使用してみましたが、特に大きな問題は起きていません。万が一剥がれ落ちたとしても撮像センサーよりフィルターの方が大きいので、手前のカバーがフィルターを受け止めてくれると思います。
オリンパスへのお願い
両面テープはいつか粘着力が落ちて貼り直す必要があることを考えると、パナソニック、キヤノン、シグマの魚眼レンズのようにフィルターポケットがあると便利です。
メーカーによるとレンズサイズに拘ったためにフィルターポケットは諦めたそうですが、キヤノンのようにフィルターポケットの金具をネジ止めする構造であれば実現可能だと思います。カスタマイズサービスで、フィルターポケット付きに交換してもらえたら嬉しいですね。
そして、、、!
メーカーによるとレンズサイズに拘ったためにフィルターポケットは諦めたそうですが、キヤノンのようにフィルターポケットの金具をネジ止めする構造であれば実現可能だと思います。カスタマイズサービスで、フィルターポケット付きに交換してもらえたら嬉しいですね。
パナソニック HF-008 8mm F3.5取扱説明書より |
キヤノンEF 8-15mm F4 製品マニュアルより |
そして、、、!
天の川撮影の記録(八ヶ岳頂上周辺)
9月に登山仲間から一泊二日の山小屋で宿泊する登山のお誘いがあり、今回ついに八ヶ岳の赤岳天望荘周辺の山頂で秋の天の川を撮影することができました。