2024年3月20日水曜日

NOKTON classic の虹色ゴースト

NOKTON classic 35mmは、本家と同じ虹色のゴーストが出るのでしょうか。

虹色ゴーストは出る!!

マップカメラの「ズミルックスM 35mm F1.4復刻版」の記事を見ていたら、復刻版は1stと同じ虹色のゴーストが出るようだ。フォーカスノブの無限遠ロック機構も再現している。で、つい最近NOKTON classicを購入した私は、素直に「それは羨ましいな」と思いました(笑)

さっそく晴れの日に、お天道様が左上にあるときに開放のまま正面方向にE-M1 Mark IIを向けると、、、

おお〜🤩出た!!


まさか自分だけじゃないよねと調べてみると、みんな出ている。手をかざしてハレ切りしたり、F1.7に絞るとスッと消えてしまった。まるで夢のようなゴーストです。



背景が騒つく理由

前回の記事で気になっていた開放で背景が騒つく現象ですが、これは球面収差の”ハロ”と呼ばれるにじみのことでした。わざわざ球面収差を残した特徴のあるレンズを購入したのに、私はそれが気になっていたのだ。下図のように、ボケのエッジが際立つように見えてしまう。 

F1.4

あらためて「ズミルックスM 35mm F1.4復刻版」の記事を見て欲しい。そっくり。おそるべし、コシナ。ところが、こちらもF1.7にちょいと絞るだけで、ボケの輪郭がだいぶ柔らかい印象に変わる。

F1.7


E-mount版は?

出ている。虹色のゴーストも球面収差のハロも。写真周辺の減光や像の流れが見て取れるが、VM版を35mm判で使用しても同じ感じみたい。

E-mount版は、レンズ構成、画角、レンズ構成がVM版とまったく同じですが、最短0.3m、電子接点搭載が魅力的です。


 
 

NOKTON F0.95

私は、長い間「m4/3版NOKTONシリーズ」の電子接点付きバージョンの登場を待ち望んでいました。CP+でなぜ付かないのか質問したところ、F0.8/0.95にしたことによって、m4/3マウントには物理的に付けられないんだそうです。小型のNOKTON classicに舵を切ったのは、その回答があったから。

AI NRの登場によって、m4/3版NOKTONの訴求力は以前より半減しています。シネマ、動画界隈では引き続き必要かもしれませんが、X-Mount/Z-Mount向けのように、MFTでも小型でExif情報対応のラインナップを検討して欲しいな。

NOKTON for APS-C

 

もし、対応していただけるのなら。

そのときは、ぜひ「フォーカスノブの無限遠ロック機構付き」でお願いします(笑) 

 



 

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