迷いに迷ったけれど結局、買ってしまった。
主な仕様
- 対応レンズ:Leica Mマウント
- 対応ボディ:マイクロフォーサーズマウント
- 繰り出し量:3mm
- 質量:39g
接写撮影に必要なヘリコイドを搭載。
NOKTON classic 35mm F1.4 II SCの実測値70cm → 33cm
基本情報
Amazonの商品の説明に「※接写専用で無限遠はでません」とあるのですが、今回取り寄せたものは問題なく撮影可能でした。→下記に理由を追記しました(24/4/3)
外観
商品到着。マウントアダプターを持った感触は「軽い」の一言。レンズを付けてみようとNOKTONを装着してみる。しかし、固くてレンズをロックできません。「なんだろう?」とネジを4つ外す。別に変なところはありません。変だなあと元に戻すとスッと装着できてしまった。マウントアダプターとペンタ部の干渉確認
- OM SYSTEM OM-1:干渉なし
- OM-D E-M1 Mark II:干渉なし
- OM-D E-M1:干渉なし
- OM-D E-M5:干渉なし、一番かっこよくて似合うかも
OM-D E-M5エリート、不調。
突然の不調です。最近あまり使ってあげなかったからでしょうか。
繰り出し量なしの動作
OM-1/E-M1MkII/GM5/GM1/E-M5
- 繰り出し量なしの状態で電源を入れると画面は真っ暗のまま。下図のようにヘリコイドを幅5mmほど回すとモニター画面がぱっと映る。ここが無限遠の位置。
E-M1
- 繰り出し量なしの状態で電源を入れると画面は真っ暗のまま。ヘリコイドを幅13mmほど回すとモニター画面がぱっと映る。なぜだ。
- 繰り出し量なしの状態で電源を入れると画面が映る。不思議。
ヘリコイドを最大まで回し続けると、最短70cmが33cmまで接写撮影できるようになりました。また、フォーカスノブの操作中にヘリコイドが勝手に回ってしまうことはありません。
色々と違いがあってビックリ!! |
画面が真っ暗になる理由
4/3、画面が真っ暗になる理由は、ヘリコイドとレンズロックピンが干渉して押された状態になるからでした。ヘリコイドの繰り出し量がゼロの位置は、レンズ取り外しボタンを押している時と同じ状態になる。その後、ヘリコイドを少し回すと、ヘリコイドとレンズロックピンの間に隙間ができて、画面が映るようになる。
我が家で無限遠を出しにくいカメラは初代E-M1のみ。レンズロックピンのスイッチが入りやすいのでしょう。
屋内試写
テーブルフォトは、問題なく撮影できるようになりました。NOKTON classicを開放のまま接写するとボケ量がすさまじい。
他のライカM-マイクロフォーサーズ用のヘリコイドアダプターとしては、KIPON以外ではHawk's Factoryの「マイクロフォーサーズ対応 補助ヘリコイド付 ライカ M アダプター ノブ付@ヨドバシ」というのが人気みたいです。
KIPONはとにかく軽くてコンパクト!親指でヘリコイドを回しながら、人差し指でNOKTONのフォーカスノブを回すことが可能です。これは楽しい♪
屋外試写
それじゃあ、外でも使ってみよう!!ということで、OM-1に付けて江の島へ。
ここは絞ってキリリと |
ヘリコイドを回して、わざとぼかしたりパープルフリンジを消したりすることができる。
無限遠の撮影も大丈夫でした |
ヘリコイドがあると普段とは違う写真表現ができて、とても楽しいスナップでした。類似するものにシフトレンズがありますが、まだ所有したことはありません。もしかすると自分に向いているのかもしれないなあ。
写真:i-Finish + ベルビア風現像