シグマ 30mm F1.4 DC DN
- レンズ構成:7群9枚
- 最短撮影距離:0.3m
- 最大撮影倍率:0.285倍
- フィルター径:52mm
- 最大径x全長:Ø64.8×73.3mm
- 重量:265g
パナソニックブースでGM1Sと20mm F1.7の無料クリーニングサービスを頼んだ後、向かった先はシグマブース。蛇足ですが、こちらでもSD、sdシリーズのセンサー無料クリーニングサービスをやっていて好印象。継続して使うなら安心サポートのメーカーが良いです。
30mm F1.4 DC DN |
開放でのボケっぷりはすごいが色収差が目立つ。このレンズのピークはF2.8なので、絞れば問題ないと思います。AFスキャンはmode2だったが、ウォブリングが発生しやすかったのでAFリミッターをオン。海外サイトのレビューによると、中央の解像力はライカの25mm F1.4やノクトン25mmより上という話だ。
時を経てCP+2023で絞ってテスト。
OM SYSTEM OM-1 SIGMA 30mm F1.4 DC DN | C 016 at 1/500 F3.2 ISO200 -2.7EV |
SIGMAは、購入したレンズを長く愛用できるように「マウント交換サービス」を提供しているというのもポイントが高いですね。MFT用のレンズは全てソニーEマウントに約2週間で交換可能。サービス料金は、Artシリーズが10,800円、Contenporaryシリーズが23,760円です。
「SIGMAグローバルサイト」より |
コシナ フォクトレンダー NOKTONシリーズ
続いてタムロンブースで14-150mmを試そうと思ったが、先客がいて断念。コシナブースへ。MFだが根強い人気があり、マイクロフォーサーズを使う上で避けて通れないレンズ。今回実際に使用してみて、全て購入してコンプリートする人がいる理由がよく分かった。唯一無二の特別な存在。それがNOKTONシリーズ。10.5mm F0.95 |
NOKTON 10.5mm F0.95
- レンズ構成:10群13枚
- 最短撮影距離:0.17m
- 最大撮影倍率:0.24倍
- フィルター径:72mm
- 最大径x全長:Ø77×82.4mm
- 重量:585g
最初に試したのが10.5mm F0.95。フロントヘビーで585gが右手に重くのしかかる。昨年末にフォーサーズの11-22mmを購入してお茶を濁したが、気になるレンズはいつまでも気になるのである。。クラッチで絞りのクリック感を解除することができ、これで撮影された映画も結構あるそうです。ネットの作例で色収差が気になって購入を控えていたが、超広角なので余り目立たないしF2まで絞れば完全に消せる。星景写真の分野でも人気があるとの事。下の写真はF11まで絞ってみた写真です。
10.5mm F0.95 at 1/5s F11 ISO200 |
10.5mm F0.95 |
NOKTON 25mm F0.95 TypeⅡ
- レンズ構成:8群11枚
- 最短撮影距離:0.17m
- 最大撮影倍率:0.51倍
- フィルター径:52mm
- 最大径x全長:Ø60.6×70mm
- 重量:435g
25mm F0.95 TypeⅡ |
標準の25mm F0.95。435gで持った感じのバランスも良い。E-M5にめっちゃ似合ってたのでシリーズ中で一番人気がある。と思っていたがどれも満遍なく売れてるそうだ。下の写真はF2で撮影。このシリーズは電子接点がないのでExifに残らないのがちょっと不便かと思うが、画力でねじ伏せるのはやめて欲しい。。なんて素晴らしい描写なんでしょう。
25mm F0.95 at 1/250 F2.0 ISO200 |
NOKTON 42.5mm F0.95
- レンズ構成:8群11枚
- 最短撮影距離:0.23m
- 最大撮影倍率:0.5倍
- フィルター径:58mm
- 最大径x全長:Ø64.3×74.6mm
- 重量:571g
42.5mm F0.95 |
ノクチクロンと比較してどうなんだろうと。上記2本でおしまいにするつもりだったが、25mmがあまりにも良かったので延長決定。そして、一瞬でノックアウトされた。最短撮影距離が0.23mでこの焦点距離で接写撮影できるのが超楽しい。そして、E-M1 Mark IIに一番似合ってるような気がする。AFが使えないが、芸術的なポートレート撮影にピッタリではないだろうか。自然とバリアングル液晶を開いてローアングル撮影したくなる、ノクチクロンとはまた違った個性を持つレンズ。
42.5mm F0.95 at 1/1600s F2.8 ISO200 |
Kowa PROMINARシリーズ
ずっと気になっていたのは星景写真用としての8.5mm F2.8と12mm F1.8。電子接点なしのMFレンズで、3色カラバリの人気順はグリーン>ブラック>シルバー。グリーンは、社内では発売記念モデル的な位置付けだったが、予想以上に売れ行きが良くて驚いているとの事。今年末または来年早々には、90mm F2.5 Macroが登場する予定。1.5テレコンとセットで発売すると人気が出そう。→発売未定になったようです。一番人気のコーワグリーン |
PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT
- レンズ構成:4群17枚
- 最短撮影距離:0.2m
- 最大撮影倍率:0.16倍
- フィルター径:86.8mm
- 最大径x全長:Ø71.5×86.8mm
- 重量:440g
全てのレンズで持ったときのバランスは良好。8.5mm F2.8をF1.8で出さなかった理由は、レンズが大きくなりすぎてマイクロフォーサーズのメリットを活かせないと判断したため。強い光源に向けると多少ゴーストが出るがスッキリした描写。
Kowa 8.5mm F2.8 at F5.6 |
PROMINAR 12mm F1.8 MFT
- レンズ構成:10群12枚
- 最短撮影距離:0.2m
- 最大撮影倍率:0.2倍
- フィルター径:72mm
- 最大径x全長:Ø76.5x90.5mm
- 重量:475g
マイクロフォーサーズで激戦区の12mm は開放で色収差とフレアが出た。若干のソフト描写で好みは分かれそう。共に歪曲が少ないのが特徴で、画像の扱い易さは8.5mmの方だろうか。シリーズ共通のフードが結構大型で、フードにフィルターを取り付ける仕様です。イルミネーション撮影などで「美しい玉ボケ」が評判の25mm F1.8を試さなかったことを後で後悔。
12mm F1.8 |
このあと、サジタルコマフレアが発生しないのが売りのパナソニック12mm F1.4と人気の15mm F1.7、所有のZD 11-22mm とフィッシュアイPROを使って同じように会場写真を撮ったが、これまた各々ガラリと変わる雰囲気の写真が撮れて。改めて面白い世界だよなと思うのでありました。
こうして比べて見ると、シグマの解像力はなかなかのものですね。パナソニックのレンズは、秋葉原でレンタルが出来るので是非活用して欲しいとの事でした。 →秋葉原のパナソニック「LUMIX&Let's note修理工房」は、開設から10年後の2020年12月30日に閉鎖されました。
LUMIX BASE TOKYO
LUMIX交換レンズのレンタルサービスを有料にてご提供しております。
12mm F1.4 |
(おまけ)8mm F1.8 Fisheye PRO
8mm F1.8 Fisheye PRO |
関連記事
実際にOM-D E-M5に”あの”レンズつけてみた感想 (CP+2016)
PEN-FとM.ZUIKO 300mm F4.0 IS PRO の登場で、オリンパスの高級路線が鮮明になったCP+2016。今回は、懲りずに続けているOM-D E-M5に似合うマイクロフォーサーズのレンズについて。