「あの写真はどこだっけ?」となりやすいデジタルカメラの趣味ですが、MacのFinderでカメラやレンズの機種、F値、焦点距離、シャッタースピードなどのExif情報を元にして検索する方法があります。
メタデータ属性を検索する
デジタル一眼カメラで撮影をすると、カメラの機種、レンズ名、F値、焦点距離、シャッタースピードなどがExif情報として自動的に保存されますが、この写真のメタデータ属性を元にFinderで検索できます。
2022年9月にリリースされたVentura(ベンチュラ)では、画像内のテキストを検索することも可能になりました。
- 「進化した画像検索: 写真アプリ、メッセージアプリ、メモアプリ、Finder、ウェブにある画像を、Spotlightから探せます。テキスト認識表示を使えば、画像内のテキストをもとに画像を検索することもできます」(2022/9、Apple)
クイック検索の使い方(Ventura 13.1で動作確認)
- Finderを開く
- 右上の検索窓にカメラの機種名を入力します
- メニューが表示されるので「内容」を選びます
キーワードを続けて入力して内容を絞り込むこともできます。たとえば追加で「orf」と入力すると、新たな候補に「種類:Olympus RAWイメージ」が出てきました。これをマウスで選ぶだけです。
Finderのメニューバーから「表示」/「プレビューを表示」を有効にしておくと、検索結果の写真を選択するだけで写真の詳細をすばやく確認することができます。
検索クエリ
「内容」で検索できたキーワードは、以下の通りです。スペースのあるE-M1 Mark IIやMark IIIなども認識してくれました。
- OLYMPUS, Panasonic, SIGMA, SONY, FUJIFILM, Canon, NIKON
- OM-1, E-M1MarkII, E-M1 Mark II, E-M1MarkIII, E-M1 Mark III
- E-M1X, E-P5, E-M5, GM1, GM1S
- 7-14mm, 12-40mm, 40-150mm, 12-100mm
- orf, rw2, raf, arw
- 22/12/12 = 2022年12月12日
レンズ名やF値などは苦手な様子で、次の「詳細検索」で解決できます。
詳細検索
検索属性をカスタマイズすることで、カメラの製造元、カメラの機種、レンズの機種、撮影時のF値、ISO感度、焦点距離、露出時間などで詳細に検索することが可能です。プレビュー表示にある撮影情報は、「内容」で検索しても正しく検索できません。実は、このようなアドバンス機能が用意されていました。
- Finderの検索窓の下にある[+]ボタンまたはアクション/検索条件を表示をクリック
- (初回のみ)「名前」を選択して「その他」を選びます
- (初回のみ)検索属性を選択:「メニューに表示」列のチェックボックスを入れて[OK]します
- 機器の製造元
- 機器の機種
- レンズの機種
- F値
- ISO感度
- 焦点距離
- 測光モード
- 露出プログラム
- 露出モード
- 露出時間
- ドロップメニューで検索したい撮影情報を選んで値を入力します。F値などの撮影時の入力は数値のみでOKです
検索結果をサイドバーに追加
検索結果は、サイドバーに追加して繰り返し使用することができます。
- Finderで検索後、右上に「保存」ボタンが表示される
- 「保存」ボタンをクリックする
- 名前(OM-1やE-M1MarkIIなど)を変更後、「サイドバーに追加」にチェックを入れて保存をクリック
私のMacにはOLYMPUS、Panasonicの写真しかないと思いきや、友人が撮影してくれたCanonの写真や、NIKONで撮影されたEPSONプリンタ付属のサンプル画像などが見つかりました。意外な発見があって面白い。
Finderの検索結果の左上には「このMac」とUSB接続している「外付けHDD」を選択できるようになっており、至れり尽くせり。あっという間に目的の写真を見つけ出すことができました。