先日リリースされたダビンチリゾルブ17の動画エンコード時に、16では問題なかった音ずれが発生した。 →2021年6月2日(水)にリリースされた17.2.1で改善しました👍
17のメリット
急ぎの用があったので、一旦17をアンインストールして16に戻してしまったのだが、後日サポートページに「17.1ベータ10」を見つけて再トライするも同じ結果になる。
私のMacBook Airはとっくの昔に修理サービス保証は終了していて、今年の秋のOSアップグレードには対応しないんじゃないかと言われている。流石にApple M1機にしようと思うが、17の良い点として古いMacでも起動が速かった。
16と17の複数バージョンで運用
「音ずれ問題」はいつか修正されるだろうから、16と17の複数バージョンをmacOSに入れられないだろうか。それならじっくり試せるのにと調べてみて驚いた。なんとアプリケーション/DaVinci Resolve.appを右クリックして「名前を変更」するだけとのこと。
注意点は、DaVinci Resolveのデータベースが同じフォルダにあると、一緒にアップグレードされてしまうので、事前に以下の操作が必要でした。
- 17を導入する前に/Users/ユーザー名/Moviesの下に「DaVinci Resolve 16」フォルダを新規に作成
- 16のデータベースを退避する
複数バージョン運用の注意事項は以下の通り。
- 16の環境設定/一般の「Automatically check for updates」はチェックを外しておく
- 17の起動時に16のDBアップグレードを聞いてきたら必ずキャンセルする
- 16と17を2つ同時に起動はできない。open -nも通用しない
16はいつでも使える心穏やかな状態になったので、もう一度「17.1ベータ10」をインストールして真面目に原因を調べてみることにしました。
17の音ずれの原因
17の動画エンコード時にすべて音ずれする訳ではなく、.movファイルをタイムラインに追加したあと、動画エンコード時の出力フォーマットにQuickTimeを指定すると音ずれが発生する。
最初は.movファイルそのものを疑っていたが、17へクリップを追加した後にDaVinci Resolve内で動画を再生しても音ずれはなかった。
暫定策
17で.movの動画エンコード時の音ずれを解消する方法は、以下の通りいくつか見つかった。MP4にしておけば安定するということになる。これまで解決されていないということは、世の中はMP4が主流なのかも?
- フォーマットをQuickTimeではなくMP4を指定する(おすすめ)
- 事前にiMovieで.movからmp4に変換する
また、出力フォーマット:QuickTimeのままコーデックをH.264からH.265に変えると、だいぶ改善されるが微妙に音ずれしてしまう。現状は素直にMP4フォーマットを指定するのが良さそうだ。
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