2021年3月12日金曜日 更新:

CP+2021:介護における写真の力

 CP+2021 ニコンブースの反響を見て、介護というのは想像以上に身近な存在になっているのだなと思った。

 


写真の力

まさに私も直面している問題なので「写真で記録するのはいいかも」とアイデアをもらった瞬間でした。このときの顔色はどうだったとか、さっと確認するのに写真は向いている。

精神的に落ち込んでいる症状が出始めたときは、遠慮もあるし無礼だと思うからそっと見守ろうとした。しかし、本人の意見を尊重していると、どんどん悪化して後戻りできない状態になる。

その状態になると、周りにいる人達はかならず自分自身を責める。朝起きたら別人格になっていたらどうしようとか、目に見えない恐怖に襲われたりする。そうして、知らず識らずのうちに周りも病んでいく。時間が経ってから話を聞いてみると、みんな同じようなことを考えていたりする。

このとき大切なのは、周りの人達を絶対に責めないこと。たとえ何か問題があったとしても 罪を憎んで人を憎まず だ。そんないがみ合う暇があるならケアする手段の一つでも考えた方がいい。

家の中に何か悪いものがあるんじゃないかとか。今まで好き勝手に生きてきたのに信仰心が芽生えたりする。そういえば150-400mmは注文が多すぎて入手困難みたいだけど、床の間に置いておけば魔除けとしても使えるんじゃないか。

 

当たって砕けろ

やんわり会えないと拒絶されていたが、深夜に勝手口から潜入に成功、「当たって砕けろ」だ。無策では勝てない。当面の戦略としては健康おたくになってもらうことが目標だ。笑うことも大事だと思うのでテレビにも仕込む予定だ。

できることはやる、後悔のないように。死にたいとか、やさぐれていようが、それこそ心の中で「うっせえわ」だ。血がつながっているんだ。大丈夫、負けないで。

そして、砕け散ったのは私の方だった。

テレビにスマートフォンをつないで、子どもたちや登山のときの写真を映して「あんなことやこんなことあって大変だった」と苦労話をした。でもやり遂げたんだ。そのあとに、あんなに「何もできない」「料理も無理だ」と言っていたのに、2日目には西京焼き、3日目には子供の頃に大好きだった かきたまの味噌汁を作ってくれた。

すごくつらそうなのに洗い物までしてくれて、その優しさが、うれしくてうれしくて。普段通りにするのが大変だった。

最後かもしれないと、写真を一枚撮影したあと顔をくしゃくしゃにしながらゆっくりと、ゆっくりと。噛みしめるように食べた。

参りました、あなたの息子でよかった。おかしいな、元気をあげるために突撃したのに逆に元気をもらっちゃったよ。

誤魔化すためにテレビをつけると、104歳の元気なおばあちゃんのニュース。

あれ?心配してるこっちの方が先に逝くのか・・

 

どうしてお腹がへるのかな

悩んで悩んで悩んで答えが出なくても。「ぐー」って音が鳴って笑っちゃう。こんな時でも笑わせてくれてありがとう。お腹が鳴るくらい考えたのだから休憩しましょう。

性格は十人十色。1つの症状だけでは判断できない。どれを信じてどう対処すればいいのか分からず、家族は悩みに悩みました。しかし、情報過多の世の中で、体の栄養については共通事項が多い。一緒にいる家族だからこそ小さな変化に気づくことがある。そこを突破口にするしかない。(※この考え方を専門用語で「栄養ケア・マネジメント」という。後は体重・体組成計(タニタ BC-768など)で体調を見える化するとよい。)

本人が一番苦しんでいるのです。病人扱いせず、「顔色がいいね」とか「頑張ったね」など余計なことは言わずに自然体で普段通り接する。家族だけに見せる姿を観察したり、本人と同じ気持ちになって考えたことが、解決に結びついたりする。

家族で方針を決めた後は、各々の得意分野で笑顔や元気を与え続ける。会ってすぐに笑ってくれたけど、介護士の人達も「やっと笑顔を見せてくれた」と安心していた。

そして、一人になった時に、ちょっとだけ声を出して泣けばいい。みんな覚悟して無理をしているのだから、息抜きは必要です。

また「ぐー」って音が鳴った、考えすぎだ。

 

介護うつの対処法

考えすぎると睡眠不足になる。これを介護うつというらしい。不眠、過眠、食欲不振、過食、倦怠感などの身体症状があらわれる。

コロナ禍ということで、新しい生活様式にストレスを感じる人が増えています。1人で悩んでいませんか?

人は、解決できない悩みが2つ以上重なると、簡単に心が壊れてしまう。はじめは冒頭のような症状から始まり、さらに悪化すると痙攣や過呼吸を発症して最終的には心を閉ざして異常な言動をとるようになる。

とにかく何も考えず休むことを優先すべきですが、真面目な人ほどそれができない。周囲の人が気づいて「休んでいいよ」と伝えることが大切です。しかし、本人は平気なふりをして頑張り続ける。(※65歳以上の高齢者の場合は、休ませながら無理のない程度に活動を促す取り組みが必要になります)
 

信じ抜く

悩みに向き合うことができれば、人は必ず立ち直ることができる。しかし、本人が悩みを抱え込んでしまうと、周囲の人は待つのみだ。回復までとても時間がかる。

支える側は共倒れしないように、常に体調を整えなければなりません。最近の睡眠不足の原因は、主に3つです。

  1. 側にいてあげられない不安: ネガ
  2. 病院への不信感: ネガ
  3. 元気になってほしい気持ち: ポジ

1は別れ際に悲しい顔をされたので、それが脳裏に焼き付いて離れなくなった。あまりにもつらくて苦しかった。考えないようにしても何度でも現れるので、自分の脳に「あれ、実はトイレを我慢してたんだよ」と心の中で言い聞かせたら消えた。次回は、玄関ではなく勝手口から帰ってみよう。

ちなみに花粉症も、脳に「ありがとう。でもそんなに鼻水を出さなくていいよ」と心の中で言い続けたら酷くなくなった。同じ人いるかな。暗示療法というみたいだ。

2は本人が「病院が嫌だ」と口にしていたから。処方箋の中に詳細不明な項目があり、インターネットで調べたら色々分かって少し気持ちが楽になった。今後は薬の効能や副作用などを勉強して、病院に質問できるようにしておこう。処方箋の写真を撮っておいてよかった。

3は質の良い悩みだと思う。しかし、この願いを本人に絶対に伝えてはいけない。時には叱咤激励も必要だが、行動で十分伝わっているのだから、本人に余計なプレッシャーを与えるべきではない。

さあ、一旦考えるのをやめて、桜の写真でも撮って運動しなきゃね。

どうしても眠れないときは・・・
  1. 飲酒は寝る3時間前まで
  2. 手足裏をマッサージして血行を良くする 
  3. 猫のように気がついたら体をストレッチする
  4. 枕の向きを確認する
  5. コップ2杯の水を寝る前に飲む
  6. 健康補助食品の「ビタミンD3」を一週間摂取する 
  7. ニュース系アカウントをブロックする
  8. 寝室の明かりを無くす
  9. 波や雨の音など環境自然音を低音量で再生する