2020年12月15日火曜日 更新:

Olympus Workspaceでモノトーン現像

GM1でモノクロの世界に入門したばかりですが、すこし理解が深まったタイミングでOM-DやPENの設定を確認したところ、パナソニックと同じ機能で「モノトーン」がありました♪

なにそれ、お洒落な呼び名だ


モノトーンとは

オリンパスの「モノトーン」モードは、2005年11月発売のデジタル一眼レフカメラE-500からデジタルフィルター効果など機能が豊富になったようだ。

 

あれ、E-500って「スポット測光ハイライト&シャドウコントロール」がデジタルで復活した機種です。これは運命的なものを感じてしまう。モードダイヤルのPASMモードで、スーパーコンパネからピクチャーモード「[M]モノトーン」を選択すると、以下のサブメニューが表示される。


  • シャープネス:±2
  • コントラスト:±2
  • フィルター効果(Filter):None:無し、Ye:黄、Or:オレンジ、R:赤、G:緑
  • 調色(Tone):None:無し、S:セピア、B:青、P:紫、G:緑 ※ここはパナソニックと考え方が異なる

 

オリンパスのフィルター効果の解説によると、自然なコントラストは黄、それ以外は夕日であればオレンジ、紅葉は赤、新緑の季節は緑というように、強調したい色に合わせて選択すべしとあります。しまった、次回はもっとフィルター効果を考えて選んでみよう。

調色を暖色〜寒色で仕上げることを「モノクローム」、調色を様々な色で仕上げることを「モノトーン」 と呼べばいいのかな?GM1は暖色〜寒色を±で微調整できるが、OM-DとPENはN:無し(白黒)、セピア、青、紫、緑の中から選択する方式です。

昔はインクの品質が悪かったので、紙に印刷すると時間の経過と共に色褪せた。それが暖色やセピア調を古臭く感じる理由だろう。男性は寒色系、女性は暖色系が似合うとかセオリーがあるかもしれない。

オリンパス80周年記念モデルの「PEN-F」だけは、ボディ前面のダイヤルでMONOを選択後にピクチャーモードで[モノクロプロファイル]を設定すると、前後ダイヤルと切替レバーで上記の調整をダイレクトに変更できるこだわりの逸品だ。 →2021年6月25日発売の「PEN E-P7」でも使えるようになりました。



試写の前に

まずは過去写真をOlympus Workspaceでモノトーン現像してみました。ふむふむ、どうやら白黒が映える被写体・シーンがあるようです。


monotone + green filter

monotone + green filter

monotone + yellow filter

monotone + red filter


 monotone + orange filter

モノトーン+フィルター効果を設定して幾つか現像しただけですが、白黒が似合う写真は大画面でずっと眺めていたくなるような不思議な感覚に陥った。

これが「単一(モノ)の色調(トーン)を嗜む」ということなのでしょうか。

理由は諸々ありそうだけど。また、所有機材を違う側面から見つめ直す良い機会となりました。
 
 
N→Ye→Or→R→G
 

 LUMIXのRAW現像ソフトも試してみましょう。