2019年11月20日水曜日 更新:

玄人好みの憎い奴!パナソニックMFT上位モデルの大型アップグレード

2019年11月19日(火)、パナソニックはMFTの上位モデル向けに新機能満載の大型ファームウェアアップグレードをリリースしました。




主な更新内容

注目は「動物認識AF」とG9の動画機能強化、そして白飛びしやすかった従来機種の問題を対策してきました。アウトドアや天体撮影で実用的な機能が目白押しで、「買わない理由はなんですか?」状態です。

 

 

更新内容表

更新内容
詳細
GH5S
G9
GH5
Profoto社製コマンダーとの互換性向上
  • Profoto社製コマンダー「Air Remote TTL-O/P」 「Profoto Connect-O/P」対応
    *すべての性能を保証するものではありません
AF性能の向上1
  • AFモードに「動物認識」を追加
  • 自動認識AFにおける主要被写体をジョイスティックのプッシュ操作で切り替え可能
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AF性能の向上2
  • AF-ON時の近距離の被写体を優先して合焦する「AF-ON:近側」、遠距離の被写体を優先して合焦する「AF-ON:遠側」機能を追加
  • AF設定時において、ピーキング機能が使用可能
  • クリエイティブ動画モード設定時または[記録枠表示]が「動画」に設定時に、ライブビュー時からのAF連続動作が可能
動画機能強化
  • 4K30p 4:2:2 10bitの内部記録に対応 ※29分59秒で記録停止
  • 4K60p 4:2:2 10bitのHDMIスルー出力に対応
  • 「輝度レベル設定」の設定値を追加
  • VFR機能に対応
  • HDR動画機能に対応
  • 別売アクセサリー「DMW-SFU1」によるV-LogL撮影および波形モニター(WFM)表示に対応
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機能追加1
  • ハイレゾモードにおいて、被写体ブレを低減する処理を行う「MODE2」を追加
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機能追加2
  • WBに[AWBw]を追加
  • 測光モードに[ハイライト重点測光]を追加
  • カスタムメニューに[基準露出レベル調節]を追加
  • 測光モードの基準露出レベルの調節を追加
  • [オートレビュー]の時間設定値に[0.5秒]を追加
性能改善1
  • MモードでISOオート設定時、[AF/AE LOCK]ボタンでAE LOCK動作できる
  • ライブビューブースト機能においてフレームレートを滑らかに表示しMFでピントを合わせやすくする[MODE1]を追加
性能改善2
  • 背面モニター消灯時に、前後ダイヤルでの絞り・シャッタースピード操作を可能
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安定性向上1
  • ダブルスロットのバックアップ記録機能において書き込み中に停止する不具合を修正
  • 縦位置撮影をしても、稀に画像が回転しない不具合を修正
安定性向上2
  • EVF120fps設定時、低照度環境下においてMF動作中の[AF-ON]押下後のAF動作安定性を向上
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安定性向上3
  • 動画撮影時の手ブレ補正の動作安定性を向上(※[手ブレ補正設定]の[電子補正(動画)]ON / [手ブレ補正ブースト(動画)] ON設定時)
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天体撮影向け機能

以前からパナソニックのLUMIXシリーズは天体撮影向けの機能である「ナイトモード」とポータブル赤道儀の使用時に便利そうな「可動ガイドライン」があります。フルサイズのS1シリーズにはオリンパスE-620に搭載されていた「ボタンイルミネーション」があり、とても魅力的で身悶えする毎日です。


パナソニック公式サイトより


ナイトモード

花火撮影や星空撮影は、暗闇に慣れた目を刺激しないように「赤色ライト」を使用します。液晶モニターが白色のままだと周りに気を使うので、ナイトモードをオンにして撮影に集中できるのは素晴らしい。

ナイトモード画面(GH5S/G9/GH5)
 
 
 
 

可動ガイドライン

オリンパス機では格子表示に赤色を設定して使用中です。しかし、星を拡大表示すると格子が消えてしまいます。そのため「ライブドリフト」は、アクリル板を自作するかパソコンが必須です。パナソニック機の「可動ガイドライン」も拡大表示すると消えてしまいますが、もしも今後のアップデートで拡大時でも使用できるようになれば、天体撮影でかなり有効な機能になります。

可動ガイドライン機能(GH5S/G9/GH5)

 


ボタンイルミネーション機能

パナソニックのフルサイズS1シリーズには、ボタンイルミネーション機能が搭載されています。ヘッドライト無しの状態で、暗闇で操作できるのは有り難い。是非、MFTのカメラにも搭載して欲しいですね。

ボタンイルミネーション機能(S1シリーズ)





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