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DNG形式とは
Digital Negative(デジタルネガティブ、DNG)は、米アドビシステムズによって開発されたRAW画像のファイル形式です。TIFF/EPをベースとし、標準的なメタデータ構造(EXIF、XMP、IPTCなど)を備える。拡張子は .dng で、2004年9月27日に発表されました。
主要な目的のひとつは、各メーカーが独自に定めているRAW形式の非統一性を解決して、互換性を向上させることです。しかし、ほとんどのカメラメーカーは依然として独自のRAW形式(NEF、CR3、ARW、ORF など)を採用しており、DNGは広く普及しているとは言えない状況です。
DNG形式に変換するメリット
DNGは、アドビが開発したオープン仕様のRAW画像フォーマットです。メーカー固有のRAW形式とは異なり、広く利用可能な形式になります。アドビのソフトウェアだけでなく、他のソフトウェアやハードウェアベンダーでも使用することができます。そのため、将来的に特定のRAWフォーマットが廃止される場合は、DNGに変換することで長期的な互換性を確保しやすくなります。
DNG形式は、RAWデータのピクセル情報に加え、多くのメーカーが追加しているメタデータを格納できます。ただし、「Adobe DNG Converter」を使用する際に、一部の独自メタデータは保持されず、高画質の画像処理に必要な基本情報のみが保存される場合があります。そのため、必要に応じて元のRAWファイルをDNGファイルに埋め込むことで、メーカー独自のメタデータを保持することが可能です。
DNG形式に対応するデジタルカメラ
- シグマ(sd Quattro H、fp、BF)、ペンタックス、リコー、ライカ、サムスン、Apple iPhoneのカメラがDNG形式を採用しています。
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CP+2025 シグマブースにて: 「LUMIX S9」がこのボディサイズ感だったらどんなによかったことでしょう。操作感はLUMIX GM1の「インテリジェントオートプラス」に近い印象でした。 |
Adobe DNG Converter
- ダウンロード及び使用方法(アドビシステムズ:Windows/macOS対応)
DNG変換時の注意事項
DNG変換時の設定は基本デフォルトでOKですが、用途に応じて細かく調整が可能です。「環境設定を変更」ボタンでカスタマイズできる代表的な設定は、以下の4項目です。- 互換性:Camera Raw4.6以前は圧縮率が低いが互換性が高い。最も確実なのはカスタムの下位バージョン:DNG1.1、非圧縮
- JPEGプレビュー:標準サイズまたはフルサイズを指定すると、プレビューがすぐ表示されるようになります。ただし、ファイル容量は増えます
- 圧縮/画像サイズ:非可逆圧縮を使用(ピクセル数を保持)をオンにすると、ORFファイル19MB→13MBまで縮小できます
- オリジナルRawファイルを埋め込む:長期保存する場合はチェックは必須です。ファイルの抽出は、メイン画面の「抽出」ボタンより行える
OM-3 RAWファイルの変換
最新のAdobe DNG Converter 17.2(DNG1.1、非圧縮)を使用して、OM-3のRAWファイルをDNG形式に変換できました。(3/16)
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DPReview OM-3 sample JPEG |
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DNG > Pixelmator Pro > JPEG |
更新履歴
- 2019/11/23、記事公開
- このコンバーターを使ってOM-D E-M5 Mark IIIのRAWデータを変換したところ、macOS Catalinaの写真appやプレビューが使用できるようになりました。デジタルカメラの独自RAWが使えるようになるまで、新製品の発売から約半年〜1年近く待たされるケースもあるため、急ぎの場合はDNGに変換してしまうのも手ですね。ただし、注意事項はあります
- ヒストグラム比較:最新のDNGコンバーター12でも微妙に違うのだが・・これが独自のメタデータが無視され基本情報だけが残るという話か。人間の視覚特性を利用して劣化が目立たないようになっているため、大きな圧縮率を得られる。オリンパスE-M1 Mark IIのRAWファイルでは、以下の結果となった。
- 2025/3/16、 OM SYSTEM OM-3対応