2019年5月2日木曜日

ワイヤレスライブカメラ自作、運用編

お遊びで設置した自作の吸盤式ワイヤレスライブカメラが家族に好評です。





主な仕様

 
  • ベースはAIY Vision Kit
  • ※SFTPサーバー対応
  • ※記録画像は時間毎にtar.gzでダウンロード可能
  • ※ソフトNDフィルター装備
※カスタマイズ項目

OSとMotionは2019年版を導入。最新バージョンを体験してみたかったというのが一番の理由です。サーバー用途の場合、AIYはOfficeなど不要ソフトが付属しているため、最新にするメリットがありました。AIボードとMotionソフトウェアの相性がすこぶる悪く、突然Motionがカメラデバイスにアクセスできなくなる不具合が発生。問題の切り分けのために、一旦AIボードとシャッターボタンは取り外しました。

Motionのセットアップ手順は、公式サイトのヘルプにすべて記載されています。Raspbianの固有なコマンドの多くは、下記サイトを参考にしました。感謝!




カメラのピント調整

購入したAIYキットには、カメラのピント調整用の治具が付属していません。オプション品のカメラを単体で追加購入すると付属する場合あり。カメラケーブルはB+用とZero用(白とオレンジ)があるので、購入の際は注意が必要です。

Raspberry Pi カメラモジュール用 レンズアタッチメント | Amazon




実際にライブ運用してわかったこと


時折、地域の家庭ごみが荒らされていたり、放置自転車の問題などを家族から聞いていました。相談していた交番のお巡りさんのご指導のもと、敷地内の駐車場にカメラを向けて設置してみたのだが、我が家にも勝手に入ってきて色々やっていたのでした(苦笑)


様々な気付き


ライブカメラが防犯に有効なことはすぐに分かった。軒下のライブカメラを継続してみると、どちらかというと我が家とつながりのある人達との交流を埋めるツールであることが見えてきた。

不思議な人の来訪はごく僅か。ゴミ回収がやりにくそうだからケースの位置を変えようかとか回覧板はあの少年だったか今度お礼を言おうとか。真面目に分析すると、日々の改善やコミュニケーションの向上に役立つ。

こうして、手軽に設置できて、スマホやPCで簡単に確認できるワイヤレス通信対応のカメラというのは我が家では必須となった。セキュリティカメラは、ドライブレコーダーやアイサイト等の車載カメラの次に一般普及しそうな気がしてきました。



外出先からの閲覧



ライブカメラの運用が軌道に乗ったところで、家族からの新たなご所望は外出先からの閲覧です。実家の両親にスマホから「見れるかな?」と紹介しようとしたが見れなかったとのこと。

我が家のルーターは、クライアントの固定IPアドレス割当、ポート変換およびDMZ設置機能が標準装備。MotionはLive stream設定内にBasic認証オプションが用意されており、お試し用途としては設定は簡単でした。暗号化など認証方式の改善の余地はあるものの、外出先から自宅の様子がみれるのはちょっと不思議な感じです。



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