2018年3月3日土曜日 更新:

CP+2018:実際にE-M1 Mark II に”あの”レンズつけてみた感想

毎年毎年、こういうことするからレンズ沼から抜け出せないんじゃないかという気もしますが。つい足を運んでしまうCP+2018でお触りしたレンズの感想など。

Fujifilm X-H1 + XF35mmF1.4 R
Fujifilm X-H1 + XF35mmF1.4 R

LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0

  • レンズ構成:15群21枚
  • 防滴処理:防塵防滴機構
  • 最短撮影距離:0.75m
  • 最大撮影倍率:0.5倍
  • フィルター径:67mm
  • 最大径x全長:Ø76×132mm
  • 質量:655g

開発発表時は、フォーサーズの50-200mm F2.8-3.5 SWDを連想させる焦点距離で話題になりました。パナソニック大三元レンズの一角を担う超望遠ズームレンズ。「非球面レンズ2枚による歪みのない忠実な描写と、UED/EDレンズを2枚ずつ採用して色滲みや色収差を抑えた高い描写力」とのことですが、実際に手にしてみると軽くて驚きます。

5月下旬発売予定だというのにE-M1 Mark IIに装着OKで、しかも「どうぞSDカードに記録してください」と言われて逆にビビった。 家に帰って200mm F4の画質を見て、室内なのに高コントラストのクッキリ画質におったまげでございます。

E-M1 Mark II + LUMIX LEICA 50-200mm F2.8-4.0 at 200mm F4.0

別売のテレコンバーター(1.4x/2.0x)が装着できるというのもポイントが高いです。M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PROと比較すると、ズーム時の伸びる鏡胴と三脚座が付かないのが欠点?オリンパス防塵防滴ボディとの相性も気になります。

E-M1 Mark II Ver.2.0で、PanasonicのレンズでもプロキャプチャーHが使えるようになったので、揺さぶられる人は多そうです。

最近のパナソニックは大型フードが流行り?





中一光学 SPEEDMASTER 25mm F0.95 (MFレンズ)

  • レンズ構成8群11枚
  • 防滴処理:なし
  • 最短撮影距離:0.25m
  • フィルター径:43mm
  • 最大径x全長:Ø54×55mm
  • 質量:230g 

E-M5(初代)、PEN E-PL6、E-PL5、E-PM2は装着不可。中一光学のSPEEDMASTERの25mm F0.95は、絞りリングがクリック音なしの無段階式で、ビデオ向きのレンズなのですが・・



液晶モニターでプレビューを見た瞬間、「えっ(・・;)」と声が漏れました。個人的には、暴れん坊の42.5mm F1.2より、25mmの描写の方が気に入りました。「使用場面によっては少しボケが煩くなるのが欠点」というのが口コミの情報。工夫次第で上位のレンズを食いそうな描写です。

中一光学は1984年に設立した中国のレンズメーカーで、日本で培った製造技術がこれらの製品を支えているようです。

E-M1 Mark II + SPEEDMASTER 25mm F0.95





LAOWA 7.5mm F2 MFT (MFレンズ)

  • レンズ構成9群13枚
  • 防滴処理:なし
  • 最短撮影距離:0.12m
  • フィルター径:46mm
  • 最大径x全長:Ø50×55mm
  • 質量:170g


昨年の夏に、突如マイクロフォーサーズ向けのレンズが登場した中国メーカーの「LAOWA」。日本の販売代理店は、ナノトラッカーでおなじみのサイトロンジャパン。ですが、Anhui ChangGeng Optical Technology社単独でブースを出していました。7.5mm F2 MFTは、ブラックとシルバーの2色展開。人気のカラーはブラックとのこと。

Anhui ChangGeng Optical Technology社は2013年に設立した中国のレンズメーカーで、日本やドイツメーカーのレンズ設計を担当した経験豊富なデザイナーが開発に携わっている模様。



かなり小さな鏡胴なので、ピントリングが回しづらい。大き目のMFTボディとは少し相性が悪いかも。照明に向けるとリング状のゴーストが現れたので、オールドレンズ的な楽しみ方ができるレンズか。パンフォーカスにしてパシャパシャ撮るのが楽しそう。



その他、昨年Kowaブースで参考出展していた「プロミナー90mm F2.5 Macro」は発売未定になったとのこと。シグマとコシナはソニーEマウントに注力?となると、マイクロフォーサーズはオリンパスとパナソニックの2強時代に突入だが、今後は中国メーカーの躍進に目が離せなくなりそうな予感がしたCP+2018でした。

@横浜みなとみらい駅周辺






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