2026年6月3日水曜日 更新:

独断と偏見で選ぶマイクロフォーサーズで使ってみたいキヤノンEFレンズ

独KIPONは、とんでもないアダプターを開発してくれたものである。

  • TruePDAFは、最新のLUMIXと同等のPDAF/IBISデータをカメラに伝達することで、AF速度を飛躍的に高めます。動画の3:07にあるように、OM-1の優れたAF性能により、1987年製のEFマウントレンズでも画面隅で瞬時にピントが合います。ただし、動作の安定性ではまだパナソニック機に一歩譲るのが現状です」 
  • 私たちがパナソニックを優遇していると思われるかもしれませんが、実際は逆です。パナソニック機での動作はすでに解決済みの課題ですが、現在最も開発リソースを注ぎ込んでいる最大のターゲットこそが、未開拓の領域であるOM機なのです。『純正レンズと遜色ないAF性能』という究極の目標に対し、現在のOM機はまだ完璧に到達しているとは言えません。しかし、すでに前例のない驚異的なレベルにまで仕上がっています」(26/6/3、Metabones CTO Bo-Ming Tong

  

進化の歴史

AFが実用レベルになったKIPON「EF-MFT AF ver.2.5」でも十分衝撃的だったが、2016年にMFT/APS-C上でフルフレームレンズに近い画角に補正して使用できるフォーカルレデューサーレンズ搭載のマウントアダプターが登場。2018年以降は様々なメーカーが参入して、競争が激化しています。

AF
  • 2015年6月、KIPONは世界初のEFレンズ-マイクロフォーサーズ HIGH SPEED AF電子マウントアダプター 「EF-MFT AF」 を発売
  • 2015年7月、メタボーンズはパナソニックユーザー向けに「MB_SPEM-m43-BM4」を発売
  • 2015年9月、KIPONは「EF-MFT AF」のAF速度&精度を向上した新ファームウェアVer.2.5を公開 
  • 2016年8月、KIPONはOM-Dに対応したフォーカルレデューサーアダプターの新商品「BAVEYES EF-MFT AF 0.7x for OM-D」を発売
  • 2018年以降、Commlite(コムライト)やViltrox(ビルトロックス)から、4群5枚の高品質フォーカルレデューサーレンズ内蔵アダプターが登場
  • 2020年7月、 VILTROXはAF精度・速度を改善した EF-M1 PRO を発売。👤非常に良く機能します。(OM SYSTEM OM-1にEF 24-70/4 LとEF 70-200/2.8 Lを装着した場合)フォーカスはやや遅いですが、比較的動きのある撮影にも使用できます。👤キヤノンマウントのレンズに最適なアダプターです(シグマやタムロンなどの他社製レンズでも、EFマウントであれば使用可能です)。このアダプターは、私がテストしたキヤノン製レンズと100%互換性があります。テスト対象レンズ:シグマ 18-35mm F/1.8 > OK、シグマ 28-78mm F/2.8 >OK、キヤノン 75-300mm USM > OK、キヤノン 50mm F1.4 >OK、テストカメラ:パナソニック G9、オリンパス E-M1 Mark III、どちらの場合も完璧に機能しました。(2026/2、VILTROX Online) 
  • 2020年11月、キヤノンは純正のフォーカルレデューサーレンズ「EF-EOS R 0.71x」を発売
  • 2024年7月、MetabonesはパナソニックGH7におけるオートフォーカス性能を飛躍的に向上(2024/7、Metabones) 
  • 2026年5月、 Metabones、MFT向け新技術「TruePDAF」を発表。Mark IIアダプターで純正レンズに匹敵するAFとIBISを実現(2026/5、Metabones) 
 
MF
  • 2015年、中一光学はMF専用でAPS-Cに特化した「Lens Turbo II」を発売(3群4枚)
  • 2017年、メタボーンズはオリンパスOMレンズ専用の「MB_SPOM-m43-BM3」を発売(4群5枚)
  • 2022年、LAOWAはMF専用の「LAOWA 0.7x Focal Reducer(for 24mm)EF-M43」を発売(1群3枚)

フルサイズレンズのF値が1段明るくなる?何それずるい!


製品比較表

キヤノンEF-MFT フォーカルレデューサーアダプターは、各社マウントアダプターメーカーから様々なタイプの製品が発売されています。

メーカー
名称
Speed Booster
XL 0.64x
Speed Booster
Ultra 0.71x
BAVEYES
EF-MFT AF 0.7x for OM-D
CM-AEF-MFT
Booster
EF-M2II
Lens Turbo II
搭載レンズ
米Caldwell 
Photographic
米Caldwell
Photographic
独IB/E OPTICS
n/a
n/a
n/a
レンズ構成
4群6枚
4群5枚
3群4枚
4群5枚
4群5枚
3群4枚
フォーカス
MF
MFT 焦点距離
スチル: x0.64x2
シネマ4K: x1.5
スチル: x0.71x2
スチル:x0.7x2
スチル: x0.71x2
スチル:x0.71x2
スチル: x0.726x2
MFT F値
F値x0.64
F値x0.71
F値x0.7
F値x0.71
F値x0.71
F値x0.726
互換性リスト
詳細 (Amazon)
詳細 (Amazon)
価格
100
100
50K¥
30K¥
20K¥
20K¥
※価格1万円前後のMFタイプは搭載するレデューサーレンズの品質が低いようなので進化した中一光学以外は未掲載

主な特徴

メタボーンズ製は、元々EFレンズを扱うことが多いパナソニックユーザー向けに開発しているため、OM-DやOM-1で使用する場合は前提条件が多い。しかし、干渉部分を削って使用されている方もいらっしゃるので、
 →干渉問題はMarkIIで改善。FRレンズ搭載モデルは高価ですが性能はピカ一です。 

  • 0.64xはEFフルサイズレンズ専用でパナソニック、BMPCCなどの動画向き
  • 0.71xはEFフルサイズレンズ専用でスチル向き
  • EF-Sレンズは各製品の仕様を要確認
  • 価格が安くなる順に逆光に弱く周辺が流れやすい傾向 →中一光学は2型でAPS-Cに特化して改善
  • MFTは画角をクロップして使用するため上記の問題が目立ちにくい
  • AF対応モデルは古いEFレンズほど正常に動作しないケースが多い
  • MB_SPEF-m43-BM2:OM-1と干渉しない。ジョグダイヤルボタンなし。BMCC外部電源は未サポート。製造中止
  • MB_SPEF-m43-BT3:OLYMPUS製ボディはPEN-F, E-PL7のみ対応
  • MB_SPEF-m43-BT4:0.71x Mark I、OM-1と干渉する。初代E-M1以外はC-AFの動作保証なし 
  • 動画 MB_SPEF-M43-BTD:0.64x Mark II、OMはサポートなし 
  • スチル MB_SPEF-m43-BTC:0.71x Mark II、OM-1に干渉しないように再設計! 
  • スチル MB_EF-m43-BT4:FRレンズなしMarkII、OMサポート、テレコン対応
  • 動画 MB_EF-m43-BT3FRレンズなしMarkII、OMサポート、テレコン対応、シネリグ設計 
  •  (参考)MB_SPOM-m43-BM3:OMレンズを直接装着できる派生モデルです。

TruePDAF編

メタボーンズのEF-MFTアダプターがMark IIに進化しました。FRレンズ搭載の「MB_SPEF-m43-BTC」使用時は、画角が広がりF値が約1段明るくなります。FRレンズなしのAFアダプター「MB_EF-m43-BT4」使用時は、画角とF値はそのままです。パナソニックのテレコン対応のため、望遠撮影に特化することができます。※OMは未確認
 
100本以上と言われても選ぶのが難しいので、海外の口コミ情報を集めてみました。 
 
  • LUMIX GH7で最も気に入ったレンズは、20年前に購入したCanon EF70-200L IS f2.8 USMレンズと、意外にもPanasonic Lumix G Vario 14-140mm F3.5-F5.6 でした。このビデオでは、ウェイマスで開催されたビーチモトクロスイベントで70-200mmレンズを徹底的にテストしました。あまりにも楽しかったので、14-140mmレンズを使うのを忘れてしまいました。しかし、このビデオを見れば、GH7で14-140mmレンズがどれほど優れた性能を発揮したかが分かります。本当に驚きました!Metabones Speed Booster Mark IのPDAFは、レンズによって動作が異なります。EF70-200mm IS 2.8Lでは、非常に良好です。EF50mm 1.4では、いいえ。EF24-70mm 2.8LとEF16-35mm 2.8Lは、どちらも良好です」(2024/11、Nick Stubbs) 
  • XLとUltra Mark Iをアップデートしたら、オートフォーカスがちゃんと動くようになったぞ!今のところ唯一の欠点はAFの音がうるさいことだけど、そんなことは気にしない!Sigma 24-35mm F2とSigma 18-35mmをテストした。近いうちにSigma 50mm F1.4とSigma 85mm F1.4、そしてSigma 24-105mm F4もテストする予定だ。楽しみだ!オリンパスの単焦点レンズ1.2キットとズームレンズ2.8キットをフルセットで持っているから、用途に合ったレンズを選ぶのが楽しみだ」(2024/7、Chris Flores
  • 裏庭でSigma 50-100mm F1.8レンズを絞り開放で使って家族の犬たちを追跡していたのですが、G9M2がちゃんと追跡できたことに興奮して飛び上がりました。これはSpeed Booster ULTRA Mark Iをアップデートしてからわずか10分後のことです。一部のレンズはあまりうまく機能しませんが、とはいえ擁護するわけじゃじゃないけど、これらのレンズはアダプターとの相性が良いとウェブサイトに記載されていません。それでも私はショックを受けています! M4/3 はさらに良くなり、使用できる Canon レンズの膨大な種類があります!! 将来的には、レンズで行われる微調整を修正していただければと思います。モーターがかなり大きな調整音を発します。これは Sigma レンズと Canon レンズで確認しましたが、なぜこのような微調整が行われるのかはわかりません。フレーム内では微調整が行われているのが見えませんが、非常に大きな音で、非常に静かな部屋では誰かのラペル マイクに拾われ、カメラに取り付けられたマイクでは非常に目立ちます」 (2024/7、SMGJohn
 
新ファームウェア「TruePDAF」を搭載したMark IIについては、6/3にMetabonesのCTO自ら発信されていましたので、噂情報に追記しました。


星空実写カタログ編

星空を撮影している人は、キヤノンのフルサイズ機とマイクロフォーサーズを併用している方が多いとよく聞きます。せっかくなので、悪魔の書として有名な西條善弘著「星空撮影&夜景撮影のための写真レンズ星空実写カタログ」からも名玉をピックアップしてみました。

メーカー
フルサイズ用交換レンズ
0.71x補正レンズ有り
SIGMA
14mm F1.8 DG HSM
10mm F1.2
ZEISS
Otus 1.4/28
20mm F1
キヤノン
EF35mm F1.4L II USM
25mm F1
SIGMA
50mm F1.4 DG HSM
35mm F1
ZEISS
Otus 1.4/55
40mm F1
TAMRON
SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2
50-142mm F2
ZEISS
Otus 1.4/85
60mm F1
TAMRON
SP 90mm F/2.8 Di Macro 1:1 VC USD
64mm F2
SIGMA
135mm F1.8 DG HSM
96mm F1.2
ZEISS
Milvus 2/135
96mm F1.4
SIGMA
APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
128mm F2
キヤノン
EF200mm F2L IS USM@キヤノンサポート
142mm F1.4

 
26/4/18、YouTubeの「月刊 天文ガイドチャンネル」にて、OM-3 ASTROとキヤノンのEFレンズ「EF200mm F1.8L USM@キヤノンミュージアム」の作例が紹介されています。このレンズの重さはなんと3kgです。
 
非常に特徴的なマウントアダプター形状で、これは「K&F Concept レンズマウントアダプター Pシリーズ KF-EFM43.P」でしょうか。Amazonで3,920円でした。5月号でこれらの作例が見れます。OM-3 ASTROの積層センサーは、冷却カメラより解像度がよいとは驚きです。
 
動画の最後に「MFTは明るい広角レンズが少ないので星景写真を撮る人にはちょっと厳しい。けれど、どうもそれを回避できる便利なものがあるらしいんです」と仰っています。それは6月号で見れるようです。おそらく、フォーカルレデューサレンズのことではないでしょうか。

 
 
光害カットフィルターは、OMの純正品ではなく「IDAS DTDフィルター」を使用されています。キヤノンの望遠レンズには後端にドロップインフィルタートレイがあり、EF 200mm F1.8L USMには48mm、EF 200mm F2L IS USMには52mmのフィルターが装着できる。ネイチャーショップKYOEI TOKYOの値段は以下の通りです。 
  • (参考)キヤノン純正 EF-EOSRドロップインマウントアダプター用「IDAS DTD(Dusk Till Dawn)・DRT」:37,400円
 
 


更新履歴
 
  •  独断と偏見で選ぶマイクロフォーサーズで使ってみたいキヤノンEFレンズTOP5の記事公開
  • DxOランキング編:
  • 他マウントであっても名玉は使ってみたいと思っているので、この機会に気になるEFレンズをピックアップしてみました。以下、DxOランキング上位に登場するレンズです。*今回のDxOMarkスコアは、MFTレンズと比較しやすいようにE-M1とほぼ同じスコアのEOS 1D Mark IVを指定しました。 
  • 5位:コシナ フォクトレンダー ULTRON 40mm F2 SLII N Aspherical
  • DxOMark Score: 21
  • Sharpness: 15
  • 44,000円
  • 230g 
  • キヤノンのパンケーキレンズの中でハイスコアをマークしているMFレンズ。全長24.5mmの薄型設計で小型のMFTボディと相性の良いサイズだ。レンズ構成は変形ガウスタイプを採用。両面非球面レンズと超高屈折率ガラスの採用により、絞り開放でも鋭い切れ味となめらかなボケ味を実現する。MFTではLUMIX G 20mm F1.7クラスのレンズ。0.71倍のフォーカルレデューサーアダプターでは28mm F1.4となる。
※写真はニコンAi-s用
  • 4位:EF 35mm F2 IS USM
  • DxOMark Score: 23
  • Sharpness: 10
  • 58,000円
  • 335g 
  • 2012年にリリースされた銘レンズ。手ブレ補正効果はシャッタースピード換算で約4段分の補正効果を実現。周辺減光が目立つようだがボケ味が自然で美しいと評判のレンズである。MFTではLUMIX LEICA 25mm F1.4、M.ZUIKO 45mm F1.8クラスのレンズ。0.71倍のフォーカルレデューサーアダプターでは25mm F1.4となる。


  • 3位:EF 85mm F1.2L USM
  • DxOMark Score: 26
  • Sharpness: 15
  • 中古相場70,000円
  • 1,025g
  • 1989年に発売された独特な鏡胴が印象的な中望遠レンズ。既に生産終了品で、現行のIIとの違いはAFが遅く円形絞りではないとの事だが、DxOMarkのスコアは圧倒的にIの方が上である。MFTではノクチクロン、M.ZUIKO 75mm F1.8クラスのレンズ。0.71倍のフォーカルレデューサーアダプターでは60mm F0.85となる。



  • 2位:EF 135mm F2L USM
  • DxOMark Score: 26
  • Sharpness: 15
  • 95,000円
  • 750g
  • フォーサーズの名玉であるZD 150mm F2.0は、質量が1,550gで価格が230K¥。結構、真面目に検討すべきではないかと思わせるレンズだ。美しいボケ味と0.9mの最短撮影距離を活かしたポートレート撮影に適している。MFTではノクチクロン、M.ZUIKO 75mm F1.8クラスのレンズ。0.71倍のフォーカルレデューサーアダプターでは96mm F1.4となる。

  • 1位:Zeiss Otus 1.4/85 ZE
  • DxOMark Score: 26
  • Sharpness: 10
  • 392,000円
  • 1,150g
  • いつかは手にしてみたい "究極" のMFレンズ。レンズはアポクロマート仕様のため、色収差(軸上色収差)は特殊硝材の分散ガラスによって補正され、画像上の明暗の移行部やハイライトにおいて色にじみ無く再現される。0.71倍のフォーカルレデューサーアダプターでは58mm F1となる。


© 43デジカメ*ラボ — https://456dslr.blogspot.com/

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