2023年3月27日月曜日 更新:

独断と偏見で選ぶマイクロフォーサーズで使ってみたいキヤノンEFレンズTOP5

独KIPONは、とんでもないアダプターを開発してくれたものである。

進化の歴史

AFが実用レベルになったKIPON「EF-MFT AF ver.2.5」でも十分衝撃的だったが、2016年にMFT/APS-C上でフルフレームレンズに近い画角に補正して使用できるフォーカルレデューサーレンズ搭載のマウントアダプターが登場。2018年以降は様々なメーカーが参入して、競争が激化しています。

AF
  • 2015年6月、KIPONは世界初のEFレンズ-マイクロフォーサーズ HIGH SPEED AF電子マウントアダプター 「EF-MFT AF」 を発売
  • 2015年7月、メタボーンズはパナソニックユーザー向けに「MB_SPEM-m43-BM4」を発売
  • 2015年9月、KIPONは「EF-MFT AF」のAF速度&精度を向上した新ファームウェアVer.2.5を公開 
  • 2016年8月、KIPONはOM-Dに対応したフォーカルレデューサーアダプターの新商品「BAVEYES EF-MFT AF 0.7x for OM-D」を発売
  • 2018年以降、Commlite(コムライト)やViltrox(ビルトロックス)から、4群5枚の高品質フォーカルレデューサーレンズ内蔵アダプターが登場
  • 2020年11月、キヤノンは純正のフォーカルレデューサーレンズ「EF-EOS R 0.71x」を発売
 
MF
  • 2015年、中一光学はMF専用でAPS-Cに特化した「Lens Turbo II」を発売(3群4枚)
  • 2017年、メタボーンズはオリンパスOMレンズ専用の「MB_SPOM-m43-BM3」を発売(4群5枚)
  • 2022年、LAOWAはMF専用の「LAOWA 0.7x Focal Reducer(for 24mm)EF-M43」を発売(1群3枚)

フルサイズレンズのF値が1段明るくなる?何それずるい!


製品比較表

キヤノンEF-MFT フォーカルレデューサーアダプターは、各社マウントアダプターメーカーから様々なタイプの製品が発売されています。

メーカー
名称
Speed Booster
XL 0.64x
Speed Booster
Ultra 0.71x
BAVEYES
EF-MFT AF 0.7x for OM-D
CM-AEF-MFT
Booster
EF-M2II
Lens Turbo II
搭載レンズ
米Caldwell 
Photographic
米Caldwell
Photographic
独IB/E OPTICS
n/a
n/a
n/a
レンズ構成
4群6枚
4群5枚
3群4枚
4群5枚
4群5枚
3群4枚
フォーカス
MF
MFT 焦点距離
スチル: x0.64x2
シネマ4K: x1.5
スチル: x0.71x2
スチル:x0.7x2
スチル: x0.71x2
スチル:x0.71x2
スチル: x0.726x2
MFT F値
F値x0.64
F値x0.71
F値x0.7
F値x0.71
F値x0.71
F値x0.726
互換性リスト
詳細 (Amazon)
詳細 (Amazon)
価格
100
100
50K¥
30K¥
20K¥
20K¥
※価格1万円前後のMFタイプは搭載するレデューサーレンズの品質が低いようなので進化した中一光学以外は未掲載

主な特徴

メタボーンズ製は、元々EFレンズを扱うことが多いパナソニックユーザー向けに開発しているため、OM-DやOM-1で使用する場合は前提条件が多い。しかし、干渉部分を削って使用されている方もいらっしゃるので、高価ですが性能はピカ一のようです。 

  • 0.64xはEFフルサイズレンズ専用でパナソニック、BMPCCなどの動画向き
  • 0.71xはEFフルサイズレンズ専用でスチル向き
  • EF-Sレンズは各製品の仕様を要確認
  • 価格が安くなる順に逆光に弱く周辺が流れやすい傾向 →中一光学は2型でAPS-Cに特化して改善
  • MFTは画角をクロップして使用するため上記の問題が目立ちにくい
  • AF対応モデルは古いEFレンズほど正常に動作しないケースが多い
  • MB_SPEF-m43-BT3:OLYMPUS製ボディはPEN-F, E-PL7のみ対応
  • MB_SPEF-m43-BT4:OM-1と干渉する。初代E-M1以外はC-AFの動作保証なし
  • MB_SPEF-m43-BM2:OM-1と干渉しない。ジョグダイヤルボタンなし。BMCC外部電源は未サポート。製造中止
  •  (参考)MB_SPOM-m43-BM3:OMレンズを直接装着できる派生モデルです。

DxOランキング編

他マウントであっても名玉は使ってみたいと思っているので、この機会に気になるEFレンズをピックアップしてみました。以下、DxOランキング上位に登場するレンズです。*今回のDxOMarkスコアは、MFTレンズと比較しやすいようにE-M1とほぼ同じスコアのEOS 1D Mark IVを指定しました。 
 
5位:コシナ フォクトレンダー ULTRON 40mm F2 SLII N Aspherical
  • DxOMark Score: 21
  • Sharpness: 15
  • 44,000円
  • 230g 

キヤノンのパンケーキレンズの中でハイスコアをマークしているMFレンズ。全長24.5mmの薄型設計で小型のMFTボディと相性の良いサイズだ。レンズ構成は変形ガウスタイプを採用。両面非球面レンズと超高屈折率ガラスの採用により、絞り開放でも鋭い切れ味となめらかなボケ味を実現する。MFTではLUMIX G 20mm F1.7クラスのレンズ。0.71倍のフォーカルレデューサーアダプターでは28mm F1.4となる。


※写真はニコンAi-s用



4位:EF 35mm F2 IS USM
  • DxOMark Score: 23
  • Sharpness: 10
  • 58,000円
  • 335g 

2012年にリリースされた銘レンズ。手ブレ補正効果はシャッタースピード換算で約4段分の補正効果を実現。周辺減光が目立つようだがボケ味が自然で美しいと評判のレンズである。MFTではLUMIX LEICA 25mm F1.4、M.ZUIKO 45mm F1.8クラスのレンズ。0.71倍のフォーカルレデューサーアダプターでは25mm F1.4となる。



3位:EF 85mm F1.2L USM
  • DxOMark Score: 26
  • Sharpness: 15
  • 中古相場70,000円
  • 1,025g

1989年に発売された独特な鏡胴が印象的な中望遠レンズ。既に生産終了品で、現行のIIとの違いはAFが遅く円形絞りではないとの事だが、DxOMarkのスコアは圧倒的にIの方が上である。MFTではノクチクロン、M.ZUIKO 75mm F1.8クラスのレンズ。0.71倍のフォーカルレデューサーアダプターでは60mm F0.85となる。





2位:EF 135mm F2L USM
  • DxOMark Score: 26
  • Sharpness: 15
  • 95,000円
  • 750g

フォーサーズの名玉であるZD 150mm F2.0は、質量が1,550gで価格が230K¥。結構、真面目に検討すべきではないかと思わせるレンズだ。美しいボケ味と0.9mの最短撮影距離を活かしたポートレート撮影に適している。MFTではノクチクロン、M.ZUIKO 75mm F1.8クラスのレンズ。0.71倍のフォーカルレデューサーアダプターでは96mm F1.4となる。




1位:Zeiss Otus 1.4/85 ZE
  • DxOMark Score: 26
  • Sharpness: 10
  • 392,000円
  • 1,150g

いつかは手にしてみたい "究極" のMFレンズ。レンズはアポクロマート仕様のため、色収差(軸上色収差)は特殊硝材の分散ガラスによって補正され、画像上の明暗の移行部やハイライトにおいて色にじみ無く再現される。0.71倍のフォーカルレデューサーアダプターでは58mm F1となる。



 

Amazonでおすすめのレンズ編

以下は、Amazonでフォーカルレデューサーアダプターと一緒におすすめに出てくるレンズです。
 


星空実写カタログ編

星空を撮影している人は、キヤノンのフルサイズ機とマイクロフォーサーズを併用している方が多いとよく聞きます。せっかくなので、悪魔の書として有名な西條善弘著「星空撮影&夜景撮影のための写真レンズ星空実写カタログ」からも名玉をピックアップしてみました。

メーカー
フルサイズ用交換レンズ
0.71x補正レンズ有り
SIGMA
14mm F1.8 DG HSM
10mm F1.2
ZEISS
Otus 1.4/28
20mm F1
キヤノン
EF35mm F1.4L II USM
25mm F1
SIGMA
50mm F1.4 DG HSM
35mm F1
ZEISS
Otus 1.4/55
40mm F1
TAMRON
SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2
50-142mm F2
ZEISS
Otus 1.4/85
60mm F1
TAMRON
SP 90mm F/2.8 Di Macro 1:1 VC USD
64mm F2
SIGMA
135mm F1.8 DG HSM
96mm F1.2
ZEISS
Milvus 2/135
96mm F1.4
SIGMA
APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
128mm F2
キヤノン
EF200mm F2L IS USM@キヤノンサポート
142mm F1.4

 
26/4/18、YouTubeの「月刊 天文ガイドチャンネル」にて、OM-3 ASTROとキヤノンのEFレンズ「EF200mm F1.8L USM@キヤノンミュージアム」の作例が紹介されています。このレンズの重さはなんと3kgです。
 
非常に特徴的なマウントアダプター形状で、これは「K&F Concept レンズマウントアダプター Pシリーズ KF-EFM43.P」でしょうか。Amazonで3,920円でした。5月号でこれらの作例が見れます。OM-3 ASTROの積層センサーは、冷却カメラより解像度がよいとは驚きです。
 
動画の最後に「MFTは明るい広角レンズが少ないので星景写真を撮る人にはちょっと厳しい。けれど、どうもそれを回避できる便利なものがあるらしいんです」と仰っています。それは6月号で見れるようです。おそらく、フォーカルレデューサレンズのことではないでしょうか。

 
 
光害カットフィルターは、OMの純正品ではなく「IDAS DTDフィルター」を使用されています。キヤノンの望遠レンズには後端にドロップインフィルタートレイがあり、EF 200mm F1.8L USMには48mm、EF 200mm F2L IS USMには52mmのフィルターが装着できる。ネイチャーショップKYOEI TOKYOの値段は以下の通りです。 
  • (参考)キヤノン純正 EF-EOSRドロップインマウントアダプター用「IDAS DTD(Dusk Till Dawn)・DRT」:37,400円
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